極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

世理と新弥生時代

2009年02月26日 | 新弥生時代


世里の花 花を手折りて送る花 きみさき吾さき 生い先競う




格別に変わった風ではなく、時代がそうさせるのだが、わたしが
先にいきます。いや、わたしが先だという会話は恐らく、我が家
だけじゃない。映画『おくりびと』のオスカー賞のゴールデン・
トロフィーと芹(世里、芹子)の花とでは月とすっぽんだけれど、
旅立つひとに添え送る芹の花の様に、小さくとも別れを惜しむ気
持ちは、受賞の喜びを越えているよ。勿論、年と共に送り人も多
くなったなぁという気持も込め
。                
                                     

あかねさす 昼は田たびて ぬばたまの 夜の暇に 摘める芹子
                                                                  
                                                                  万葉集  葛城 王
                          

北半球一帯とオーストラリアに広く分布している。湿地やあぜ道、
休耕田など土壌水分の多い場所に自生し、半ば水につかっている
湿地性植物である。花期は7~8月。やや高く茎を伸ばし、その先
端に傘状花序をつけ、個々の花は小さく、花弁も見えないほどで
あるがまとまった姿は白く、楚々として美しい。花言葉は「誠意」。



ポストデジタル革命の胎動として、「新石器時代」から「新弥生
時代」と前にブログしたが(『
サンセベリアと弥生文化』)、稲
作の寄って立つ水田の土壌を-浅田晋の『
水田における微生物の
機能と群集構造
』から考察する。


丈夫をと 思へるものを 大刀佩(は)きて かにはの田井に 世理ぞ摘みける

                                                         
万葉集  薩の妙観の命婦


水田生態系の構造は、三つの田面水、作土層、下層土と、太陽光
エネルギー、水、大気、栄養源の四源素とそれらを繋ぐ水田生態
の生物多様性からなる。後は解析となる関連する代謝微生物群集
のDNAの抽出・増幅(PCR法:Polymerase Chain Reaction)と、
そのDNAの電気的直線展開(電気泳動)法、固有のバンド幅
の特徴パターン(図画像)情報からの塩基配列解読と推定を行い
(DGGE法:Denaturring Gradient Gel Electrophresis)、微生物の関
連を想定する。




話は変わる。盆栽bonsaiや鑑賞植物、ガーデーニングや家庭菜
園でダウンサイジングが静かに進行している。例えば、
スモール
・リーフ
リーフサラダ、或いはベビーリーフ果実堂)がそれ
だ。そこで、ベランダガーデニング専門店「カルセラショップ

にアクセス。ワン・クリック購入となった(その成果はブログ・
レポートするので乞うご期待 )。ポイントは『カルセラ』とい
うセラミックガーデニング栽培土にあり、
玉川窯業(外壁材メー
カ)
にたどり着いた。

店長 山田 剛 culcera.shop

要は粉砕セラミックの仕様(粒度、分布級数、表面情報:【公開
番号】特開2000-185980(P2000-185980
A))だけでシンプルで再使用可能な栽培土だということだ。
水田稲作とは異なるが・・・。『革命』とは
、‘Revolutionつまり、
「再び巡り合う」こと。「こいつは、春から縁起が良いや」とな
った(ここの詳細は後日のブログで説明したい)。 

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どうも、理工系領域で仕事をしてきたせいか、文章が冗長的にな
るのは理にかなっていないが、兎も角も、現在、バイオインダス
トリー協会
は辛うじて脱会することなく会員でいる(定年間際に
家内が勝手に脱会手続きしたので慌ててこれだけ残した)。「解
析⇒推定⇒模倣⇒試行⇒∞」思考は、人様よりは少しは長けてい
ると思っている。「模倣」とはカール・マルクス流にいえば「人
間の有機的自然の組み込み」に他ならない。例えば、高橋泰岳、
島田皓樹、浅田稔
らの価値システムに基づく視野推定』(人
工知能学会論文誌, Vol.24, No.1, pp.163-169, 2009)に繋がる「ダイ
ナミックタッチ」という考え方と通底し、「そこにものがあるか
ら見えるのではなく、それに働きかけることで見えるようになる
」という‘認識の書き換え行動’に他ならない。




その様にみると、38のアンモニア酸化細菌(amoA配列系統樹)
による有機体窒素の無機化とシアノバクテリアによる窒素固定化
及び7つのメタン生成古細菌(この琵琶湖周辺の地下の上質なメ
タンガスの埋蔵と符号として?)とが織りなす水田土壌の解明は、
ポストデジタル革命、新弥生時代の幕開けの象徴だと思える。農
業は既存の工業、物流・サービス、情報通信、図画像、脳体壁神
経の諸々の産業と有機的に結合することで、慢性或いは潜在的な
飢餓恐怖からの解放へと繋がる滋賀からのメッセージだとも思え
る。


 
東風吹かばにほひをこせよ梅花 主なしとて春を忘るな/「拾遺和歌集」
 

東風ふかばにほひをこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ
                                  /「宝物集」

突然、彼女が「東風吹かば・・・」の歌は正確にはどう歌うのと
質問。「あるじなしとて春なわすれそ」だったと思うがというの
で、「主なしとて春を忘るな」じゃないかと反駁したが、ネット
検索のすえ、両者引き分けとなった。勿論、時系列的には 、
原道真
の没後百年の「拾遺和歌集」が近いのだが、韻律から「あ
るじなしとて春なわすれそ」の方が柔らかく良いねということと
なった。「飛梅伝説」か。春はもうそこまで来ている。              
                           
                            

                           

 

 

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