極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

人的生命比地球重

2022年08月05日 | 環境リスク本位制

  

彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦
国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編のこと)
の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひこにゃん」
1.ガバズミ 2.ツクバミウツギ 3.ハコネウツギ 
4.タニウツギ 5.スイカズラ

【樹木×短歌トレッキング:ハコネウツギ・箱根空木】

 ほととぎず来鳴きとよもす卯の花の共にや来しと問はましものを
                           石上堅魚 万葉集 巻8・1472

この歌は作者が旅人の意を汲んで作った個人的な弔問と言われ、歌に登
場するほととぎすは、現世と冥界とを行き来すると考えられていた鳥で
作者は冥界の使者であるほととぎすに亡妻のことを尋ねられない旅人の
残念さを歌う。文末の「はも」は、極限状態における愛惜のこもった詠
嘆を表す特殊な助詞であり、ここに旅人のやり過ごすことの出来ない悲
しみが表現されている解釈されている(「万葉の杜 - 城西国際大学」
より)。 



ハコネウツギは、日本に分布するタニウツギ科タニウツギ属の落葉性低
木分布域は北海道南部から九州にかけて広がっており、主に海岸近くの
日当たりの良い場所に自生する。「ハコネ」と名前に付くが箱根に自生
種は少なく、よく似た花を咲かせるニシキウツギ(Weigela decora)を誤認
したものと考えられている。ハコネウツギが海岸沿いを中心に分布して
いるのに対し、ニシキウツギは山地に多く分布する。ハコネウツギの花
期は5月~6月。花期になると、上部の枝の先端、または葉の付け根から
花序を出し、花径2~3㎝程度の花を1~3個咲かせる。

  

【再エネ革命渦論 020: アフターコロナ時代 290】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」
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コンパクトでスマートでタフな①光電変換素子と②蓄電池及び③水電解
に④水素系燃料電池、あるいは⑤光触媒由来有機化合物合成と完璧なシ
ステムが実現し社会に配置されようとしている。誰がこれを具体的に想
定しただろうか。その旗手として常に日本や世界の若者達の活躍があっ
たのだ。
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技術的特異点でエンドレス・サーフィング
      再生可能エネルギー革命 ➢ 2030 ㉒


分子が単独で強く発光する固体発光材料
蛍光色素で、欲しい発光色と高い発光効率を同時に実現
東京工業大学らの研究グループは,7月1分子で強く発光する「固体発光
材料」を作製したと発表した。有機π電子系の蛍光色素分子に、やわら
かな「橋かけ構造」を導入することで実現した。固体で強く発光する蛍
光色素は、有機ELや表示材料などに用いられている。こうした中で、発
光させたい色を高い発光効率で実現するための色素設計に関する研究が
進んでいる。例えば、固体状態で「欲しい発光色」と「高い発光効率」
の両方を実現する方法の1つとして、「モノマー発光」の利用がある。
【要点】
1.剛直な有機π電子系の蛍光色素分子にやわらかな橋かけ構造を導入
 することで、結晶中で色素が周囲の分子の影響を受けず、1分子で強
 く発光する材料を創製 
2.結晶中での分子の密な充填と分子間の電子的な相互作用の阻害を同
 時に達成 
3.有機π電子系分子の結晶構造の多様性を拡大し、有機エレクトロニ
 クスの開発に貢献 

