お花見と祭り太鼓にいそがしく黄菖蒲ふたつ春風に揺れ
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09年度当初予算の一般会計の総額が過去最大の88兆54
80億円。新規国債発行額は約33兆円で、今回の補正に伴
う上積みによって43兆~44兆円程度になる。一方、税収
見通しは約46兆円。景気の落ち込みによる企業業績の悪化
などで、数兆円規模の税収の下ぶれは避けられず、国債発行
額を下回る見通しとなり、4割強を借金で賄う異常事態と報
じられた。
■ Most beautiful Quran recitation
正直、また赤字国債かと能のない政府にうんざりもする。わ
たしは‘リフレ派’(『花水木とリフレ派宣言』だが、そん
なとき「米国産金融危機」で壊滅的な打撃を受けた中東産油
国にあっても堅調なイスラム銀行(金融)の存在をテレビ放
送で知った。
イスラム金融とは、「イスラムの法解釈にかなった金融」を
指し、イスラム法のことをシャリーアといい、シャリーアで
は宗教的なことだけでなく、世俗的なことも定めているとい
う。例えばアルコール、賭博・武器などの事業に資金を融通
することは禁じられている。なら、判断基準の議論はさしお
き、今回の金融工学を駆使したサムプライムローンの融資制
度は御法度の対象となるはず(今回の米国の連邦制度準備会
や財務省の弛緩は、そうすると咎めの対象になったはず、た
らねば)。このイスラム金融の特徴は、イスラムの経典(コ
ーラン)で、利息(リバー、「増加」を意味するアラビア語)
が禁じられていることに由来するという。 شريعة Shari'a
イスラム金融が注目を集めるのは、イスラム金融の規模が、
2005年時点で約7000億~1兆ドルで増加を続けていることだ。
中東、マレーシア、タイといったイスラム教徒の多い地域で
イスラム金融は拡大している。このような規模拡大の背景と
しては、いわゆる原油高によるオイルマネーの影響力拡大や、
それに伴うドバイを中心とした中東地域経済の急速な発展と
イスラム回帰とムスリム人口自体が増加していることなどが
指摘される。
“西側”の銀行の金融商品ではシャリーアに沿ず、ムスリム
を対象とする利子なしの銀行として、イスラム金融が登場し、
商品取引から生じる利益や、事業・投資を行った結果の配当
といった形態が採られることが多く、例えば、「ムラーバハ」
という取引仲介方法、即ち、銀行が商品の買い手の代理とし
て、先に売り手から商品を購入し、買い手に対し再販売する
形態で、売り手から銀行への販売価格や、銀行から売り手へ
の販売価格はあらかじめ定められているため、銀行はその差
額が金利相当の収入となる。
■ ディナール
また「イスティスナ」というプロジェクトファイナンスの方
法があり、工業製品の調達や建設などのプロジェクトにおい
て、銀行が発注者に代わって業者に先払いする金融取引行為。
業者はその資金をもとに事業を実施し、銀行を通して顧客に
納入し、銀行は顧客より資金の支払いを受け、その差額を利
益とする。ムラーバハとの違いは、金融取引の時点では、商
品が実体として存在せず、イスティスナの詳細な指図に従い、
対象資産を特定し、実体ある取引とみなされ適格と認められ
というが、日本でいう‘商社機能’に近いといわれるが利子
がない(つまり、暴利を貪ることができない)。そんな良き
国々に欧米列強の軍隊が駐留し続けてきた。‘人間の業’と
はげに怖ろしいと思わずにいられない。
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赤字国債の基本性質は、税収を上回わる支出であり、①政策
の先行性、②政策の迅速性、③政策達成の追加処置、④政策
の誤算・失敗、⑥需要喚起、⑦最後に政権維持等で発行され
るされる。国防、災害、貿易、年金未払い、経済対策、政権
独占等としてそれは現れる。
イスラム金融でない、といってもそんな単純な比較はできぬ
が、日銀はストレスを日常的にため込む部門で、景気が悪く
なれば金利を下げ、その逆の局面では金利を上げる。つい最
近では、低金利政策をとれば「円キャリ」が生じバブルが生
じたと批判される程まるで主体がない、いや、的外れな批判
にさらされるとは。 Lev Davidovich Trotsky
政権を合理的かつ実用的、或いは経験主義的に交代すれば無
理して赤字国債を発行しなくても済む。‘進行性政権死守病’
というか強迫観念に取り憑かれているのではないかと思われ
る程だが、その話は置いておいて、政策の効果は別に麻生政
権の緊急経済対策は支持したい。もう少しいうと、池田信夫
のブログの『一国ケインズ主義』との批判とは与しない。世
界との協調は大切だが、世界を「ノッペラボウ」に見るトロ
ツキスト的な考えには与しない。冗長になった^^;。つまり、
麻生政権の打ち出した緊急補正予算は単年度限りにておいて
大筋支持したい(内容の吟味は国会を要観察)。前述のブロ
グに掲載したように、単年度毎に所謂、「政策実施誤差分」
の‘赤字国債’金額を算定して、大晦日に国債を引き受け処
するというなんとも大それたことを提案した。そう、財政規
律はいかなる政策の要であるが、「子孫のために先食いのつ
けを残さない」との美名の元、所得格差拡大に目をつむり、
低所得層の切り捨てに与しない踏み込んだ提案を行った。誰
しも最初の一歩は・・・滑稽な程、子供じみた勇気からはじ
まるというものだ。 Playing For Change: Song Around the World "One Love"
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電気自動車のことをもう少し掘り下げようと考え図書館から
5冊ばかり本を借りてきて読み出したが、春祭りの準備で気
が向かず14日に返すことにした。
電気モータの技術的な話は興味がわくので、駆動系の調査だ
けし、要するに、交流型のSM(永久磁石形同期モータ)、
IM(誘導モータ)の二種類のせめぎ合いか。はぁはぁ~ん
こんなものかとなりそれから先はお預けとなった。
■ yellow iris
けふはまた菖蒲の根さへかけそへて 乱れぞまさる袖の白玉 藤原俊成
元職場の屯倉貴史からメールが届き小数で、恒例の城内のお
花見会を急遽決定。朝から春祭りの‘子供用触れ太鼓’の修
理で手分けことに当たることになる。季節は葉桜に移行する
が外は心地よい。ヨーロッパ原産の耐寒性多年草で、強健な
根茎を持ちビアード(ヒゲ)の無いアイリス。草丈 2m までの
3分枝した茎に幅が広くヒダの有る灰緑色の葉を持ち、初夏
から盛夏にかけて鮮黄色で直径5~12cmの花を4~12個咲かす。
半日陰を好み池畔やその周辺、水路の岸辺など湿性地に適す
るが、直射日光やかなりの乾燥にも耐えるほど繁殖力が強い。
「キショウブ」。花言葉は「消息」。
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「義の旗のもとに『第三章 義から愛へ!』」
日時:4月12日(日) 午前11時
場所:滋賀県彦根市 佐和山城址「龍譚寺前」広場
10:00~(受付開始)
第一部「戦国歴史講座」受付開始 清凉寺 坐禅堂
(先着200名、資料代込 お一人様500円)
11:00~12:30
『「義と「愛」に生きた兼続と三成』 講師:小和田哲男氏
『天地人』の時代考証も監修された日本歴史学第一人者「小
和田哲男氏」の講演
主催:有限責任事業組合 ひこね街の駅 当日は一期一会々恒例の花見で参加できないのにゃん。
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