詩人特集で白石かずこを取り上げた時に軽く触れたが、その後の調査により「ジュンコ」「サチコ」の対抗勢力として「カズコ」の重要性が明らかにされつつある。全容解明には多くの困難が予想されるし、秘密を暴露することで、身の危険を感じることも確かだが、人類の未来の為にその一端を記すことにした。近い将来ブログの更新が途絶えたとしたら、筆者は秘密結社「カズコ」により存在を消されたと思って欲しい。
*調査方法:ようつべで「kazuko」と検索し、出てきた動画を順番にググって、それぞれの出自を明らかにする。
●ファラオ・サンダース「Kazuko(Peace Child)」
トップは人名ではなく曲名。スピリチュアル・ジャズの巨匠ファラオの1980年のアルバム『Journey To The One』収録。コルトレーンに回帰して包容力のあるテナーのブロウを聴かせる人気作。Yuko Ito Gatesの琴をフィーチャーした和風サウンドはまさに精神世界への旅路。
●川島和子
東京都出身、国立音楽大学声楽科卒業の歌手。スタジオプレーヤーとして、クラシックから童謡、シャンソン、ポップス、ジャズ、演歌まであらゆるジャンルで数多くの作品に参加。現在ソロ活動とともに八代亜紀コンサートにバックヴォーカルとして参加する。何といっても「宇宙戦艦ヤマト」「聖闘士星矢」などアニメ音楽のスキャットは誰でも聴いたことがある筈。
●松村和子
北海道遠別町出身の演歌歌手。1980年ロングヘアーで津軽三味線をギターの様に操る異色のスタイルでデビュー。18歳という若さも話題になり、演歌界のアイドルとして人気を誇る。ヒット曲「帰ってこいよ」でレコード大賞新人賞受賞、紅白歌合戦にも出場。現在も元気に活動中。
●三船和子
愛知県一宮市出身の演歌歌手。松村より15歳年上の大先輩。1965年、新しく誕生したミノルフォンから、その”第1号”歌手として、ベトナム戦争の反戦歌「ベトナムの赤い月」でデビュー。「他人船」が翌1966年にかけてヒット、売上は10万枚を超えた。しかし1968年不慮の交通事故の後遺症で声が出なくなり引退。必死のリハビリの結果、1983年に再デビュー、1995年に紅白歌合戦出場。現在歌手活動と平行して音楽事務所を構える。
●松尾和子
1935年5月17日生まれ、1992年9月25日没。ムード歌謡の女王と呼ばれるジャズシンガー。進駐軍キャンプやナイトクラブで歌ううちにフランク永井にスカウトされデビュー。1960年「誰よりも君を愛す」が大ヒットしレコード大賞受賞。70年代五月みどりらと共に熟女ブームで人気を博す。1992年自宅の階段から転落し死去。このとき階段には滑り止めが付いておらず、滑り止めがあれば事故はなかったと話されたこともある。
●夜凪音和子(やなぎねかずこ)
歌声合成ツール「UTAU」の音声ライブラリおよび、そのイメージキャラクターである。本名は、Camille Foster (カミール・フォスター)。19世紀生まれで、亡き養父と共に開発したタイムマシン(過去から未来に行けるが、過去に戻る機能は無かった)で、21世紀にやってきた。 大人っぽい、ムードのある声が特徴。海外組らしく独特のクセがあり、英語訛りを感じさせる発音が個性的。
●安川加寿子
兵庫県武庫郡深江生まれ。1940年代から活躍した日本のピアニスト。旧姓、草間。独身時代は草間加壽子として活動していた。父は外交官で、1923年からパリで育ち、当時のフランスで最も新しい流儀を身に付け、帰国後は日本の楽壇の中心人物として演奏活動、教育活動を行った。日本芸術院会員、芸術家会議会長、日本演奏連盟理事長、日本ピアノ教育連盟会長、日仏音楽協会会長、フランス語教育振興協会会長、NHK交響楽団評議員、日本フィルハーモニー交響楽団理事、日本ショパン協会会長、日本フォーレ協会会長、日本音楽コンクール委員・審査員、日本国際音楽コンクール運営委員長、ABC音楽振興財団審査員長、シンフォニーホール賞委員、日本芸術文化振興財団委員、芸術研究振興財団理事。三菱文化振興財団理事、日本ユニセフ協会評議員、東京文化会館運営審議会委員、東京芸術劇場運営審議会委員、東京藝術大学名誉教授、桐朋学園大学客員名誉教授、大阪音楽大学客員教授。
カズコ組
華やか過ぎる
音楽歴
アングラカズコは見当たらないが、超個性派ブッ飛びカズコと言えばこの人。
●カズコ・ホーキ
1982年に在英日本人女性中心にフランク・チキンズを結成。「We Are Ninja」がスマッシュヒット。1989年TV番組「カズコズ・カラオケ・クラブ」で司会を担当し、お茶の間の人気者になる。TV出演や著作は数多い。フランク・チキンズはメンバーを代えて現在も活動中。カンタベリー系ピアニスト/シンガーのユミ・ハラもメンバーだった。
ファラオとカズコさんの息子が Tomoki Sanders です。是非チェックしてみてください。
https://www.tomokisanders.com/
これからの活躍に注目したいと思います。
ごん語ともよろしくお願いします。