昭和40年9月24日、国鉄の全国主要駅と交通公社営業所に「みどりの窓口」が設置されました。その年の10月1日から本格稼動しました。
伊丹駅の「みどりの窓口」
「みどりの窓口」という名称は、この窓口で発券される切符が薄い緑色をしていることによるらしいです。別にグリーン券を発券するという説もあります。
今までは、例えば、国鉄の特急で大阪発鹿児島行きの列車の場合、誰かが大阪から広島まで指定券を購入したとすると、その座席は広島から博多までの乗車希望者がいても販売することが出来ませんでした。
ところが、この「みどりの窓口」の開業によってそれが一変しました。
これは、マルスが設置されていて、JRの乗車券(特急券・指定券など)を発券出来るようになりました。つまりコンピューターで一括管理され、どの列車でどの指定券がどこからどこまでの区間が空いているが分かるようになったのです。
この「みどりの窓口」に置かれているMARS-102端末の操作により、指定券は1分ほどで発行できます。
もちろん、このシステムは当時は画期的なもので、この他に、郵便局の郵便番号読み取り機の導入や気象庁の電算処理による天気予報システムなどが続々出来てきました。
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