極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

エネルギーと環境 86

2024年12月23日 | 光電融合電子デバイス革命

彦根市ひこにゃんイラスト に対する画像結果
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる招と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の井伊
軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜(かぶ
と)を合体させて生まれたキャラクタ-。

【季語と短歌:10月23日】


        冬至湯や少なき柚子に明日を見る 

                   高山 宇 (赤鬼)

 

【鋼の高齢者⓵:はじめてのオイコス】


今日は、「カカオ」を1本、明日はバニラ。味付けは問題なく美味い。
就眠時は味の素のグリナ(グリシン)を頂くことに。


✳️ 彦根市の渋滞を緩和する「県道彦根環状線」完成
22日、滋賀県彦根市で、彦根城などに向かう車の渋滞を緩和するための
新たな道路が完成。新たに完成した道路は、長さ1キロあまりのトンネル
をともなった全長およそ1.7キロの「県道彦根環状線」で、名神高速道路
の彦根インターチェンジと彦根駅の東側を結ぶ。22日行われた開通式に
は、滋賀県の三日月知事や彦根市の関係者などおよそ100人が出席した。
そして、出席者によるテープカットが行われたあと、警察の車両が先導し
て関係者が乗った車の列が通行し、新しい道路の完成を祝った。
滋賀県に
よる、これまで名神高速道路の彦根インターチェンジから彦根城がある市
の中心部に向かう主要な道路は1本しかないため、観光客や地元の住民が
渋滞に巻き込まれるケースが多かったということで、新しい道路によって、
渋滞を緩和することができるようになるとしている。
滋賀県湖東土木事務
所道路計画課の渡部博嗣 課長は「交通が分散することで渋滞が解消されて
移動しやすくなり、経済や県政の発展につながることを期待している」と
話していた。






✳️ 中国三峡ダムグループ:ペロブスカイトパネル 
            1MWの試験太陽光発電所を稼働


三峡集団によると、新疆ウィグル自治区のハミにおける100万キロワット級の「太陽熱+太陽光
発電」統合型総合エネルギー実証プロジェクトが本日、送電網に接続し、発電を開始。
© Record China


The Kubuqi Photovoltaic Desert Control Project
Image: China Three Gorges Corporation

中国三峡集団公司の一部門である三峡エネルギーは、中国の内モンゴル自
治区のクブチ砂漠で、不特定のペロブスカイトPVパネルを使用した1MW
の太陽光発電所のスイッチを入れた。
同社は、PVシステムが11,200個のモ
ジュールを使用していると述べたが、サプライヤーや技術的な詳細は明ら
かにしていない。オルドスのハンジンバナー近くの工場は、ペロブスカイ
ト技術を使用した世界初の商用PVシステム。
プロジェクトの主な目的は、クブチ砂漠の乾燥した暑い気候におけるペロ
ブスカイト太陽電池パネルの挙動を研究することであり、同じモジュール
技術をさまざまな地域や気候に適用する計画。中国のメディアである環球
時報(Global Times
)は、このプロジェクトがドローンを使用して、モジュ
ールの下に高品質の牧草と薬草を播種すると報じている。
中国三峡は、ク
ブチ砂漠の農業活動に関連する複数の大規模PVプロジェクトを並行して開
発している。


  Longi solar modules Image: Longi Solar
✳️ Longi 2端子タンデムペロブスカイト太陽電池プロト
   タイプで34.6%の効率を達成

MITのエンジニアは、事実上あらゆる表面を電源に変えることができる
 超軽量のファブリック太陽電池を開発した。その仕組みは次のとおり。

軽量のファブリック太陽電池の作成により、ソーラー技術の画期的な成果
を発表した。人間の髪の毛よりも細く、標準的なソーラーパネルのわずか
100分の1の重さを持つこれらの細胞は、ほぼすべての表面を動力源に変え
る驚くべき能力を持っています。このイノベーションは、半導体インクと
スケーラブルな印刷プロセスの使用によって可能になり、従来のソーラー
パネルの18倍のキログラムあたりの電力生産を実現している。

