指定席が15秒で前売りが売り切れたと報道された九州新幹線の期待度は、今後どのようになるのか見ものです。
以下、僕の独断と偏見で東北新幹線と合わせて比較してみます。
午前6時の新大阪発鹿児島中央駅行き下り「みずほ」の一番列車の指定席306枚が15秒で売れたそうです。(インターネット予約は3月5日から)
東海地方から中国地方にかけての太平洋沿岸の人にとって「N700系」の新幹線は、珍しくないのですが、九州の人は、その感覚はかなり違うようです。
九州新幹線「みずほ」「さくら」という名前よりは、「のぞみ」とか「ひかり」「こだま」という新幹線の代名詞の名前に憧れを抱いているようです。
もっとも、九州人が新幹線に乗って大阪まで行くのかという話もあるほど、関心が薄いのではないかと言われています。
九州人にとっては博多が都であり、もっと東のほうと言えば大阪より東京の方が関心が高いのではないでしょうか?
元々、大阪ー九州の直通列車は「さくら」だけの予定だったのが、突如、「みずほ」という名前が飛び出し、沿線の知事連中からも総すかんを食い、九州人は、愛着が希薄なのではないでしょうか?
いっそのこと、東京ー鹿児島まで「のぞみ」を直通で走らせないものなのでしょうか?
どうしても新大阪か博多で乗り換えなくてはならないのは、利便性から、また飛行機からの乗客を奪うことは出来ないでしょう。
時間的にも費用的にも、そして高速道路の通行料による競争にも負けるのではないでしょうか?
新幹線の乗客数は、平成20年の記録では・・・
東海道新幹線 552.6Km 1310万2000人
九州新幹線 137.6Km 85万7000人
東北新幹線 631.9Km 1639万8000人
この数字を見れば、如何に東北新幹線の乗客数が多いのか分かります。
E5系 ”はやぶさ” ”はやぶさ”には、フアストクラスが・・・・ 「グランクラス」
東北新幹線は、新青森までの延伸にともない、新規車両を投入し、今までのグリーンを越える豪華車両もあり、飛行機や自動車に逃げる乗客を引きとめる努力があり、興味を繋げるているのに、山陽新幹線、九州新幹線にはそれがないのが寂しい限りです。
九州新幹線は、鹿児島から延びることは出来ませんが、東北新幹線は、北海道という観光地に伸びる楽しみがあります。(東京から直通で行ければの話ですが・・・・)
九州新幹線 ”さくら弁当” 東北新幹線 ”はやぶさ弁当”
どちらが おいしいのでしょうか?・・・・
「N700系」は雪の中が弱く、その点では「E5系」「E6系」に軍配があがりますが、カーブの多い東海道新幹線に果たしてE5系が走れるのでしょうか?
16両で走るN700系と10両+こまちE6系で走るE5系では、N700系の方が座席数が多く大量輸送では、N700系に軍配が上がります。
このように単純比較出来るものではありませんが、将来的にどうなるのか、またどうしようとしているのか、一番大事なのは、速度よりも安全輸送なのです。
九州新幹線については、拙ブログ2010年12月12日に書いていますので、参考にしていただければ幸甚です。
http://blog.goo.ne.jp/ganbaro433/d/20101212