彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん 」
【ポストエネルギー革命序論 415: アフターコロナ時代 225】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」
en,wikipedia
【オール核融合システム】
球状トカマクの新記録温度
英国オックスフォードにあるトカマクエナジー社は、民間資金による
ST40球状トカマクで世界初の実証した。原子炉は、商業用核融合エネ
ルギーに必要なしきい値である1億℃のプラズマ温度を達成。これは
太陽の中心よりも約7倍高温で、球状トカマク内および民間資金によ
るトカマクにより生成された最高温度。 ST40は、以前は2018年6月に
1500万℃を達成した。いくつかの政府研究所は、従来のトカマクで1
億℃超のプラズマ温度を報告していたが、このマイルストーンはわず
か5年で、5,000万ポンド未満のコストで達成( 約75奧万円)。
これは、はるかにコンパクトな核融合装置で。球状トカマクがクリ
ーンで安全、低コスト、スケーラブルな核融合エネルギーを供給でき
る実行可能なプロセスを実証する過程にある。ST40には25を超える診
断ツールがあり、最新の精密測定技術を利用し、記録的な高温結果が
国際的な専門家で構成される独立諮問委員会の手で検証されている。
トカマクエナジー社は、これらの成果を科学界との共有計画を作成し
ている。ST40は、プラズマを生成および加熱の新しい技術で「マージ
圧縮:merging compression」を使用。通常、始動はソレノイドの役割で、
ST40の中心にはまだソレノイドが存在するが、プラズマ電流生成する
のではなく、維持に使用されている。球状トカマクでは、機械のコア
に限られたスペースしかなく、ソレノイドに依存しないことが重要と
なる。
Videos - Tokamak Energy
トカマクエナジー社のクリスケルソール最高経営責任者(CEO)は、
「高温超伝導(HTS)磁石と組み合わせると、球状トカマクはクリーン
で低コストの商用核融合エネルギーの実現に最適な経路。次のデバイ
スは、これら2つの世界的先進技術を初めて組み合わせ、コンパクト
な核融合モジュールで低コストのエネルギーの提供を行う。」と話す。
ST40はアップグレードされ、次世代デバイス技術開発に使用される。
HTS磁石の可能性を最大限に発揮する世界初の球状トカマクとなるST-
HTSは、2020年代半ばに就役する予定。この装置は、複数の高度な技
術を実証し、2030年代初頭に試運転される世界初の核融合パイロット
プラントの設計情報を提供。「核融合エネルギーは、低炭素、安全、
持続可能な未来の究極の力になる可能性があり、これはそれに向けた
もう1つの重要なステップで、この重要なマイルストーンに貢献した
すべての人々を祝福するだろう」とクワシクワーテン・ビジネス担当
国務長官はエネルギーおよび産業戦略を話し、「昨年発表された政府
の核融合戦略は、トカマクエネルギーのような企業が核融合エネルギ
ー実現支援を目的である。今後数か月、数年のさらなるマイルストー
ンを楽しみにしています。」とこのように結ぶ。
Video Moving closer to commercial fusion
via Future Timeline
【オール地熱システム】
次世代地熱技術 遠深掘削を実現
地熱発電に朗報だ。20kmの深さに到達できる新しい掘削技術により
世界中のほぼどこからでも地熱発電にアクセスが実現する。2018年に
設立され、マサチューセッツ州ケンブリッジのQuaise Energy社は、
光ビーム応用で岩を気化させ、地熱発電革命を起こすことを目指して
いという。従来のドリルダウン方法の代わりに、新しい非接触ドリル
は、地球の地殻に20 kmの深さまで穴を開けることができるという。
これらの超深層環境では、岩石は500℃以上の温度に達し、水を下向