図1.分子間に電子的相互作用のあるジスチリルベンゼン(上)と、相
 互作用のない橋かけジスチリルベンゼン(下)の結晶構造
【成果】
1.青色の有機蛍光色素として広く使われているπ電子系分子であるジ
 スチリルベンゼンを基本骨格とし、その2つの二重結合のまわりを短
 い炭化水素鎖でゆるく結合し、小さな環を導入した7員環構造の「橋
 かけジスチリルベンゼン」を合成➲この橋かけジスチリルベンゼン
 の光物理的性質を検討したところ、溶液中、凝集状態、固体状態、フ
 ィルムに分散した状態のすべてでほぼ同じ蛍光スペクトルを示す➲
 さらに固体状態で高い発行量子収率(84%以上)を示すモノマー発
 光を実現。
2.単結晶X線構造解析を行っいろ、モノマー発光する橋かけジスチリ
 ルベンゼンが、分子間で電子的な相互作用を起こさない、π平面が交
 互に捩じれた結晶構造を示す(上図1)。一方、橋かけ構造のない通
 常のジスチリルベンゼンの場合には、電子的相互作用が起こるπ平面
 の積層が起こり、固体状態になると発光波長が溶液中と比べて大きく
 長波長にシフトした(下図2)。しかし、結晶における発光部位(ジ
 スチリルベンゼン)の占有体積は、橋かけ構造の有無に関わらずほぼ
 同じだった。また、橋かけジスチリルベンゼンは、機械的刺激(応力)
 を加えても発光色が変化しなかった。したがって、結晶、固体、フィ
 ルム分散などの加工方法を選ばずに、一定のパフォーマンスを発揮す
 ることが了解される。このように、剛直なπ電子系分子へ橋かけによ
 る小さな環を導入するだけで、その結晶構造を環がない場合から大き
 く変化させることができた。結晶形成のメカニズムは複雑で、現在の
 ところ、得られる結晶形を正確に予想することはできないが、結晶構
 造の多様性を向上させるこの手法の発見には、大きな波及効果がある。

図2.ジスチリルベンゼン(上)と、橋かけジスチリルベンゼン(下)
 の蛍光スペクトル
【社会的インパクト】
青色発光素子の1つであるジスチルルベンゼンを、分子間相互作用を排
して高密度で配列させることに成功した。固体状態でも性能が低下する
ことなく、欲しい発光色を設計できるこの技術は、発光素子や材料・生
体組織の分析などへの応用をすることで、性能向上や分析精度の向上に
つながり、特に医療分野での発展に大きく貢献するだろう。さらにこの
橋かけ構造は、今まででは困難であった、電子・光機能を有する有機π
電子系分子を基盤としたデバイスの実用化にもつながる技術であり、有
機系デバイスは、環境への低負荷、設計における自由度の高さなどから
従来の無機系デバイスに取って代わり、我々の生活をさらに豊かにする
ことができる。

電子・光機能を有する有機π電子系分子を基盤としたデバイスの製作で、
固体状態での分子の配列(結晶構造)の制御がボトルネックであるケー
スが多く。①対象となる部材に対して高いポテンシャルを持つ分子を設
計できても、分子の配列により、機能が低下したり、②1分子とは異な
る性質に変換されたりしてしまう。③一方、分子の配列により1分子で
は達成できない機能を付与することもあり、固体状態での分子の配列に
は複数の因子が絡み、現状ではその予測と設計は困難であった。この研
究では、④既存の機能分子に環を導入することで、その配列をまったく
違うものにする新技術であり、この技術によってもたらされる配列の多
様性の向上は、有機系デバイスの新しい可能性を拓く。
【展望】
今後はこの手法を用いて、多彩な発光色のモノマー発光性色素の開発を
目指す。また、橋かけを施すπ電子系のスコープを拡大し、これまでπ
電子系骨格単独では得ることができなかった新しい結晶形が得られる--
--橋かけ構造の導入は、結晶中のπ電子系分子の密度を下げることなく
結晶形の多様性を拡張することのできる新しい手法であり、今後の研究
で、求められる機能材料に合わせた有機π電子系骨格と橋かけ構造の組
み合わせ、電子・光機能を持つ新素材を生み出したい。
尚、この手法はすでに2件の特許(未公開)の出願済である。
【関連論文】
原題:Flexible Alkylene Bridges as a Tool To Engineer Crystal Distyrylbenzene
Structures Enabling Highly Fluorescent Monomeric Emission
(ジスチリルベ
ンゼンへの柔らかな橋かけ構造の導入による結晶構造操作で単分子的な
高効率発光を実現), Yoshimichi Shimomura et al., Chemistry-A European J
ournal. DOI : 10.1002/chem.202201884

