A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

サンフランシスコの狂気~Chrome「Chrome Box」

2009年01月11日 00時12分44秒 | 素晴らしき変態音楽
1970年代半ばアメリカ西海岸サンフランシスコに産まれたアヴァンギャルドなアンダーグラウンド・ロック・シーンをレジデンツと並び代表するのがクロームだ。
ダモン・エッジ(ds,vo,syn)とヘリオス・クリード(g,vo,syn)を中心メンバーとする彼らのサウンドはレジデンツ程畸形ではないものの、ロックの体裁を残しながら、サイケデリック、サイエンスフィクション、未来派などを融合した突然変異的なものだった。
10数枚の作品をリリースしたものの、日本盤は1980年に4thアルバムの「赤い露光(Red Exposure)」がリリースされたのみで日本では冷遇されてきたバンドだ。
1976年~1983年まで二人で活動し、その後は各自がソロで主にヨーロッパを中心に活動した。1995年にダモンが心臓病で死去、その後はヘリオスがクロームを名乗って活動しているようだ。
Sonic Youth, Death In June, Flaming Lipsなどに影響を与え元祖インダストリアル・バンドとして海外ではカルト的な人気を持つ。

この3枚組Box Setには彼らの2nd~8thアルバムの曲が55曲収録され、特異な世界にどっぷりハマることが出来る。バッジとステッカーが付いていて嬉しいが、曲名以外に何のクレジットもないことが悔やまれる。
いずれにせよ変態音楽ファンには必携の作品だ。amazonだと二千数百円という安価で買える。
Chrome HP English

クロームの
捻くれまくりの
世界なり

音楽性は違うがクリーヴランドの変態パンク、Pere Ubuに近い存在感を感じる。



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すきすきすきすきっすき 一休さん

2009年01月10日 01時03分14秒 | Weblog
1月9日は「とんちの日」だった。これは、「1(いっ)と9(きゅう)」の語呂合わせで、とんちが有名な「一休さん」とつながることからだとか。一休さんは室町時代に実在した臨済宗の禅僧、一休宗純(そうじゅん)のこと。将軍・足利義満にびょうぶの虎退治を命じられ、「まず虎をびょうぶから出してください」と切り返した話などでよく知られる。
ただ、こうしたとんち話は江戸時代に作られ、幼少期の一休宗純が現実に行ったという史実に基づく話とはいえないようだ。とはいえ、実際の一休さんも、およそ当時の禅僧からはかけ離れた、自由奔放でユニークな人だったとも伝わっている。形式にとらわれず、人のあり方の本質を問うような一休さんの生き方は、現代でも魅力を感じるものだ。

あわてない
あわてない
一休み
一休み

私の世代にはアニメの主題歌の印象が強い。




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アンビエントS.Y.~Thurston Moore「Piece for Jetsun Dolma」

2009年01月09日 00時10分22秒 | 素晴らしき変態音楽
ソニック・ユース(S.Y.)のリーダー、サーストン・ムーアがトム・サーガルとウィリアム・ウィナントという二人のドラマーと共演した1996年フランスでのライヴを収録したCD。
ここでのサーストンはS.Y.やソロCD「サイキック・ハーツ」の時のロック・スターとしての佇まいとは異なり完全即興によるノイズ・アーティストとして演奏している。ジム・オルーク、マッツ・グスタフソンと結成したディスカホリックス・アノニマス・トリオと同様に、全く愛想のないギター・インストを展開している。それも灰野さんやJOJO広重さんなどの圧倒的に情念的な激烈プレイではなく、起伏の少ないドローン・プレイである。
西洋のノイズ系ギタリストにはこのようなドローン・ギターを弾くプレイヤーが多い。デレク・ベイリーの即興理論を継承しているのかもしれないが、出来るだけモードから離れようとした時、ドローンはひとつの方法論ではある。

サーストン
即興やらせりゃ
超一流

ただし聴く方にとっては結構退屈であるのだが。



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猫カメラ

2009年01月08日 00時03分51秒 | Weblog
動物や昆虫は世の中をどのように見ているのだろう。
誰もがそういう興味を抱いたことがあるはずだ。それを実験した面白いサイトを発見した。
THE CAT CAM HP
「CAT CAM」=猫カメラである。猫の首に自動撮影のカメラを取り付け、"猫視線"での風景を撮影したもの。アメリカ・シアトルの映画製作者による実験だ。その結果、見てお判りのように非常に芸術的な写真が撮影された。地上数十センチ、家の裏庭から秘密の小道を通り、人通りの多いストリートを横切ったり、いろいろなところで隠れたり寝そべったりする自由気儘な猫ならではの視点による作品が完成した。
実際の猫の目は色盲で夜行性の特徴を持っているので、これらの写真は実際に猫が認識してる世界とは異なるものであろう。そうだとしてもこの人間とは全く違った視点から撮影された写真は疑いようもなく興味深いのである。
他の動物や人間の赤ちゃんの頭にカメラを付けてみても面白いだろう。

猫カメラ
奴等は何を
感じてる

動物の言葉がわかればいいのにな~。

コメント (2)
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早死にしたけりゃタバコを吸え

2009年01月07日 00時06分13秒 | 健康について
やはり喫煙は心臓に悪いことが証明された。
アメリカで禁煙法を施行した後、心疾患による患者が4割も減ったことが報告されたのだ。
詳しくはこの記事で↓
YAHOOニュース