きに注入し超臨界蒸気に変換し、地表に戻ってタービンを駆動し発電
し、地球上のほぼどこでも使用できるというのだ。
これまで、地熱エネルギーは温泉のある特定の地域やプレート境界
に近い地域に限定されていた。例えば、アイスランドは主要なホット
スポットで、その電力の4分の1以上が地熱源から生産されいるが、
国内の全住宅の85%は地熱エネルギーで加熱されている。米国は1960
年以来地熱エネルギーを利用し、3.7 GWの電気容量または世界全体の
約30%を占める世界最大の生産国だが、現在、世界の195か国のうち
26か国だけが地熱源からのエネルギーを使用している。1990年以降、
容量は3倍になったが、それでも総発電量のわずか 0.3%を占める。
対照的に、Quaise社が開発する新技術は、世界の人口の95%にクリ
ーンな地熱エネルギーへアクセス提供できる可能性があるという。地
熱は他の再生可能エネルギーの土地と材料の1%未満しか必要としな
いため、気候変動だけでなく、多くの地球環境問題を解決することが
できると見込む。さらに、太陽と風の断続的な性質とは異なり、24時
間年中無休で一貫して稼働するという利点がある。同社は、その技術
が将来、現在より2桁大きいテラワット規模の地熱発電を可能にする
可能性があると推定。さらにもう1つの利点は、地熱に必要なスキル。
知識、設備が石油やガス(今日のエネルギー業界で最大の労働力)と
ある程度似ているため、化石燃料業界の専門家がクリーンエネルギー
の役割に簡単に移行できる。このエネルギー源の地理的範囲を大幅に
拡大することは別として、関係するエンジニアリングの純粋な偉業
は言及に値する。
これまで、地球上で最も深い人工地点は、ロシアのコラスーパーデ
ィープボアホール。Metal Ball Studiosによるこの優れた視覚化に示
されているように、そのソビエト時代のプロジェクトは地下12,262メ
ートルに達している。同社は、20,000メートルの潜在能力を最大限に
発揮した場合、その記録を破る。 今月、他のいくつかの投資家の参加
を得て、米国の新興投資会社SafarPartnersが主導するシリーズAの資
金調達で4000万ドルを確保したことを公表している。この資金により
新技術能力の実証実験として、現場の展開可能な掘削機の構築に使用
される。また、ヒューストンのボストンと英国のケンブリッジに拠点
を置く同社の学際的なチームを拡大し、エンジニアの数を2倍にし、
商業化戦略を計画/実行の新しい役割を作成。 「クリーンエネルギー
への急速な移行は、人類が直面する最大の課題の1つです」と、Safar
Partners社のArunasChesonis氏はこう述べ、「地熱エネルギーは、よ
り少ない資源でより多くの電力供給可能で、両方の角度からクリーン
エネルギーへの移行に取り組む必要がある。このソリューションは、
クリーンで再生可能なエネルギーが地球の未来の明るい希望となる」
とMIT大学シニアリサーチエンジニアのPaul Woskov氏は、10年を費
やし研究してようやく、システムが表面のジャイロトロンで生成した
ミリ波エネルギー(マイクロ波範囲の電磁周波数)のビームを使用し、
ビームは、ガス(窒素/アルゴン)と一緒にドリル穴を撃ち落とし、
岩の層を蒸発させ、ガスは岩盤粒子と結合し、地表に運ばれる(以下、
割愛)。
Paul P. Woskov
すべてがうまくいけば、最初のハイブリッドプラットフォーム(従
来の回転式掘削とミリ波掘削を組み合わせたもの)が2024年に実証さ
れる。その後、Quaiseは、2026年までに最初の "SuperHot Enhanced
Geothermal Systems”を展開し、もう1つのマイルストーンは、同社
が古い化石燃料発電所を新しいクリーンな地熱システムで2028年に改
造予定にある。従来の発電所に転用することで、インフラストラクチ
ャコストを節約し、現在の石油およびガス業界の労働力を活用し、持
続可能なエネルギーへの移行を加速させることができると話す。