 無機化合物の2つの基本構造の共存と制御
環境浄化や人工光合成の実現に向けた新たな材料設計指針を提示


図 岩塩型構造に似た構造を有する岩塩ユニット(オレンジ色の部分)
と蛍石型構造に似た構造を有する蛍石ユニット(水色の部分)が複合し
た初の層状酸塩化物Bi12O17Cl2とフッ素挿入反応による岩塩/蛍石ユニッ
トの再配列➲岩塩ユニットと蛍石ユニットの複合パターンを変化させ、
構造を平坦
化させることで光触媒活性が最大6倍と大幅に向上!
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8月4日、京都大学らの共同研究グループは、NaCl(塩化ナトリウム)
に代表される岩塩型構造と,CaF2(フッ化カルシウム)に代表される蛍
石型構造の2つの構造ユニットを共存させ,制御できることを発見。
NaClに代表される岩塩型構造とCaF2に代表される蛍石型構造は,無機化
合物において,最も基本的な結晶構造。また,岩塩層を持つ化合物や蛍
石層を持つ化合物も数多く知られ----
例えば、蛍石型構造と似た構造を
持つ物質として、高効率で安定な光触媒材料として、近年盛んに研究さ
れているビスマス酸塩化という物質群があり、これらの物質は、ビスマ
ス(Bi)と酸素(O)からなる蛍石層(Bi2O2層)と塩素層などが積層し
た層状物質で、層の組み合わせや積層の順序によりさまざまな物質群の
合成が可能である。Bi2O2層はBiが2列分存在し、二重(n = 2)蛍石層と
言われているが、最近我々のグループでは蛍石層の厚みnを増やした三
重(n =3)蛍石層を有する光触媒が開発された(上図)。これは蛍石層
の厚み nを制御し、さらなる物質開発を示唆するが、現状報告されてい
るビスマス酸塩化物ではn =3が最大で、Bi–O層のバリエーションは非常
に限られていた。


図1 (a) Bi12O17Cl2の電子顕微鏡像。ここではBiのみが白い点で見える。
Biの列が6列存在し、a軸方向にまっすぐではなく、波打っていることが
見てとれる。 (b) 本研究で明らかとなったBi12O17Cl2の結晶構造。電子
顕微鏡やX線回折などの手法を組み合わせることで初めて構造を解明。
(c) c軸方向から見たBiO2.25ブロック。BiO2.25ブロックには、岩塩型構造
のような配位多面体(オレンジ)と蛍石型構造(水色)のような配位多
面体が共存


図2  (a) 酢酸分解に対する光触媒活性。Bi12O17–0.5xFxCl2のフッ素量x
増えるに従って、光触媒活性が大幅に向上。(b)フッ素化前後の光伝導度。
フッ素化後に光伝導度の向上が見られ、光吸収によって生じた電子がス
ムーズに表面に移動することで、光触媒活性が向上したと考えられる。

今回、電子顕微鏡、X線および中性子回折単結晶X線回折など様々な解
析手法を組み合わせ、Bi12O17Cl2が他のビスマス酸塩化物と同様にBi–O層
とCl層からなる層状構造を有していることを解明した。この物質のBi–O
層(Bi6O8.5層)は、従来のビスマス酸塩化物と比較し、その特徴として
①Bi–O層の厚みがこれまでで最大の六重n = 6であり、最も「分厚い」
Bi–O層である。②従来の酸塩化物と異なり、Bi–O層内に、蛍石型に似た
蛍石ユニットに加えて部分的に岩塩型構造のような構造を有する岩塩ユ
ニットが共存していることで、波打った構造を有している(上図1・2)。
【成果及び展望】
長年謎だったBi12O17Cl2の構造が解明されたことで、この物質の光触媒と
しての物質開発がさらに加速することが期待できます。また、岩塩型構
造と蛍石型構造は代表的な結晶構造ですが、これらの基本的な構造ユニ
ットが組み合わさることで、新しい構造が生まれるということは基礎科
学の観点から非常に大きな意義があると言えます。特に、Bi2O2蛍石層は
誘電材料や光学材料など、今後応用していく上でも様々な重要な物質の
構成要素であるため、光触媒材料に留まらず材料科学分野全体に示唆を
与えるものであると期待されている。
【関連論文】
原題:Bi12O17Cl2 with a sextuple Bi-O layer composed of rock-salt and fluorite
units and its structural conversion through fluorination to enhance photocatalytic
activity:
岩塩と蛍石ユニットを有する6層ビスマス酸化物ブロックから成
るBi12O17Cl2の結晶構造とトポケミカルフッ化反応による光触媒活性の向
上, Daichi Kato et al.,Advanced Functional Materials,
DOI 10.1002/adfm.202204112 
 CO2資源化用光触媒の活性を3.6倍に向上
□ カーボンニュートラルサイクルの実現に前進
8月2日、環境千葉大学の研究グループは,ポルフィリン光触媒を用い
てCO2をCOへ資源化する際,エタノール処理により活性が3.6倍に向上す
ることを見出し、その理由も解明した。
【概要】
化石燃料の燃焼で生じた CO2を、再生可能エネルギーを用いて燃料に戻
したり、資源化することができれば、CO2 の発生と資源の生成とを等し
くするカーボンニュートラルサイクルを実現できることに着目したポル
フィリンとは、クロロフィル(葉緑素)の成分として植物の光合成に関
わる他、生体中で酸化の促進や電子を伝達する、ビタミン中にも含まれ
る直径 1.5 ナノメートル(7 億分の1 メートル) ほどのリング状有機
分子。このポルフィリンは、人工的に CO2を燃料や資源に変換する光触
媒として、広範に研究が進められてきました。しかし、その成果の全て
においてポルフィリン触媒あるいはポルフィリンを複合させた触媒は数
時間で活性低下してしまう。

