湧き水に異常気象を知らざるか 映し身に恋うラッパズイセン
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Narcissus という学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッ
ソスに由来する。神話によると、ナルキッソスは、その美しさに
さまざまな相手から言い寄られたものの、高慢にはねつけ恨みを
買い、ついには、そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神ネメ
シスにより、水鏡に映った自分自身に恋してしまった。水面の中
の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼はそ
のまま憔悴して死ぬ。そして、その体は水辺でうつむきがちに咲
くスイセンに変わった、というものである。だからこそスイセン
は水辺であたかも自分の姿を覗き込むかの様に咲くとされる。
みーんながこっちを向いてるね幼子が言うラッパズイセン
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健康のためにウォーキング庄堺公園の帰りのコースは決まって日
本名水百選の十王の水に立ち寄るが、そこに咲く水仙が湧き水を
見下ろすかのように美しく咲いている。花言葉は「あなたを待つ・
自尊・報われぬ恋」。
ラッパスイセンまたはラッパズイセン(喇叭水仙:Narcissus pseu-
donarcissus)は、ヒガンバナ科スイセン属(スイセン)の1種。花
は黄色で、内側の花被片がラッパのように突き出ている。西ヨー
ロッパのスペイン、ポルトガルからドイツ、イギリスにかけてに
分布する。リーキとともにウェールズの国花の1つである。日本で
は、ニホンズイセンが古来に中国を経由して渡来したといわれて
いる。分布は、本州以南の比較的暖かい海岸近くで野生化し、群
生が見られる。越前海岸の群落が有名であり、福井県の県花とも
なっている。曼珠沙華と同様に有毒植物で毒成分のリコリン(lyco-
rine)を持つ。全草が有毒だが、鱗茎に特に毒成分が多い。スイセ
ンの致死量は10gである。食中毒症状と接触性皮膚炎症状を起こす。
葉がニラとよく似て、ニラと間違えて食べ中毒症状を起こすとい
う事件が時々報告、報道されているので要注意。
水仙に光微塵の渚あり 水原秋桜子
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『熊野本宮大社』
日本のプロバンスすさみ町で、「猪垣を壊し、古道をまたいでモ
ノレールが設置された現場の状況を確認するJR西日本和歌山支社
社長が謝罪(和歌山県すさみ町和深川)」(紀伊民報)が報じられ
た。もうひとつ、すさみ町は海底ポストでも話題になっている。
海底ポストは、1999年4月に南紀熊野体験博でのイベントの一つと
して、すさみの郵便局局長の発案で設置された。設置場所は、和
歌山県のすさみ町の枯木灘海岸、岸から100m、水深10mの海底。
南紀熊野体験博(平成11年4月から9月まで開催)を契機にすさみ
町マリンスポーツフェスティバル実行委員会が設置。2002年にギ
ネスブックに「世界一深いところにあるポスト」として認定され
た。ダイビングに訪れたダイバーが、ビーチダイビングスポット
に設置した「海中郵便ポスト」に投函、海からそのまま回収した
葉書は、すさみ郵便局から全世界に発送されという。プロバンス
繋がりで書いたのではない。疲れを癒すために熊野古道を散策す
る計画中の偶然。黒潮洗う太平洋と、深緑の山々に囲まれた、温
暖で自然豊かな港町で、27kmにおよぶ海岸線は、熊野枯木灘海
岸県立自然公園に指定され、また、イノブタ発祥の地としても知
られ、昭和61年5月に建国されたミニ独立国「イノブータン王
国」のすさみ町を堪能しようと思っている(日帰りだから相当き
ついと覚悟し臨む)。
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1973年10月6日に第四次中東戦争が勃発。石油輸出国機構(OPEC)
に加盟のペルシア湾岸産油6カ国が、原油公示価格の21%引き上げ
と原油生産の削減とイスラエル支援国への禁輸を決定。さらに12