また資金調達パートナーのプレリュードベンチャーズ社は、Quaise
Energy社は、電力供給手段の最も資源効率が高く、ほぼ無限に拡張自
在ななソリューションの1つの提供となる。それほ
ど遠くない将来にベースロードの持続可能な電力に到達できる。と述
べ、ファインストラクチャーベンチャーズ社の責任者は、Quaise社の
掘削技術は、炭素排出量を相応に削減しながら、クリーンで再生可能
なベースロードエネルギーの提供にアクセス可能であると話す。
❏ US8748785B2 マイクロ波プラズマ装置および材料処理方法
原題:Microwave plasma apparatus and method for materials processing
【概要】材料を処理するためのマイクロ波プラズマ装置は、プラズマ
チャンバー、マイクロ波放射源、およびマイクロ波放射源からプラズ
マチャンバーにマイクロ波放射を導く導波路を含む。プロセスガスは
プラズマチャンバーを通って流れ、マイクロ波放射はプロセスガスに
結合してプラズマジェットを生成。プロセス材料はプラズマチャンバ
ーに導入され、プラズマジェットに同伴され、したがって、製品材料
の液滴または粒子の流れに変換される。製品材料の液滴または粒子は、
以前のデバイスによって生成された液滴または粒子よりも、サイズ、
速度、温度、および溶融状態において実質的により均一である。
図1.材料処理のためのマイクロ波プラズマ装置のシステム図➲図2
に示されるように、導波路12は、長手方向軸40を規定するシェル
38を有する閉じた構造である。マイクロ波放射14が、シェル38
を貫通するプラズマチャンバ18を通って軸40に実質的に平行に伝
播するように、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第636
2449号。導波路12は、マイクロ波放射14が、マイクロ波源
16が通電されている間、実質的に常に、軸40に近接して配置され
たプラズマ発生点42。 プラズマチャンバ18は、入口50、出口
52、軸54、内容積56、および内面58を有する。プラズマチャ
ンバ18は、軸54がプラズマ生成点42の近くにあり、軸40に実
質的に垂直である。入口50は、プロセス材料22、プロセスガス26、
およびシュラウドガス30を内部容積56に入れるように配置される。
出口52は、流れの少なくとも1つがプロセスガス26およびシュラ
ウドガス30の流れは、出口52を通過してかなりの距離にわたって
継続する。
図2、図1の装置の圧電マルチオリフィス液滴メーカーに取り付けら
れたプラズマチャンバーの概略図。導波路12は、長手方向軸40を
規定するシェル38を有する閉じた構造。マイクロ波放射14が、シ
ェル38を貫通するプラズマチャンバ18を通って軸40に実質的に
平行に伝播するように、参照により本明細書に組み込まれる米国特許
第6362449号。導波路12は、マイクロ波放射14が、マイク
ロ波源16が通電されている間、実質的に常に、軸40に近接して配
置されたプラズマ発生点42。プラズマチャンバ18は、入口50、
出口52、軸54、内容積56、および内面58を有する。プラズマ
チャンバ18は、軸54がプラズマ生成点42の近くにあり、軸40
に実質的に垂直である。入口50は、プロセス材料22、プロセスガ
ス26、およびシュラウドガス30を内部容積56に入れるように配
置される。出口52は、流れの少なくとも1つがプロセスガス26お
よびシュラウドガス30の流れは、出口52を通過してかなりの距離
にわたって継続する。入口スリーブ46は、入口50に関連するプラ
ズマチャンバ18の端部を収容し、出口スリーブ48は、出口52に
関連するプラズマチャンバ18の他端を収容する。入口スリーブ46
および出口スリーブ48の位置および支持プラズマチャンバ18は、
導波路12内にあり、導波路12と電気的に接触している。好ましく
は、入口スリーブ46および出口スリーブ48は、導波路12を貫通