【成果及び展望】
この研究では、コバルトイ オンを中核とするポルフィリン分子を酸化チ
タンと複合し、CO2光還元反応に用いると CO へと資源化することを見出
したが、やはりこの光触媒も反応試験9時間後に活性が、それまでの12
%にまで下がった。そこで 1回目の光反応試験後、光触媒の活性を回復
する様々な処理(酸素処理、水素処理、大気下放置) をテスト、大気下
放置したコバルト-ポルフィリン–酸化チタン光触媒は、1回目の反応の
9時間以降に低下し一定となった活性の 1.54倍となり、部分的に活性回
復が認められた。これは光反応試験中に還元された酸化チタンが再酸化
されたためと判明➲40分の1気圧のエタノールガスに触れながら、1回
目の光反応試験後のコバルト-ポルフィリン–酸化チタン光触媒に光照射
したところ、CO2光資源化反応速度は1回目の試験の最初の速度の 3.6倍
にまで向上➲光反応条件で、赤外吸収スペクトル・紫外可視吸収スペ
クトル・X 線吸収スペクトルでこの光触媒反応を追跡※すると、反応開
始後9時間までにコバルトイオン上に生じたヒドロキシ(OH)基が、こ
の触媒の活性を12%にまで下げる(図1左)ものの、エタノールに触れ
ることでOH基が取り去られ、さらにコバルト-ポルフィリン分子間の間
隔が広がることでCO2分子に触れやすくなり(図1中央)、ギ酸種(HCOO,
図1右)を経て、CO 生成することを実証する。➲エタノールガスに触
れた後のCO光生成速度はコバルト-ポルフィリン–酸化チタン光触媒1グ
ラムあたり毎時63マイクロmolで、触れる前の速度:1グラムあたり毎時
2.3 マイクロmolの 27倍であり、吸収した光の1.6%が CO2から CO生成
に直接関与し、2回目の光反応試験3時間の間にひとつのコバルトイオ
ンが 7.4個のCO分子を作ったことが判明。

☈ COを直接の資源とするためには別の触媒を用いてメタンやエチレン、
プロピレン、さらにはプラスチックにまで変換することが必要、コバル
ト-ポルフィリンを同研究グループが別途開発したニッケル–酸化ジルコ
ニウム光触媒と組み合わせる等で、CO2を持続可能に直接資源化できる、
さらに 有効な再生可能エネルギー駆動光触媒の実現に期待がかかる。 
【関連論文】
原題:論文タイトル:Anchoring and Reactivation of Single-Site Co–Porphyrin
over TiO2 for the Efficient Photocatalytic CO2 Reduction, :Journal of Catalysis

DOI:https://doi.org/10.1016/j.jcat.2022.07.006 
✔ 実用段階までの道のりは不明だが、エネルギー供給と二酸化炭素由
来資源を供給することで『オールソーラーシステム』と『オールバイオ
マス』システムとの融合を実現できる。すごい大学!千葉大学の仲間達。!


