「LIGHT UP THE SKY #4」
open18:00 start18:30
Live Stream Ticket1500円
https://nepostream.myshopify.com/products/230608
108pierrots
Albem
MOGRE MOGRU
ilyons
TPSOUND Band Set
最近吉祥寺NEPOでは主催ライブメインに出演しているが、この日はNEPOのブッキングイベント。知らないバンドと対バンできるのは楽しみだし、我々モグモグは派手な見せ場のない完全即興なので、完全にマッチする現場はない代わりに、隙間産業的にどこでもはいろうと思えばはいれる。しかしあまりに趣向や路線が違う対バンだとアウェー感を感じることもある。その意味ではこの日の対バンはインプロやエレクトロニクスやアンビエント的な要素を感じさせるバンドばかりで、どのバンドとも再度対バンしたくなるほど楽しめるイベントだった。
●MOGRE MOGRU
ツユモグ(梅雨のモグモグ)3DAYSのDAY1。<electric set>として電子楽器のみの演奏に黒い瞳の朗読をたっぷりフィーチャーして、物語性のあるエレクトロノイズパフォーマンスになった。剛田は小型エレクトロニクス機器を3台使った電子ノイズに、時折エレクトリック・ヴァイオリンでドローン演奏。Tanaoはフリッパートロニクス風のE-Bowを駆使したドローンと漂うようなアンビエントギター。瞳の朗読はかなりショッキングな中二病的世界で、観ていた共演者から「滅茶苦茶怖かった」と最大の賛辞が寄せられた。またエンディングへ向けて徐々に盛り上がっていくミニマルサウンドに「ラヴェルのボレロみたいだった」という感想もあった。MOGRE MOGRUのダークサイドを堪能できるパフォーマンス、メンバーの灰汁抜きにもなったかもしれない。
●Albem
いつもはバンドで活動しているAlbemのソロパフォーマンス。ダンスビートのエレクトロニカに、ファルセット風の美しい歌声がポップにきらめくカラフルなステージ。サイケデリックな浮遊感が普通のエレポップではない屈折した感性を反映している。バンドでも見てみたい。
●ilyons
KAGEROのメンバーでNEPOディレクターでもある白水悠とギタリスト中平智也の即興デュオ。対バンは2度目。エレクトロニクス&ベース&ギターが絡み合う剛球インプロは野生のロック衝動を刺激する。一見、静と動で対照的なモグモグとilyonsの相性は実はものすごくいいと勝手に思っている。
●108pierrots
この日唯一の真っ当なバンド編成の4人組。ヴォーカリストのソウルフルでシルクのような歌声に聞きほれてしまう。スロー~ミッドテンポのおおらかな曲調も気持ちいい。スピッツを思い出しながら聴いていた。あながち見当違いではないと思う。
●TPSOUND Band Set
大宮ヒソミネ(NEPOの系列ライヴハウス)の元店長だった北野哲平のプロジェクト。サンプラーやシンセを駆使した味のあるポップソングは、平沢進を思い出させた。最近個人的にクラフトワークを愛聴しているせいか、女性ドラマーのシンセドラムのサウンドに妙に心が惹かれた。彼女は気になっていた女性インストロックトリオ花園distanceのメンバーとのこと。嬉しい出会いだった。
1F カフェでは弾き語り女性シンガーのイベントが開催されていて盛況だった。やはりNEPOは面白い。
梅雨入りを
待ちつつモグモグ
ライヴする
【ツユモグ(梅雨のモグモグ)】
DAY2:6月11日(日) 高円寺Oriental Force
「蟲師」Vol.2
18:30 OPEN / 19:00 START
¥1,500 + 1 Drink別
★MOGRE MOGRU × 内田静男
80年代より、触媒夜、滲有無にて活動。現在、Hasegawa-Shizuoや、albedo gravitas、Galactic Abyss、UH、TERROR SHIT、Nord、疎水響、 L'Extase Métallique、などのユニット、そしてソロやさまざまなインプロヴァイザートのDUOやTRIO形式などで演奏。Bassを中心にした、インプロヴィゼーションで活躍するベテラン内田静男さんとの初コラボレーション。モグモグに重低音が加わるとどうなるか、メンバーも楽しみにしています。
19:00-19:30 MOGRE MOGRU × 内田静男
19;45-20:15 カニコローシュカ
20;30-21:00 よくばりChameleon x Masafumi Teruyama
21:15-21:45 いはとおる x 吉本裕美子