しない。 入口スリーブ46および出口スリーブ48は、相互モジュラ
ースタッキングアセンブリに適合されており、そのように組み立てら
れ、互いに電気的に接触している。図1に戻って参照する。図2に示
されるように、入口アセンブリ60は、入口スリーブ46に組み立て
られる。入口アセンブリ60は、エミッタチューブ64、スワールチ
ャンバ70、および複数のスワールジェット72を含む。入口アセン
ブリ60は、少なくとも1つと電気的に接触している。インレットス
リーブ46および導波路12。インレットアセンブリ60はまた、イ
ンジェクタ62を含み得る。提供される場合、インジェクタ62はプ
ロセスガス26の加圧源24と流体連絡している。インジェクタ62
は、軸54に実質的に平行な、プロセスガス26の実質的に層流を提
供するように適切に整列および寸法決定される。プラズマチャンバー
18。図3に示されるように、インジェクタ62はプロセスガス26
がエミッタチューブ64を介して内部容積56に供給される場合に省
略され得る。エミッタチューブ64は、入口アセンブリ60からプラ
ズマチャンバ18内に突出している。エミッタチューブ64は、プロ
セス材料22を材料供給システム20から内部容積56に導入するよ
うに配置され、プロセスが材料12は、軸54に実質的に平行な速度
で内部容積56に入る。エミッタチューブ64はまた、図1に示され
る消費可能な電極68の挿入を可能にするように寸法が決められてい
る。
✔ まずは2年後の実証実験の成果及び環境影響(事前・事後)評価
調査結果を待つ。高価なアルゴンは回収すると思うが、「発電」だけ
でなく、地下ケーブル(情報インフラ・電力インフラなど)への応用
展開も考えられる。これは面白い。
ピコ水力発電のレンタルサービス「LIFE PARTS」
【オール水力システム】
3Dプリンタ適用ピコ水力発電レンタルサービス
水力発電は、日本国内では明治時代から導入が進み、国産の再エネと
してさまざまな方式が存在してきたが、その多くはダムを伴う大規模
な発電向けの高流量・高落差な環境に適したもの。一方、低落差・低
流量な環境での発電は、地域の住民にとって適した、最も身近な水源
として活用できるものでありながら、適応可能な方式がほとんどなか
った。地方自治体では、地域政策に必須である防災対策や脱炭素化推
進のため、電力の地産地消の取り組みが始まっており、従来の電力会
社による大規模集中型の発電とは異なる、小規模分散型、オフグリッ
ド、マイクログリッドなどの電力供給方法の活用を模索。現在普及し
ている太陽光、風力以外の再エネの一つとして、日本の豊富な水流環
境を生かした小水力発電が注目を集めてる。水力発電は、日本国内で
は明治時代から導入が進み、国産の再エネとしてさまざまな方式が存
在してきたが、その多くはダムを伴う大規模な発電向けの高流量・高
落差な環境に適したものであった。一方、低落差・低流量な環境での
発電は、地域の住民にとって適した、最も身近な水源として活用でき
るものでありながら、適応可能な方式がほとんどない。地方自治体で
は、地域政策に必須である防災対策や脱炭素化推進のため、電力の地
産地消の取り組みが始まっており、従来の電力会社による大規模集中
型の発電とは異なる。
3月10日、株式会社リコーは、再生可能エネルギー(再エネ)の活
用および電力の地産地消の推進を目指し、少ない水量でも発電可能で
メンテナンスの手間が少ないピコ水力発電のレンタルサービス「LIFE
PARTS(ライフパーツ)」を開始。本サービスは、リコーの新規事業創
出の取り組み「TRIBUS(トライバス)」のなかで、社内チーム「WEeeT-
CAM(ウィットカム)」が提案、リコーの強みである3Dプリンターを
活用して独自形状の水力発電用プロペラを作成し、工場排水や地域の
用水路などでの再エネ活用促進を目指す。また、再エネへの理解を深
め、活用方法を検討してもらうため、地方自治体や教育機関向けに、
再生プラスチックを用いたピコ水力発電機づくりのワークショップを