via 2030 Furture TimLine, Technology, Singularity


危機に瀕するする世界人口
地球上の人間の3分の1が、自然生息地に多大な圧力をかけている。
自然生息地は、復元するよりも遙かな速度で悪化。二酸化炭素レベルが
450 ppm と厳しい標石(マイルストーン)に近づき、気候フィードバッ
ク・ループがより頻繁に発生。特に北極では、永久凍土が溶けて、年間
ギガ トン近くのカーボンが放出されている。地域では、収穫量が最大で
3分の1減少し、一部の作物の価格は2倍以上になり、世界の貧困層に
壊滅 的な影響を与える。これは、中東、アジア、アフリカの一部で脆弱
な社 会、経済、安全保障の状況を損なう恐れがあり、2010年には35億人
だっ た都市人口は、2030年には85億人にまで増加、資源不足、経済的お
よび政 治的要因、環境問題の高まりにより、人々はこれまで以上に混雑
した高 密度の場所に追いやられている。一部の都市は合併して、何千万
人もの人々が暮らす広大な大都市圏を形成しつづけている。一部の国で
は、都 市部に住む人々が人口の90%以上を占め、2030年には
都市部は、
2012年と比較して、世界でさらに463,000平方マイル (741,000 平方km)
増加。 これは、21世紀の最初の 30年間、毎日20,000を超える新しいサ
ッカー場 が世界の都市部の拡大を意味する。過去 20年間で、運輸、公
益事業、そ の他のインフラに約 30兆ドルが費やされた。最も大幅な成
長を遂げた中 国では、都市人口は10億人にを超え、年間1,000億ドルを
費やし、中国の 海岸線の多くは、本質的に巨大な都市回廊に変化する。
こうした拡大はすべて、周辺環境に大きな影響を与えています。都市に
加えて、道路と鉄道の主要な新しいネットワークが構築され、景観を縦
横に横断し、国立公園や森林などの野生生物地帯を切り開かれ、アマゾ
ンは資源開発と食料生産に開拓され続けている。この時期、人間の侵入、
汚染、生息地の破壊の結果、多くの種が絶滅危惧種に再分類され、自然
界の劣化進行しているにもかかわらず、化石燃料から再生可能エネルギ
ーへの急速な移行など、業界の特定の分野では有望な兆候が見られてい
る。ナノテクノロジーの進歩により、太陽光発電の効率が大幅に向上し
一部の国では、ほぼすべての新しい建物に太陽光発電材料が追加されて
いる。プラスチック汚染にも取り組んでおり、使い捨てプラスチックの
禁止、新しい種類の生分解性プラスチックの使用の拡大*、リサイクル率
の向上が見られるものの、世界は歴史上比類のない危機に直面しており、
転換点が急速に近づいています。人類がより持続可能な経済パラダイム
に移行するには、あと数十年しか残っていないと記録されている。
✔ 2022年のインドの総人口数は16億9,704万人,同じく、中国は、14億
2,600万人とインドが世界一となっている。


日本が2週連続で世界最多 新型コロナ感染者数 WHO
2022.8.4 TBS
世界保健機関は、日本の先週1週間の新型コロナの新規感染者は約138万
人で、2週連続で世界最多だったと発表。先月25日から31日までの間に
世界全体で報告された新規感染者は約656万人で、前の週に比べて9%減
った。日本の新規感染者は約137万9千人で2週連続で最も多く、続いて、
アメリカが92万3千人、韓国が56万4千人となっています。ただし、いく
つかの国では検査数が減ったことで確認される症例が減っていることも
あり、「傾向は慎重に解釈されるべき」としている。また先月収集され
たデータでは、99%がオミクロン株で、BA.5とBA.4が引き続き世界的
に主流だった。

