2021/12/6(Mon)@吉祥寺NEPO
【Grazin'】
1F open 17:30
B1 open/start 18:00/18:30
〈出演〉
ilyons
kill me Elkと職場の仲間達
MOGRE MOGRU
我が即興アンビエントユニットMOGRE MOGRU(通称モグモグ)の3回目のライヴ・パフォーマンス。これまでの2回はホームである『盤魔殿スピリチュアルラウンジ』での演奏だったので、初めての対外試合である。吉祥寺NEPOのブッキングによる「Grazin’」と題された対バン・イベント。Grazingとは「放牧、牧草地」という意味なので、タイプの異なるバンドを放し飼い状態で自由気ままにプレイさせるという意図だろうか。当日になって出演予定だったバンド王が都合により出演キャンセルになったのは残念だったが、結果的に出演した3バンドとも異なるスタイルにもかかわらず、どこか共通したコンセプトがあるように感じられ、NEPOならではのユニークなイベントになった。
●kill me Elkと職場の仲間達
一番手はグレイのロングヘア―ともじゃもじゃの髭のベーシストが率いるトリオ、kill me Elkと職場の仲間達。kill me Elkとはヴォーカル兼ベーシストの個人名で、他の2人は本当の職場の仲間達だという。何て良い職場だろう!ハードロッカー然としたごつい外見のElk(ヘラジカ)氏のハイトーンヴォイスとドリームポップなメロディ、グロッケンシュピール、ソプラノ・ピアニカ、オタマトーンなどを駆使したカラフルな演奏、シンプルなドラムセットの空間的なプレイが相まって、優しい夢のようなサウンドが繰り広げられる。得体のしれない愛おしさを感じる不思議な三人組である。
●MOGRE MOGRU
事前に簡単な流れを決めているものの、基本的にその場で生まれる即興演奏を主眼とする(というか同じことの再現ができない)我々MOGRE MOGRUのステージは、NEPOの幻想的な照明効果で想像以上に引き立った。剛田と黒い瞳の着物の衣装が昔のアングラ演劇のように見えていい感じだった。様々な楽器を持ち替えるので忙しくて、客席をよく見る余裕はなかったが、思っていた以上に多くの観客がいたようで嬉しい限り。Tanaoのギターが全くギターらしくないサウンドを発していたので、ギターを弾く真似をしていると勘違いしていた人がいたのが面白かった。結成して半年にも満たない新人バンドがこんな素晴らしいステージに立てたことに感謝したい。今後もよろしくお願いします。
Mogre Mogru @ 吉祥寺NEPO (Dec. 6, 2021) [Filmed & edited by Marc Lowe] from Marc Lowe on Vimeo.
動画撮影・編集:Marc Lowe
●ilyons
“ケミカル轟音プログレパンク”バンド、I love you Orchestraのメンバーの白水悠(ベース)、中平Jim智也(ギター)によるノイズ・ユニット。白水氏はNEPOの創設メンバーのひとりでもある。数多くのエレクトロニクスを操りながら、ギターとベースで重層的なサウンドを組み立てる。アンビエントでありプログレでありエレクトロニカでもあるが、意外にオーソドックスなブルーススケールのフレーズを繰り出すギターや、ミニマルなビートに乗せてベースを振り回し機材テーブルの上に立ち上がってプレイする姿を見て、根っこにあるのはロックに他ならないと感じた。
★配信ライブがアーカイブ視聴できます(視聴期間:12月12日まで)。ぜひご覧ください。
配信ライブチケット(1000円)⇒こちらから
NEPOの夜
異端音楽
放牧地帯
【イベント情報】
盤魔殿 即興道場
Disque Daemonium Improvisation Gym
2021年12月23日(木)
渋谷DJ Bar EdgeEnd
19:00 open / 19:30 start
参加料金1000円(1drink付)
Special Live:Rie Fukuda + Takeshi Goda
楽器持参でどなたでも参加できる即興ジャムセッション。
即興が初めての方大歓迎。
楽器以外のヴォイス、舞踏、パフォーマンスなどもOK。
もちろん観覧のみでもOKです。
*ミキサー、ギター&ベースアンプ有。ドラム無。
*爆音演奏は不可。
お問い合わせ:剛田武 Twitter @mirokristel
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