開催するサービスも同時に開始。リコーは、「LIFE PARTS」の取り組
みを通じ、電力の地産地消による脱炭素型・循環型社会の実現を目指
し、地域の魅力を高め、地方創生を推進する。
✔ ピコ水力発電とは面白い命名だ。
構造色を持つ重要文化財『油滴天目』(九州国立博物館蔵)
■ 見る角度や光の当たり方により色が変化する「構造色」を
高精細8Kの3DCGで表現する手法
シャープマーケティングジャパン株式会社は、学校法人法政大学の実
世界指向メディア研究室と共同で、構造色を高精細8Kの3DCGで表現す
る手法を開発。構造色とは、色素や顔料による発色とは異なり、物体
自体は固有の色を持たず、物体表面の微細な構造によって特定の波長
範囲の光が反射されることによる発色現象。見る角度や光の当たり方
によって色が変化して見えるのが特徴で、タマムシの外殻やアワビの
貝殻、シャボン玉などで見られる。シャープおよびSMJは、美術品や工
芸品、文化財などを8K解像度で3DCG化し、8Kディスプレイ上で細部ま
で鑑賞できる「8Kインタラクティブミュージアム」を開発。これまで、
8Kによる圧倒的な表現力を文化・教育領域で応用し、茶碗や仏像など
の鑑賞ソリューションを提案。今般、SMJは小池教授の協力のもと、
市販の油滴天目茶碗を用い表面の微細構造による光の干渉を分析。光
の当たり方で変化する色の再現方法について検証を繰り返し、3DCGで
構造色を表現する手法を開発。これにより、構造色を含むコンテンツ
の開発が可能となり、8Kの表現力がさらに向上します。SMJは今後も、
「8Kインタラクティブミュージアム」のコンテンツの拡充に取り組む
とともに、文化資源の8Kデジタルアーカイブ化の促進に貢献する。
尚、愛知県陶磁美術館(愛知県瀬戸市)にて本年3月15日より展示※4
される「8K文化財鑑賞ソリューションで、九州国立博物館の協力・監
修のもと、本手法を活用して制作した重要文化財『油滴天目』(中国・
南宋時代、九州国立博物館蔵)の8K・3DCGコンテンツを閲覧できる。
図1.第3世代β-Ga2O3100mmエピウエハーを用いて試作したショット
キーバリアダイオード最大のチップサイズは10mm×10mm
キラー欠陥を従来の10分の1に低減した第3世代酸化ガリウム
100mmエピウエハの開発に成功
100A級酸化ガリウムパワーデバイスの実現が可能に
3月14日、NEDOの「β-Ga2O3ショットキーバリアダイオードの製品化
開発」に取り組む(株)ノベルクリスタルテクノロジーは、佐賀大学
と共同で第3世代酸化ガリウム100mmエピウエハーを開発。本開発では、
エピウエハー製造技術を改良し、酸化ガリウムパワーデバイスの大電
流化を阻害していた耐圧特性を劣化させる欠陥(キラー欠陥)を従来
の10分の1に低減。この成果により、電車や産業機器、電気自動車な
どの100A級のパワーデバイスが求められる市場に酸化ガリウムパワー
デバイスを広く展開することが可能となり、省エネルギー化とともに
カーボンニュートラルの実現に向けた大きな前進が期待されている。
酸化ガリウム(β-Ga2O3)は、電力損失の小さいパワーデバイスを
低コストで実現できる新材料として注目されている。パワーデバイス
は家電や自動車、電車、産業用機器などあらゆる電気機器の中で、電
圧や電流を制御するために使われているが、従来のパワーデバイスは
シリコンを使って作られてきましたが、電力制御の際の電力損失の発
生が課題。その損失の低減のために、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリ
ウム(GaN)を材料としたパワーデバイスの開発が行われているが、
β-Ga2O3を使うことで、さらに電力損失を小さくし、電気機器の消費
電力が削減できる。今回、β-Ga2O3のエピウエハー※1製造技術を改
良することにより、デバイスの耐圧特性を劣化させる欠陥(キラー欠
陥)を従来の10分の1まで低減させた第3世代β-Ga2O3100mmエピウエ