これらの太陽電池の製造は、電子インクと完全に印刷可能な材料に依存。
このプロセスでは、スロットダイコーターを使用して、厚さ3ミクロンの基
板上にナノ材料層を堆積させます。スクリーン印刷による電極の追加により、
最終的なソーラーモジュールの厚さはわずか15ミクロンになります。その脆
弱性を克服するために、MITは超強力なファブリックであるダイニーマを基
板として利用し、太陽電池をUV硬化型接着剤で固定しています。これらの
セルは、ダイニーマでテストしたところ、キログラムあたり約370ワットを
発電し、従来の太陽電池に対する優位性を示しました。また、その軽量な構
成は、太陽の廃棄物を削減し、500回の圧延と展開を行った後も発電能力の
90%以上を維持した。チームは、超薄型パッケージオプションなど、環境
保護のためのソリューションを引き続き模索する。

要約すると、MITの超軽量ファブリック太陽電池は、ソーラー技術の変革
的な飛躍を表しており、比類のない効率と携帯性を提供します。これらの
セルは、ほぼすべての表面から太陽エネルギーを利用する能力を備えてお
り、持続可能なエネルギー生成の大きな可能性を秘めています。耐久性の
課題にもかかわらず、彼らの革新的なアプローチはソーラー業界に革命を
もたらし、再生可能エネルギー発電のためのより環境に優しく、より適応
性の高いソリューションを提供する可能性がある


✳️ 少ない学習データで高精度に解析 産業分野でAI運用が可能
  
ソフトで省力・省エネ⓵
12月19日、少ない実画像データしかない場合でも、独自の事前学習方法に
より迅速かつ高精度に解析できる「画像解析AI」を開発した。学習データ
が十分に得られない産業分野などでもAIの運用が可能となる。
精度の高い
画像解析AIを構築するには、一般的に数万枚以上という大量の実画像デー
タを用いAIを学習させる必要がある。ところが、ICの製造現場におけるウ
エハー画像や、医療現場における病理画像といった産業画像(非自然画像)
は、大量に入手することが難しい。

このように、少量の画像データしか用意できない場合は、解析したい画像
と特性の近い画像による大規模なデータセットを用い、その特徴をAIに学
習させることで解析精度を高める「事前学習」が有効といわれている。た
だ、非自然画像では、カメラで撮影した画像(自然画像)に比べ十分な精
度が得られないという課題もあった。

自然画像と非自然画像の例
そこで東芝は、独自の事前学習技術により、少数の実画像データを基に学
習データを自動生成し、迅速かつ高精度に解析できる画像解析AIを開発し
た。具体的には、対象画像の一部を切り出した画像を複数組み合わせる。
これらの画像をランダムに回転・反転させ1枚の画像として結合する。この
中から再度部分的に画像を切り出す。これらの作業を行うことによって、
似たような特徴を持つ画像を生成する。こうして生成した画像を学習デー
タとして事前学習させることで、画像解析AIの精度を向上させた。

従来技術と開発技術の比較
開発した技術で事前学習用画像を生成する手順
開発した画像解析AIの精度について、公開されている5種類の非自然画像デ
ータセット(赤外線画像、顕微鏡画像、ウエハー画像、病理画像および、
眼底画像)を用いて評価した。各データセットでランダムに選択した40~
1000枚の画像データを用い、9000~3万枚の事前学習用画像を生成し、画
像を識別した。この結果、ImageNet(学習データは130万枚)を用いて事
前学習した時を上回る精度で画像の識別ができたという。 東芝は今後、
東芝デジタルソリューションズと連携し実証を進める。と同時に精度をさ
らに高める研究に取り組み、早期実用化を目指す。

非自然画像公開データセットを用いた識別タスクによる評価結果
🎈省エネ画像処理技術か?一つの大きな事業と成長する予感?!

 今日の楽曲   竹内まりや ;クリスマスは一緒に

今日の言葉:信頼喪失の時代⓷

春が来ても、鳥たちは姿を消し、鳴き声も聞こえない。
             春だというのに自然は沈黙している。

                    レイチェル・カーソン 『沈黙の春』
                              (因果報応の季節風)より

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