新型コロナの「再感染」は回数が多いほど死亡率が上昇、後遺症に
  もなりやすい
2022.8.2  NATIONAL GEOGRAPHIC
□積み重なる健康へのダメージ、560万人超の米退役軍人医療記録分析
新型コロナウイルスの変異株のなかでも感染力の強いオミクロン株の出
現により、再感染率が上昇している。米国では3度目、4度目の感染をす
る人さえいる。また、オミクロン株の亜系統はこれまでに獲得された免
疫を回避する能力が高いことも研究で判明している。
  こうした疫学データは新型コロナが何度も再感染しうることを示す。
米退役軍人省(VA)セントルイス・ヘルスケアシステムの研究開発主任
で、米ワシントン大学の臨床疫学者でもあるジヤド・アルアリー氏は、
560万人以上の退役軍人の医療記録を分析した結果、感染回数が増えるご
とに単純に死亡率が高まっていた。また、再感染によって、糖尿病、慢
性疲労、新型コロナ後遺症などの病気や、心臓疾患、血液疾患、脳疾患
による健康リスクが発生する割合も増えていた。この論文は、2022年6月
17日に査読前論文を投稿するサイト「Research Square」で公開。ただし、
同氏を含む専門家たちは、まだ多くの疑問が残されていると注意を促す。
退役軍人は高齢の白人男性が多いため、一般の人々を代表しているとは
言えないが、なぜ退役軍人の間で再感染が健康リスクの上昇と関連して
いたのかは、まだ分かっていない。また、新型コロナウイルスの新たな
変異株は感染するとより重症化しやすいのかや、再感染しやすくなるま
で免疫が低下するのにどれくらいの時間がかかるのかも定かではない。

□ 再感染しやすい病気、しにくい病気
再感染のリスクは病気によって異なる。麻疹(はしか)、黄熱病、風疹
などは2度目の感染を心配する必要はあまりない。なぜなら、これらの病
気を1度発症するか、ワクチンを接種することにより、長期間の免疫を獲
得できる。おかげで、通常は、そもそも再感染しないか、しても気付か
ないほど軽い症状にとどまる。一方で、時間の経過とともに免疫が低下
し、再感染しやすくなる病気もある。再感染するとどの程度深刻な症状
になるかは、基礎疾患の有無、免疫系に負担をかけうる健康状態の変化、
ワクチン接種のタイミング、ウイルス自体の変異など、多くの要因に左
右される。例えば、インフルエンザを考えてみよう。インフルエンザウ
イルスは頻繁に変異するため、免疫系の裏をかく。つまり、新たに感染
するたびに初めてインフルエンザにかかるようなもの。

 免疫系は『前にも見た顔だな、対処法なら知っているぞ』と言えなく
なるのと、件の専門家は説明する。とはいえ、一般論として再感染は最
初の感染よりも軽く済む。免疫系は備えができている。症状が出たとし
ても、免疫系の反応がとても速いので、最終的にはウイルスの複製を制
御してしまう。デング熱は例外だ。デング熱では、過去の感染で誘導さ
れた抗体が不利に作用してしまい、ウイルスが宿主細胞に侵入するのを
助けるという珍しい現象が起きる。同様のことが新型コロナウイルスに
も当てはまるという証拠はない。もしそうなら、今頃は入院患者が急増し
ているはずだ。しかし、ウイルスがとりうる経路の1つであるこの可能
性を排除することが重要だと専門家たちは言う。

                         この項つづく
【ウイルス解体新書 137】


序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学 
第1節 免疫とはなにか
第2節 ウイルスの病原性の評価
第3節 水際検査体制(未然感染防止)
第4節 自国のワクチン及び治療薬開発体制
第5節 感染パンデミック監視体制
第6節 エマージェンシーウイルス
第7節 新型コロナウイルス
第8節 感染リスク
1.感染力
2.致死率・重症化
8-1 予後
8-1-1 死亡リスク
8-1-1-1 新型コロナ生存者の死亡リスク
8-1-1-2.生存者の死亡リスク
8-2-1 脳損傷
8-2-1-1 新型肺炎と脳の関係
8-2-1-2 新型コロナが脳の血管を詰まらせ脳にダメージ
8-2-1-3 新型コロナウイルス感染症は脳への影響は 2021.08.11
8-2-1-4 軽症でも脳に深刻な障害をもたらす 2021.7.10
8-2-1-5 軽度の新型コロナウイルス感染症で脳にダメージを
  与え縮小させる

8-2-2 後遺症
8-2-2-2 後遺症の未来
8-2-2-3 新型コロナウイルス感染症の後遺症による認知能力
8-2-2-4 コロナ後遺症のメカニズム一部解明 倦怠感
8-2-2-5 回復後も疲労や認知機能の低下が続く「ロングCOVID」
8-2-2-6 オミクロン株の後遺症「長期化も」"ウイルス排除"
8-3 重症化メカニズム
8-3-1 世界初コロナ重症化メカニズムの解明
第9節 感染予防・検査・治療
9-1 検査方法・装置設備
9-2 ワクチン
9-3 新型コロナ治療薬

