本調子戻せぬままに満作の 花に託して明日を待つきみ
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マンサク(満作: Hamamelis japonica)はマンサク科の落葉小高木。日本
各地の山林に多く自生するほか、花木として栽培もされる。葉
は互生し、楕円形で波状の鋸歯がある。2~3月に葉に先駆けて
花が咲く。花弁は黄色で長さ1.5cmほどの細長いひも状になる。
果実はさく果で2個の大きい種子を含む。語源は、早春に咲く
ことから「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったもの
ともいわれている。花言葉は、呪文・霊感・魔力・感じやすさ。 イスノキ
枯れ葉つけ 黄金の線 開かせてシナマンサクは 寒空の中 ※
変わり種を2つ。マンサク科・イスノキ(虫えい)は、学名:
Distylium racemosum 照葉樹林内に自生する常緑高木。枝先にア
ブラムシ類が作った奇妙な形の茶色のこぶがみられる。このこ
ぶは、成虫が出た後は小さい穴があいて空洞となり、この穴に
唇を当てて吹くとヒョウと乾いた音がし、風が吹いてもこの音
が出るので「ヒョンノキ」とも呼ばれる。
北米原産のアメリカマンサク(ハマメリス:H. virginiana)は、
マンサクによく似るが、花は秋に咲く。葉・樹皮のエキスは収
斂薬や化粧水として古くから使われている。
■ おめでとうノミネート
春風はこの青空をいざなひてまんさくの花 花唇をのばす ※
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朝、職場に向かう車で流す音楽は、いつも、ヴィヴァルディの
曲と決まっていた。ヴィヴァルディって単調じゃないかという
人もいるが、それが安定な気分にさせ、頭をすっきりトリート
メントさせる。雑味のない旨味といえば、分かりいいもしれな
い-そんな気分だ。先ずは先鋒として「バイオリン協奏曲イ短
調」( RV522,Op. 3 No. 2 "L'estro Armonico")を聴くことにする。ここで、
RV番号とは、ドイツの音楽学者ペーター・リオム(Peter Ryom)
によって考え出された、アントニオ・ヴィヴァルディの作品を
整理される際に用いられる整理番号。RVはRyom-Verzeichnis(ドイ
ツ語でリオム番号の意)の略称である。次に、二番手は「フルート協奏曲
ト短調『夜』」(RV.439 )、三番手には『協奏曲 ト短調 』(RV.105)、四番手
「協奏曲 ト短調」』(RV.103)、五番手「ヴァイオリン協奏曲 イ短調」(RV356 )、
「チェンバロ協奏曲(クラヴィチェンバロ、弦楽と 通奏低音のための協奏曲)
イ長調」(RV780)、「協奏曲 ニ長調」(リュート協奏曲)」(RV93)、「マンドリ
ン協奏曲 ハ長調 」(RV.425)、「フルート協奏曲 ト長調」(RV.435)、「フル
ート協奏曲 ニ長調『ごしきひわ』」(RV.428)、「協奏曲ト短調 」(RV.107)、
「アリア大胆な蝶々(La farfallettaaudace)」(RV749)、「フルート協奏曲 ヘ
長調 『海の嵐』」(RV.433)、「フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴット
と通奏低音のため の協奏曲ト長調」(RV101)と続いて、総大将は「四季」
となる。
■ Antonio Lucio Vivaldi
アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ(Antonio Lucio Vivaldi,
1678年3月4日~1741年7月28日)はヴェネツィア出身のカトリ
ック司祭、バロック末期の作曲家。イタリアのヴェネツィアに
生まれ、オーストリアのウィーンで没。サン・マルコ大聖堂付
きオーケストラの一員であった理髪師でヴァイオリニストの父
親からヴァイオリンを学ぶ。10歳より教会付属の学校に入り、
25歳で司祭に叙階される。赤毛であったことから「赤毛の司祭
」と呼ばれる。司祭になると同時にヴェネツィアのピエタ慈善
院付属音楽院 (Ospedale della Pietà)でヴァイオリンを教えはじめ、
2年後には作曲と合奏を教えるようになる。その後多くの曲を
作り、演奏旅行で各地を回った。彼の残した作品は 500を超え
る協奏曲、52のオペラ(現在見つかっているオペラの数)。ヴ
ィヴァルディ自身は 94のオペラを作ったと書簡に記している。
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それでは『四季』を美術館で絵画を鑑賞しながら聴くことにしよう。 Concertro"LaPrimavera"-1stMov.(Vivaldi)
ゴッホ & ヴィヴァルディ 夏
ルノワール & ヴィヴァルディ 秋
エドガー・ドガ & ヴィヴァルディ 冬
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前ピアノのバロック時代の協奏曲で多用されたロンド形式より、
ヴィヴァルディは、楽曲の最初と最後以外は主調以外の調で奏
され、また、協奏曲ではリトルネッロを全合奏で、リトルネッ
ロに挟まれた部分を独奏楽器(群)が奏するリトルネッロ形式
を使ったといわれる。細かな規律への考察はやめるが、この曲
は朝にピッタリだった。帰りの車内は?ジャズと艶歌でしたね。
それからランチタイムはJ-POP(ロックビート中心)だった。
そう、帰りにクラシックを流すことは不思議となかった。
先駆ける役割あるからまんさくは風花舞うに黄紐揺らす ※
2月12日、は、インテルコーポレーション米国の製造施設への70
億ドルの投資計画を発表した。高速、ダウンサイジングでかつ
エコなマイクロプロセッサ(基本ルール32μm)のプロセス開発
という。これは最近にない明るい材料だが、娑婆は底抜けで先
が見えない。どうするか?それは、決まっている。マイペース
で仕事をこなす以外に道はない。はやく、風邪を治さないとい
かん。
4700 万個のトランジスター