ハの開発に成功、300A~500A級の大型酸化ガリウムショットキーバリ
アダイオードを試作(図1)。
【1】膜厚およびドナー濃度の面内分布の検証
図2.第3世代β-Ga2O3100mmエピウエハーを用いて試作したショット
キーバリアダイオード最大のチップサイズは10mm×10mm
【2】キラー欠陥密度の検証
図3.ショットキーバリアダイオードの(a)順方向と(b)逆方向の
電流‐電圧特性
これを活用することで、電気自動車などの100A級のパワーデバイス
が求められる広い市場へ、β-Ga2O3パワーデバイスの展開できる。こ
れにより、2030年代におけるその省エネルギー効果は原油換算で年間
10万kL以上にもなり、省エネルギー化とともに2050年カーボンニュー
トラル実現に向けた大きな前進が期待されている、SiCやGaNより高速
な製造手法を用いられ、低コスト化が期待できる。(株)ノベルクリ
スタルテクノロジーではすでにβ-Ga2O3エピウエハーを100mmまでス
ケールアップしたエピ成膜装置を開発し、第2世代β-Ga2O3100mmエピ
ウエハーとして製造・販売を行ってきたが、この100mmエピウエハー
にはデバイスの耐圧特性を劣化させるキラー欠陥が10個/cm2程度存
在し、大型のデバイスを作ることができず、電流値は10A程度に制限
されていた。この課題の解消を目指して、佐賀大学との共同研究によ
り、キラー欠陥の原因が主にエピ成膜中に発生する特定の粉体である
ことを突き止めた。そして、エピ成膜条件を改良することにより、キ
ラー欠陥を従来の10分の1以下の0.7個/cm2まで低減した第3世代β-
Ga2O3100mmエピウエハーを実現。
❏ 世界初!1200V耐圧の低損失β-Ga2O3ショットキーバリアダイオ
ードの実証にも成功(2021.12.24)1200V耐圧の低損失β-Ga2O3ショ
ットキーバリアダイオードの実証にも成功
図2 β-Ga2O3トレンチ型SBDの断面構造図、光学顕微鏡写真
■ オンカロ核廃棄物保管所は封印されている
原子力発電の大幅な拡大に続いて、フィンランドは2020年代半ばに高
レベル放射性廃棄物のための世界初の恒久的な貯蔵所の運営を開始。
オンカロ(「洞窟」または「隠れ場所」を意味する)として知られる
この施設は、1980年代から計画されており、2004年から2017年にかけ
て建設が行われた。施設は地下420メートル(1,380フィート)の深さ
に達し、設置されます。国の西海岸のオルキルオト原子力発電所の近
く。大きな銅製の樽に入れられた使用済みのウラン燃料棒は、遠隔操
作車両がそれらを多くの処分トンネルの1つに運ぶ前にエレベーター
で到着し、岩盤に巨大な蟻の巣のような構造を形成。2つの原子力発
電所により設立された会社であるPosivaは、発掘前と発掘中にサイト
の地質を調査およびマッピングして、銅製の樽が水による腐食から保
護されるようにし。第一に、岩自体は、その極端な硬度と多孔性の欠
如のために、障壁として機能しました。第二に、彼らは各樽の周りに
ベントナイト粘土のリングを配置して、何らかの形で通過した水を吸収
し、腐食プロセスを加速する可能性のある微生物をブロックした。最
後に、無酸素水では反応性がないため、キャスク自体に銅が選択され
ましたが、一部の科学者は、純水でも腐食が発生する可能性があり、
青銅の方が適している可能性があると言われる。
video Posiva Oy animation of The Final Disposal of Spent Nuclear Fuel
via 2022.3.6 Future Timeline
⛨ 中国、新型コロナ感染急増 日本人学校でもPCR検査
▶ 2022.3.13 共同通信
⛨ 中国でオミクロン株が猛威、市中感染5000人超…都市封
鎖広がる
▶ 2022.3.15 読売新聞
⛨ 「ゼロコロナ」止められない中国にオミクロン株の試練
深セン在住日本人が明かす「中国式ロックダウン」事情新
▶ 2022.3.15 ハフポスト日本版/Yahoo!