第10節 ウイルスとともに生きる
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第1節 各国の動向と対策の特徴
第3章 パンデミック戦略「後手の先」
第1節 新型コロナパンデミックから生まれたもの
1-1 進化する感染判定技術装置
1-1-1 汗から感染症を検出するウェアブルセンサ
1-1-2 「測定時間1分」と「超高感度」、2種のウイルス検出 
1-1-3 新型コロナ感染を9分で判定、精度はPCR以上 
1-1-4 新型コロナウイルス変異株の抗体量を8分で自動定量
1-2 予防技術
1-2-1 不活化技術
1-2-1-1 エアーカーテン



岸田政権のウソを一発で見抜く!日本の大正解
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政策はもれなく不発なのに、なぜ支持率は高いのか?物価高、円安、利
上げから、与野党の実態、安全保障、そして私たちの未来まで。バカを
黙らせ真実を見破る47の特別講義!
目次
1時限目 岸田政権から学ぶグダグダ経済学入門
2時限目 ウクライナ情勢から学ぶアブナイ安全保障入門
3時限目 ヤクザな隣国から学ぶワルの地政学入門
4時限目 現代日本から学ぶトンデモ政治学入門
5時限目 仮想空間から学ぶヤバイ未来学入門
補講 ポストコロナ時代を本気で生き抜く哲学入門
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2時限目 ウクライナ情勢から学ぶアブナイ安全保障入門
第1節 憲法改正のあるべき準順序
Q:いよいよ、岸田首相まで「憲法改正」を言い出した。
 これで日本も変わるのでは ?
A:いや、単なる選挙目当て。それより変えなきゃいけないものがある
 んだが……。

2022年3月13目の自民党大会、岸田首相は「憲法改正」を強く訴え
た。しかし、岸田氏がこれまで改憲を選挙公約に掲げたことなどないし、
そもそも岸田氏が率いる「宏池会」は、吉田茂の教え子ともいえる池田
勇人が創設した軽武装・経済重視路線のりベラル派閥だ。一体、宏池会
に改憲派が何人いるというのか。おそらく、ウクライナ侵攻で国民の多
くが憲法問題を考えるようになったから、より強く主張しだしたのだろ
う。5年に一度、「世界価値観調査」というグローバルなアンケート調
査が行われている。そのなかの「戦争になったら国のために戦うか?」
という質問に対し、「戦う」と答えた人の割合は、日本人の場合13.2%。
調査した86カ国中最下位だった。
 民主主義国の国民ほど、自国のために戦争したくないという人の割貪
が増えるのは事実だ。逆もまたしかりで、お隣の中国は90%以上の国民
が「戦う」と答えている。
 ただし、民主国家のなかでもフィンランドやスウェーデン、ノルウェ
ーなどロシアに近い国々は、いずれも民主主義度が高い一方で国を守ろ
うとする国民の比率も高い。アジアでは、中国による有事を想定してい
る台湾がそうだ。
 となると、中国、ロシア、北朝鮮という、非民主主義でかつ核保有
に囲まれた世界有数の危険地域にいる日本人の危機意識の低さは、
ある意味"異常"
ということになる。あるいは、「憲法9条があるから日
本はずっと平和だった」という、まさに「お花畑思考」のなせるわざと
でもいえようか。
 事実、テレビのコメンテータでも、ウクライナに対して。上から目線゛
で降伏や話し含いで解決すればいいと言う人がいまだ多くいる。つまり
「専門家」と称する人ですら、話し含いで解決できると思っているとい
うのが、この国の現状なのだ。
 言うまでもないことだが、戦争が始まったのは、そもそも話し合いで
済まなかったからである。日本が戦った第2次世界大戦を含め、戦争と
はそういうものだ。外交のプロフェッショナルが散々交渉してもなお妥
結しないからこそ、稀に戦争が起きるのである。
 日本で「降伏」を口にする人が多いのは、アメリカの占領政策が比較
的ゆるかったのが原因かもしれない。だが、世界史において、占領され
た国の大半が悲惨な目にあっている。日本も戦後、ソ連に占領されてい
たら、「降伏すればいい」などという意見は、ついぞ出なかっただろう。
そういう意味では、日本は恵まれていたといえるが:・・・・・・。
 いずれにせよ、ロシアによるウクライナ侵攻で、事態は大きく変わっ
てしまった。だからこそ、もし岸田政権が本気で改憲論議をするという
のであれば、7月に予定される参議院選挙の前までに非核三原則や核シ
ェアリングの話を含めて議論すべきだ。核シェアリングについては項目
「14」で詳しく述べるので、ここでは非核三原則について触れておこう。
 2022年3月、ロシア艦艇4隻が日本の領海である津軽海峡を堂々
と通過した。これは、実は非核三原則があるためだ。どういうことか。
 ロシア艦艇通過の法的根拠は、津軽海峡が軍民を問わず通過通航権が
認められる「国際海峡」に指定されているからである。国内的な根拠と
しては、1977年に制定された領海法により、同海峡が「特定地域」
に指定されているからだ。特定地域とは「国際交通の要衝たる海峡にお
ける商船、大型タンカー等の自由な航行を保障」した地域のことである。
 だが、素人感覚で考えてもこれはおかしくないか。そもそも津軽海峡
の狭いところの幅は20㎞もない。領海は海岸から12カイリ(約22㎞)
なので、津軽海峡は日本の「領海」のはずだ。その「領海」内を堂々と
他国の艦隊が通過通航しているのである
 この裏にある真相こそが非核三原則の1つ「持ち込ませず」なのだ。
海峡の全域を領海にしてしまうと、核兵器を搭載した米艦艇などが通れ
なくなってしまう。核を「持ち込んだ」ことになるからだ。つまり特定
海域とは、核を「持ち込ませず」への違反を避けるための、きわめて便
宜的な措置にすぎないのである。
 しかも特定海域は津軽海峡だけではない。宗谷海峡、対馬海峡東・西
水道、および大隅海峡も指定されている。

