11月6日(日)国立市で開催された二つのイベントにMOGRE MOGRUとして参加した。
昼間は3年ぶりの開催となる国立市最大の祭り「第53回 くにたち秋の市民まつり」。国立駅南口大通りを封鎖して様々な出し物や屋台が並ぶ中、最も駅に近い好立地に舞踏家の園田游氏が「踊り場」として、非現実的な空間を作り出す。道路の半分を占めるビニールシートの上に敷かれた赤と白の布を舞台に踊る園田氏を囲む形で、10数人の演奏家・非音楽家が音を奏でる約3時間の長舞台。ミニアンプを使ったMOGRE MOGRUのドローン・サウンドと、エレキベース、サックス、トランペット、チェロ、ジャンベ、パーカッション等の即興演奏が青空の下で混ざり合い、赤い着物と三度笠で半裸で踊る園田游氏と二人のダンサーの上を風のように吹き過ぎる。
道端にしゃがんで興味深そうに眺める子供たちと、演奏を聴きながらうっとりとした表情で微睡む柴犬が面白かった。
くにたち秋の市民まつり。園田游とMOGRE MOGRUコラボ。その他総勢11名。飛び入りもあり。国立駅近、よりによって大学通りのメインストリートで園田氏が舞う。しかも半裸で。そんなあんまりな非日常的世界に頭クラクラしながら見続けた約3時間!興味本位に通りすがりにスマホを向ける一般人多数。 pic.twitter.com/7DYjuijJ3n
— らさ (@usako_hiko1) November 6, 2022
夜は国立市公民館の地下ホールで開催された「第十一回 公民館運動」へ。1980年代にパフォーマーの霜田誠二氏が、格安の公民館を利用して、地下アーティストたちの実験的表現の場として開催したシリーズイベント「公民館運動」の意志を引き継ぐイベントである。昼間「園田游 踊り場」で共演した音楽家も参加し、即興音楽の手練れがセッションを繰り広げる。最後のセッションに飛び入りし、昼間の穏やかな演奏とは真逆の躍動感あふれる激情プレイを楽しんだ。
青空と地下ホール
ふたつの世界が
繋がった
▼園田游氏の筆書き出演者リスト
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