A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【音で聴く緊急(エマージェンシー)宣言】999/ガールスクール/クール&ザ・ギャング/ニーナ・シモン/石川晶/トニー・ウィリアムス/スティール・パルス/パラモア

2021年01月14日 00時37分26秒 | 素晴らしき変態音楽


世界各国で緊急事態宣言(State of Emergency)が発令されており、テレビのニュースはその話題で持ち切りだ。緊急!緊急!と言われ続けると感覚がマヒしてしまい、どうでもよくなってくる。そんな緊急呆けの頭を切り替えるべく、「エマ―ジェンシ―(緊急)」を歌った曲やバンドを集めてみた。ジャンル的にもポップ、ロック、ジャズ、メタル、パンク、レゲエと幅広いので飽きずにエマージェンシー状態を楽しめるに違いない。

●ガールスクール『エマージェンシー』(1980)


1980年代のNWOBHMムーヴメントに乗ってモーターヘッドの妹バンドとして売り出された女性ハードロックバンド。当時メタルを敵視していたニューウェイヴ少年だった筆者がエアチェックしたライヴカセットを密かに愛聴していた。この曲は80年に2ndシングルとしてリリースされた。デビュー・アルバム『デモリッション』(80)に収録。

Girlschool - Emergency (1981) Bronze Rocks



●クール・アンド・ザ・ギャング『エマージェンシー』(1984)


コモドアーズと並ぶアメリカ・ソウル界の長寿バンド。64年ロバート・"クール"・ベルを中心に結成。69年デビュー、7~80年代数々にヒットを放ち、現在もライヴツアーを行っている。この曲は84年の16枚目のアルバムのタイトルトラック。アルバムはダブルプラチナ(200万枚)に輝き彼らの最大のヒット作になった。

Kool & The Gang - Emergency



●トニー・ウィリアムス・ライフタイム『エマージェンシー』(1969)


61年にデビューしマイルス・デイヴィス・カルテットのメンバーとして活動していいたドラマーのトニー・ウィリアムスがロックに傾倒して結成したライフタイムの1stアルバム。ジョン・マクラフリン(g)、ラリー・ヤング(organ)とのトリオによるジャズロック/フュージョンの先駆けと言われる。

The Tony Williams Lifetime / Emergency



●石川晶とカウント・バッファローズ『エマージェンシー』 (1976)


日本のジャズドラマー石川晶がスタジオミュージシャンを集めて結成したジャズファンクバンド、カウント・バッファローズの76年のアルバム。ジャズやファンクだけでなくポップスからエスニック、前衛ロックまで様々な企画アルバムを出しているが、本作はストレートなファンクサウンドを打ち出した代表作と言われる。

Count Buffalo - Emergency (1976)



●999『エマージェンシー』(1978)


1976年にロンドンで結成されたパンクロックバンド999(Nine Nine Nine)の3rdシングル。パンク第2世代ならではのパワーポップだが、カラフルなジャケットが災いしてファッションパンクのイメージがあって当時は聴かなかった。パンクに緊急事態宣言は良く似合う。

999 - Emergency



●パラモア『エマージェンシー』(2005)


女性シンガー、ヘイリー・ウィリアムスが率いるテネシー州出身のオルタナパンクバンド。エモーショナルなヴォーカルとストレートなギターロックが爽快に駆け抜ける。この曲はデビューアルバム『オール・ウィ・ノウ・イズ・フォーリング』からの2ndシングル。

Paramore: Emergency [OFFICIAL VIDEO]



●メリサ・マンチェスター『エマージェンシー』(1983)


アメリカのポップス歌手・女優メリサ・マンチェスターの11作目のアルバムのタイトルトラック。82年にリンダ・ロンシュタット、オリヴィア・ニュートン・ジョン、ジュース・ニュートン、ローラ・ブラニガンを下してグラミー賞を受賞した翌年のAOR路線のソフトな緊急事態宣言。

MELISSA MANCHESTER - Emergency (1983 AOR)



●スティール・パルス『ステート・オブ・エマージェンシー』(1988)


イングランド出身のルーツロックレゲエ・バンド、スティール・パルスの通算7枚目となるアルバム(1988年発表)。ボブ・マーリーの影響を受けながらも、クロスオーヴァーなサウンドで独自路線を貫いてきた彼らが到達した、UKレゲエを極めた逸品。戦いの音楽レゲエの緊急事態ソングは迫真性たっぷり。

Steel Pulse - State of emergency



●ニーナ・シモン『エマージェンシー・ワード!』(1972)


1959年にデビューしたアメリカのジャズシンガー、ニーナ・シモンのライヴ・アルバム(1972年発表)。A面を占める「マイ・スイート・ロード」(ジョージ・ハリスン)と「トゥデイ・イズ・ア・キラー」の18分を超える前衛的なゴスペルカヴァーは、公民権活動家、市民運動家でもあるシモンの最も素晴らしい瞬間の一つと評価される。

Nina Simone - Emergency Ward! (1972) FULL ALBUM



●エマージェンシー『Get Out To The Country(田舎へ逃げ出そう)』(1973)


チェコスロバキア出身のサックス奏者ハヌス・ベルカが70年にドイツで結成したインターナショナル・ジャズロックバンド。71年『エマージェンシー』、72年『エントランス』というブラスロック・アルバムをCBSからリリースした後、ブレイン・レーベルに移り『ゲット・アウト・トゥ・ザ・カントリー』(73)と『ノー・コンプロマイズ』(74)をリリース。プログレ/クラウトロック・サウンドを聴かせる。

Emergency - I Know What's Wrong (CD Version) [Jazz-Rock - Krautrock] (1973)


緊急の
電話番号
999


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