 こうした政府の決定は先述のように40年以上前に行われたが、いまや
時代は大きく変わっている。不合理なルールは一刻も早く見直し、津軽
海峡などの特定海域指定についても変更すべきだ。その場合、領海内の
無害通航の範囲で外国艦艇に対処すればいい。もちろん軍事演習の一環
として航行は認められなくなる。


図 領海は基線からその外側12海里までとされているが、特定海域では
わずか3海里。しかも、通常の領海内における「無害通航権」ではなく、
沿岸国(=日本)の権利などをさらに制約した「通過通航権」が認めら
れている。そのため、領海内ではできない潜水艦による潜没航行、ある
いは上空通過の自由が認められているなど、島国日本が自らの首を絞め
ることになっているのだ。
おわかりのように、非検三原則のうち「持ち込ませず」くらいバカげ
たものはない。表向き、政府は否定しているものの、日本に寄港する米
艦艇が、事前にどこかで核兵器を下ろすはずがないのに、そのせいで思
わぬ安全保障上のはころびが生じているのだ。
 だからこそ、こうしたところからきちんと手をつけるのが、あるべき
改憲への順路となる。だが、おそらく岸田首相はウクライナ情勢を念頭
に、選挙目当てで強気の改憲発言をしただけ。言葉とは裏腹に頭のなか
は、またまた「検討中」であること間違いない。

              「改憲」をいうだけなら誰でもできる!
      問題は、日本を守るために本当に必要なものの見極めだ!

✔ 憲法改定をタブー化はナンセンス。憲法を改定するか法律で規定る
 かの議論は残るが文言に問題なし。
                         この港つづく




風蕭々と碧い時代

Imagine Jhon Lennon

アルバム『テレサ・テン カヴァー・ベスト・セレクション』より 
曲名:我愛你 ウォーアイニー 1987年  唄:テレサ・テン Teresa Teng
作詞/作曲:梶原茂人・高木茂治・本田義博(バンド名:135)J-POP



● 今夜の寸評:クレムリン、天安門そしてワシントン広場 ⑧

  鷹のゆくへ「お前さんが手伝って下されば、蛇の路は蛇で、
  わたしの方でも大変に都合が可い」

                岡本綺堂  半七捕物帳(1923)  

 プーチンはロシア国家保安的機能主義の権化か、今日も凶事深まる。


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