(前略) 中国経済に影響も。「共存」路線は
川ノ上さんの住む深センでは工場の稼働もストップせざるを得ないほ
か、通関業務などにも支障が出ているとみられるという。ロックダウ
ンされた地域では経済活動の停滞が懸念される。例えば吉林省長春市
でも、トヨタの完成車工場が稼働を一時停止した。感染抑制にこだわ
るかわりに、経済活動を大幅に制約する構図だ。日本総研はゼロコロ
ナ政策が景気の下押し圧力になると指摘。個人消費や民間の固定資産
投資が低迷することで、2022年の中国全体の経済成長率は4.9%にな
ると予測した。これは、中国が公式に宣言した経済成長目標の5.5%
前後を下回る。 アメリカの調査会社、ユーラシア・グループが発表
した「2022年の10大リスク」では中国の「ゼロコロナ政策の失敗」が
最も大きなものとして上げられた。ゼロコロナによりサプライチェー
ンの混乱に拍車がかかり、世界に継続的なリスクをもたらすとしてい
る。中国は、感染対策を取りつつも経済活動を再開する「ウィズコロ
ナ」に舵を切らないのだろうか。今のところ難しいという見方が広ま
っている。理由の一つとして、中国政府がゼロコロナ政策を「政治体
制の優位性」と重ねて国内に宣伝してきたことが挙げられる。これま
で中国メディアには、感染が拡大する西側諸国と比較して、中国のゼ
ロコロナ対策が優れているとした評論が掲載されてきた。 習近平国家
主席も今月、「我が国の政治制度はコロナ対策で明確な優位性を示し
た。『中国の治』と『西方の乱』はより鮮明だ」と自画自賛した。ウ
ィズコロナへの転換は、こうした政治的宣伝との矛盾を生じさせかね
ない。 また、今年の秋には共産大会を控え、習近平氏の3期目突入が
確実視されている。それまでは安定が最優先され、感染者数や死者数
を抑えたいとの見方もある。そのなかにあって、ウィズコロナへの転
換を提言した人もいる。有名な感染症専門家で復旦大学の張文宏(ち
ょう・ぶんこう)氏は2021年7月、南京市を中心にデルタ株の感染が
広まった際、ウイルスとの共存を提言する文章をSNSに投稿した。し
かしこの発言が批判の対象になり、過去の論文が「盗用だった」と指
摘されるなど社会的なバッシングを受けた(盗用は大学側が否定して
いる)。 その張氏は3月14日、再びゼロコロナ政策についての考えを
投稿。「ゼロか共存かという議論に1日を費やすべきではない」と前
置きしながらも、「心理的にも、社会資源的にも、大量の感染者が出
現する状況への準備はできていない」とし、ゼロコロナ政策への理解
を示した。その一方で、「それは持続的にロックダウンと全検査戦略
を取ることを意味しない」「長続きするものは、優しく持続可能なも
のでなければならない」などと含みを持たせた上で、高齢者への3回
目のワクチン接種や経口薬の普及などが重要だと指摘したという。
【ウイルス解体新書 111】
序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
終 章 パンデミック戦略「後手の先」
書籍:大豆と人間の歴史
著者:クリスティン・デュボワ
【内容概説】
人類が初めて手にした戦略作物・大豆。その始まりは、日本が支配し
た満州大豆帝国だった。サラダ油から工業用インク、肥料・飼料、食
品・産業素材として広く使われ、南北アメリカからアフリカまで、世
界中で膨大な量が栽培・取引される大豆。大豆が人間社会に投げかけ
る光と影、グローバル・ビジネスと社会・環境被害の実態をあますと
ころなく描く。
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第8章 毒か万能薬か
風蕭々と碧い時代
● 今夜の寸評:崖っぷち 焦るプーチン
物事が計画通りに進まないいら立ちはある。都市への無差別攻撃に出
ている。これが焦りまで行くと困る。やはり核兵器を持っている国。
そのうえで、キーマンは、中国の習近平主席。経済制裁の影響は極め
て大きい。武器がかなり足りなくなって、中国に求めているとも言わ
れる。フィナンシャルタイムズによると、地対空ミサイルや装甲車両、
