山陰本線駅巡りの前にニュースをお伝えします。京阪電鉄は昨日、京阪大津線の4駅を来年3月に改称することを発表しました。「浜大津駅」は「びわこ浜大津駅」に、「別所駅」は「大津市役所前駅」に、「皇子山駅」は「京阪大津京駅」に、「坂本駅」は「坂本比叡山口駅」に改称されます。大津市が現在推し進めている第2期観光交流基本計画の中心的な考え方である「オンリーワンの琵琶湖を活用した観光の活性化」に賛同したためで、「琵琶湖、比叡山の観光客のスムーズなご移動と、沿線のお客様の乗換利用の促進を目的」としたということです。
では、本題に。15時46分発の178D(キハ47 1012+キハ47 15)で柴山駅を出発。但馬の日本海に別れを告げて。
2分遅れの16時24分に玄武洞駅に到着。交換可能駅で、対面式ホーム2面2線の構内です。
それでは駅舎撮影。昭和56年12月築のカプセル駅舎です。トイレは汲み取り式です。
一旦駅舎の中へ。3人分座れるベンチがあるだけです。
時刻表を。上下それぞれ15本ずつです(土休日運休の1往復を含む)。
47分の滞在時間で周辺散策。県道9号を挟んで向かいには玄武洞への渡し船の乗り場が。営業時間は一応9:00~17:00ということになっていますが、この時期はお休みのようでした。
城崎温泉方面に歩を進めると「国民宿舎」が。営業している様子はなく、いわば廃墟です。
県道9号には歩道がなく、進むのも命がけ。8分ほど歩くと「海の駅」に到着。お土産を調達してきました。
駅に戻るとすっかり日が暮れなずんできましたが、西口へ。かつて駅舎があったような感じの駅前広場ですが、階段と駐輪場があるだけです。
17時11分発の181D(キハ47 15+キハ47 1012)で城崎温泉駅へと折り返します。
折角なので、地蔵湯へ。大きな湯船が1つだけでしたが、しっかり旅の汗を流してきました。帰りにさとの湯の足湯も制覇。
18時22分発の182D(キハ40 2007+キハ47 139+キハ47 1)で豊岡に出た後、444M(113系S04編成)に乗り継いでかに寿司で夕食タイム。
その113系S04編成の車内をご覧下さい。狭いセミクロスシートです。
ウィーラートラベルS3522便に乗り継ぐため、1154M(223系F15編成)~282M(221系K14編成)と乗り継いで京都に出た後、奈良線671M(103系NS412編成)に乗り継いで東福寺へ。乗車券が京都市内までではなかったので、140円の乗り越し運賃をしっかり取られました。
その後、京阪電車(7200系7201F)で祇園四条に出た後、そのS3522便(和泉200か15-92)で一夜を過ごし、信越線228D(キハ110-212+キハ110-213+キハ110-214)で新津に帰還しました。
「山陰本線全駅下車への道・第2回」は以上です。今回は、但馬地方の非電化区間を中心に巡ってきました。「第1回」で巡った電化区間とは異なり、交換設備撤去駅が3駅にも上り、同じ山陰本線とはいえ落差を感じました。列車本数が極端に少ない益田~長門市間を巡ると一層落差を感じるでしょう。
山陰本線といえば、先週末には但馬地方や鳥取県内では大雪に見舞われました。城崎温泉では停電が発生し、外湯が4施設も臨時休湯を余儀なくされ、城崎温泉駅では運転された臨時特急がぎゅうぎゅう詰めとなりました。また、青谷駅にて米子行き普通列車が大雪のため10日夜から22時間も立ち往生したことは記憶に新しいでしょう。私は全国の駅を巡っているので対岸の火事ではありません。あの時大雪に見舞われなくてよかったなと胸をなで下ろしているところです。
さて、日本の鉄道界を見てみますと、烏山線のキハ40系や仙台地区の719系などがいよいよ終焉を迎えます。次は、仙台の719系についてお伝えします。
最後までお読みいただきありがとうございます。