日本でもタバコの税金を高くして、公共の場所での喫煙を規制すべきだ。

タバコ吸い
身体壊して
サヨウナラ

受動喫煙ほど理不尽なものはない。

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仕事始め

2009年01月06日 00時21分37秒 | ありきたりな日常
1月5日(月)は多くの会社で仕事始めだった。
寝正月で鈍った身体に鞭打って朝会社へ出かける。自転車で20分。この時期にしては寒さが厳しくない。電車で25分。始発なので座れる。徒歩35分。久々に長距離歩くのでちょっと疲れた。
会社へ着くとまずは知り合いに新年の挨拶をして、そのまま仕事。溜まったメールを片付ける。年末に不在案内の操作をし忘れたみたいで100件近いメールが届いている。こりゃ溜まらん。次々と削除をしていく。
今日から部署名が変った。座席も変り、新しい上司にちょっと気を使う。仕事の内容は変わらないけどね。
不変のものがあればそれ以上に変化するものがある。そうしてゆっくり世の中は変貌を遂げて行く。

変らずば
変えてみせよう
丑の年

まだ休んでいる人が多いのか、電車や街の中は空いていた。

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三つ巴のDVD~灰野敬二 川端一 吉田達也「一と一が重なってしまうまで」

2009年01月05日 00時04分02秒 | 灰野敬二さんのこと
昨年の12月にリリースされたDVD。
発売記念ライヴにも行ったのだが、その時は買わず12月30日の灰野さんのオールナイトの時に買った。何故なら灰野さんのライヴの物販では端数を割引して定価2400円のところ2000円で買えるのだ。

いずれにせよ日本のアングラ・ロック界を代表する3アーティストの共演DVDという貴重なものだ。ワンカメながら明るいスタジオに於けるセッションである。各自のフレージングやアクションがよく観れてありがたい。全9曲収録で全曲即興のインスト。DVDでは並びは左から川端、吉田、灰野の順番である(先日のレコ発ライヴでは逆だった)。

しかしスタジオ録音でオーディエンスの居ない場所での録画だからライヴでの異様な興奮は収められていない。灰野さんのアクションもライヴに比べてかなり控えめである。やはり渾身のパフォーマンスを体験したければライヴに限る。
これはこれでいい作品であるが。

即興は
ライヴに勝る
ものはなし

30日に灰野さんのサインを貰った。ポイント・ラリーではないが機会を見て他の二人のサインも貰っちゃおう。




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ミュージック・コンクレートのリミックス~Pierre Henry「variations」

2009年01月04日 01時37分01秒 | 素晴らしき変態音楽
ヤフオクで昨年末に落札したCDが元旦の朝届いた。
ミュージック・コンクレートの父ピエール・アンリのリミックス集は1968年のヒット作「現代のためのミサ」をリミックスしたアルバム「メタモルフォーゼ」が1997年にフランスでリリースされている。日本盤も出た。
今回私が落札した「variations」は2000年リリースのアルバムで「現代のためのミサ」に加え「Interieur-Exterieur」「ひとりぼっちの男のためのシンフォニー」「ヨハネ黙示録」など多岐に亘る作品がリミックスの素材となっている。はっきり言ってどこに原曲の面影があるのか判らないリミックスも多いが、アンリ自身がDJカルチャーに興味を持ってこのような作品を発表していることが素晴らしい。何といっても80歳の後期老齢者なのだから。

リミックス
世代を超えて
踊りましょ

インターネットを調べてもどこにも出てこない本作のような珍盤が見つかるのがネット・オークションの面白いところだ。



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初詣に行く

2009年01月03日 00時03分49秒 | お気に入りの場所
1月2日深大寺へ初詣に行ってきた。毎年恒例の行事である。
思っていた程混んではおらず30分位並んで参拝出来た。お焚き上げがダイオキシン問題のために中止になったり、線香を収めてその煙を身体に浴びるコーナーが無料になっていたり、若干のマイナーチェンジはあったが、基本的には20年間大きな変化は無い。初詣のような伝統的な行事ってそう簡単に根本が変わってしまうことはない。

初詣じゃなくても深大寺付近はお気に入りの場所である。東京の中にありながら雑踏とは無縁にゆっくり時間が過ぎる。蕎麦もおいしいし、焼き草餅がいいにおいをさせる。気持ちがホッとするのである。

深大寺
都会の中の
オアシスよ

おみくじを引いたら「凶」だった。辛抱の一年になりそうだ。
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初夢を見る

2009年01月02日 03時11分32秒 | ありきたりな日常
元旦に飲み過ぎ夜9時頃寝入ってしまった。
夢を見た。中国で電車に乗り「CHINA」という名の謎のミュージシャンを捜すというストーリーである。電車は昔の市電のようなもので、何度も乗り換えを間違えた。「CHINA」の情報は結局判らずじまいで目が覚めた。

これは昼間実家で父に昔の都電の写真を見せられたことと、そこにかつて上海に駐留していて今京都に居る弟から電話があったこと、それに昨年末中国、韓国、日本のアングラ・ミュージシャンを集めた「Asian Flashback」というPSFレコードから出たCDを聴いたことがごちゃ混ぜになっているのだろう。我ながら単純だ。

今年はまだ見ぬ「CHINA」のような未知の刺激的な音楽に出会えるのだろうか。楽しみな予感がする初夢だった。

電車乗り
捜しに行こう
未知の音

アジアから新しい音楽が産まれつつある。



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