月には、翌1974年1月より原油価格を2倍に引き上げ決定を契機に
した。第一次オイルショックが発生。これに対し国民生活安定緊
急措置法・石油需給適正化法を制定し事態の深刻化に対応した。
日本はニクソン・ショックから立ち直りかけていた景気を直撃。
前年からの列島改造ブームによる地価急騰で急速なインフレが発
生していた上に、オイルショックで相次いだ便乗値上げなどでイ
ンフレが加速され、国内の消費者物価指数で1974年は23%上昇し、
「狂乱物価」という造語まで生まれた。
その当時、労働組合の執行委員として反インフレ闘争を組織して
いたが、そもそも「インフレとはなにか」を考えた。通貨供給の
弛緩(=増発)から、信用恐慌(=信用収縮)の連鎖反応、さら
には根底にある世界的な政治経済の幻想基軸としての‘地下化石
燃料本位制’としてとらえた。その当時の記憶では、偶然で、ま
ったく面識がない政治家運動家の三上治の考えと軌を一にしてい
た(それ以降も彼の出版物には目を通していたが、それ以上の接
点はない)。
1984 Apple's Macintosh Commercial
その延長として80年代以降は、原子力、風力、太陽光、地熱等
による克服に、‘先端技術本位制’に基軸が移行すると想定した
が、84年のマッキントシュに象徴される‘デジタル革命’の勃
興を経験することになる。つまり、的中することになったのだが
それはもっと後の、93年に浜野保樹の『マルチメディアマイン
ド―デジタル革命がもたらすもの』を偶然立ち読みした時、確信
に変わる。翌年、企業危機を背景とした立て直しのため中央執行
委員に就任する。さらに、先端技術本位制の後は、既に75年に
は、我が国の国民一人当たりのエコロジカル・フットプリント
(二酸化炭素排出量)が自然の許容範囲を逸脱していることから、
早晩、環境リスク本位制に移行することを想定していた。ただ、
このことで言えば、85年の日米ドル委員会、プラザ合意以降の
土地本位制への傾斜によるバブルの崩壊、「失われし20年」あ
るいは「第2の敗戦期」ともいえる情況になすすべもなくのめり
込んだ失念が残った。
ところで、浜野保樹のデジタル革命と切っても切れないのが、マ
ーシャル・マクルーハンの『グーテンベルクの銀河系』である。
マクルーハンの理論の是非はともかく、「メディアはメッセージ
である」という主張は、メディアそれ自体がある種のメッセージ
(情報、命令のような)を既に含んでいると主張し、技術やメデ
ィアは人間の身体の「拡張」で、自動車や自転車は足の拡張、ラ
ジオは耳の拡張であるというように、あるテクノロジーやメディ
ア(媒体)は身体の特定の部分を「拡張」するが、単純に拡張だ
けが行われるのではなく、「拡張」された必然的帰結として衰退
し「切断」を伴うとする考えや、「ホット」と「クール」なメデ
ィアという分類や、「メディアはマッサージである」というテレ
ビメディア論、グローバルヴィレッジ(地球村)のような分析・
視点など、実に様々な理論を展開したが、現在、この不況下でも
普及量、普及速度や利潤においても好調の任天堂のWiiやアッ
プルのiPHONの実例をみるまでもなく彼の預言は的中するこ
ととなった。
そこで、この進行中の産業革命を歴史上からみれば、焼畑、羊の
去勢、石器、稲作、鉄器等の古代から数えれば、5、6次となろ
うが、単純に石炭と外燃機関(蒸気)による産業革命を1次とす
れば、この事態は2次となる(ここだけの話だが、既に、第3次
産業革命が始まりつつあることである。)。このように、抜き差
しならぬような状況に追い込まれ考えたついた革命の実態と展望
についての考察を、つまりはその特徴とそれによる影響を考える
には字数制限上無理があるので、次の機会にしてすさみ町繋がり
を述べて終わろう。今後、世界中の人口増加につれて、漁業のあ
りかたが大きく変わろうとしているが、言い古されたことだが、
‘獲る漁業’から‘つくる漁業’への転換といわれるが、具体的
にはこの「デジタル革命」は、宇宙衛星とGPSやソーナーシス
テム等の各種センサ及び分散型エネルギ供給システムと複合的に
組み合わさることで、『全海洋養殖漁業計画』が現実味を帯びる
ことになるということだ。このことはあらゆる面で産業、経済面
で、展開していくこと約束している。
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