ドローンを求めた。中国も極めて重い判断になる。いま国際社会VS ロ
シアという構図の中でロシアを支援するのか。リスクとコストが非常
に高い。ロシアと心中する覚悟がないと。(慶応大の鶴岡准教授-「
プーチンの焦り」と今後の行動 「スッキリ」で識者が指摘した「
キーマン」: J-CAST テレビウォッチ, 2022.3.15)
このように、 番組では「プーチンの焦り」を、(1)市長の拉致(2)
住民投票(3)自宅軟禁、の3点に見る。また、筑波大の中村逸郎教授
は、「プーチン大統領にはもうついていけない、という職員が広がっ
ている」「2週間後には食料品が消え、1カ月後にはスーパーの棚が空
っぽになるのでは」と述べる。プーチンの焦りが「第三次世界対戦の
引き金」になるかどうかの瀬戸際が急接近しているのでとの重いが頭
を過ぎる。引き寄せられる「終末論」というわけだが、果たして・・・。
■ ロシア語版ウィキペディアのトップ編集者が逮捕
ベラルーシの報道機関・Zerkaloが「ロシア語版ウィキペディアのト
ップ編集者がベラルーシ当局に逮捕された」と報じた。逮捕された編
集者は、ロシアが新たに定めた「フェイクニュース法」に違反したと
されている。新たにフェイクニュース法違反の容疑で逮捕されたのは、
ロシア語版ウィキペディアの著名編集者として知られていたマーク・
バーンスタイン氏。同氏はロシア語版ウィキペディアの編集回数ラン
キングでトップ50に名を連ねていたほか、ローカルルールに抵触する
記述に関するパトロール活動などの貢献でも知られる人物。報道によ
ると、バーンスタイン氏は新たにロシアが定めた「フェイクニュース
法」に違反したとして ベラルーシの組織犯罪対策当局であるGUBOPik
に逮捕されたとのこと。GUBOPikはバーンスタイン氏の写真・ソーシャ
ルメディアのID・勤務先・Wikipediaで使っていた編集者IDなどの個
人情報に加えて、バーンスタイン氏の逮捕時のムービーまでも 公式
Telegramチャンネル上で公開しており、写真には「偽の反ロシア情報
を流布した」という一文が記されていたという。第一報を届けた
Zerkaloは、バーンスタイン氏は今回のウクライナ侵攻の記事を編集
したことによって逮捕されたと報じている、GUBOPikが公開した情報
には、具体的にどの行為がフェイクニュース法に抵触したかは記載さ
れていない。ロシア語版ウィキペディアのTelegramチャンネルでは、
ベラルーシとロシアのユーザーに対してパーソナルデータを隠した上
で、戦争に関する記事を編集する際にはアカウントを変更してから行
うようにアナウンスが行われている。ロシアは2022年3月7日、当局が
「フェイクニュース」と判断した場合に最大15年の禁固刑を科せると
いう法律を成立させ、連邦通信・情報技術・マスコミ分野監督庁はウ
ィキペディアに対し、ウクライナ侵攻のページにロシア軍の死傷者数
とウクライナにおいて民間人がどのように殺害されているかに関する
記述があるという理由で、ウィキペディアをブロックするという通達
を行ったと伝えられている。via Gigazine;2022.3.14 10:40
❏ Source:
1 .A top Wikipedia editor has been arrested in Belarus - The Verge, 東日本大震災の時も津波の被害を受けた沿岸部に単
独で入り支援を行うことは難しい状況。悲惨な状況を報道で見て心を
痛め、募金への寄付はできても他には何もできないと無力感を感じて
いた方に、「近くにいる人を被災者だと思い親切にしてみる」という
ことを提案したとことがある。道を歩いても買い物をしても、隣にい
る人が被災者だと思うと知らず知らず親切に温かい気持ちで接するこ
とができるもの。これは自分の心の回復に役立つとともに穏やかな気
持ちを相手に伝えることにつながると述べている。
「人命は地球より重し」「非戦」「兼愛」
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