字のごとく「季節を分ける」ことから節分と言われています。
現在では、節分と言えば立春の前日だけを指すようになりましたが、本来は、季節の始まりを示す立春、立夏、立秋、立冬の前日は、いずれも節分なのです。
それでは、なぜ立春の前日の節分だけが現在も残っているのでしょうか?
旧暦では、この日は、元日で「春節」といい、年の始まりなのです。
”立つ”と言うのは、”始まり”の意で、「立春」は、年の始まりなのです。
つまり、旧暦では、春の節分は、1年の節分のなかでも重要な位置を占めたのです。
なぜ、”豆まき”をするのでしょうか?
穀物や果実には「邪気を払う霊力」があると考えられており、豆を蒔くことで豆の霊力により邪気を祓い、福を呼び込むと考えられていました。
節分には、イワシの頭を門に置きますが、これは、イワシの頭の悪臭で、邪気が家に入るのを防ぐという意味があるそうです。
恵方については、当ブログの2010年2月3日と4日付けでも書いていますので、興味のある方は、ご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/ganbaro433/e/5443f3e79c86ee935aa1424ec1a9f6b9
節分に「恵方を向いて太巻きを食べる」というのは、関西が発祥の地で、海苔屋の宣伝から始まったのは有名ですが、最近は関西のみならず、各地に広がっているようです。
ちなみに、今年の恵方は「南南東」です。