A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【灰野敬二ライヴ情報】1月16日(日)下北沢Spread/2月5日(土)渋谷公園通りクラシックス+1月8日(土)鶴舞daytrip

2022年01月07日 00時27分08秒 | 灰野敬二さんのこと


1月16日(日)東京・下北沢Spread https://spread.tokyo/
灰野奇優館 Vol.2

17:00open / 18:00start
Under23 2,000円 / Adv. 3,000円 / Door. 3,500円 (+1drink)
※ Limited to 40 people (着席前売り予約・残少)

Live:
灰野敬二

Flyer Photo : Miho Kato
supported by nijinohoshi

メール予約ご希望の方は、meholidays7@gmail.com にメールをお送りください。
件名に「1/16 チケット購入希望」と記載の上、本文に氏名と人数をご記入ください。

※ ご購入いただいた方は開催当日お名前の分かる身分証明書を受付にて確認させて頂きます。
※ 人数制限を設けていますのでキャンセルの場合は必ずご連絡頂きますようお願い致します。

at SPREAD
東京都世田谷区北沢2-12-6 リバーストーンビルB1F


2月5日(土)東京・渋谷 公園通りクラシックス http://koendoriclassics.com/
灰野敬二、森重靖宗、赤い日ル女

時間:19時開場、19時半開演
料金:予約:3,000円/当日:3,500円

出演:
灰野敬二(声)
森重靖宗(声)
赤い日ル女(声)

予約・問合せ:公園通りクラシックス
Tel.03-6310-8871 http://koendoriclassics.com/
予約サイト:http://koendoriclassics.com/events/1764

2022年
鳴り続ける音
ここにある

【特報!!!】


1月8日(土) 名古屋・鶴舞daytrip
レジェンドオブノイズ2 in 鶴舞daytrip

基本配信liveとなりますが、新型コロナの対応に伴い、当日チケットのみ現場での観客受け入れを行う予定です。
当日現場チケット:2000円+ドリンク代600円

問合せ:鶴舞daytrip
〒460-0012 愛知県名古屋市中区千代田5丁目11-33 DAY TRIP
電話 052-241-5019

【タイムスケジュール】     
18:45〜19:05 ファミコン地獄
19:15〜19:35 National
19:45〜20:00 血を吸うカメラ(進入禁止=電気笙)+ 野口UFO義徳(ジェンベ)
20:10〜20:35 人間石鹸(nanaumi+furuse+進入禁止)(モジュラーシンセ+ギター+ジェンベ、10holes、電子変調ボイス)
20:45〜21:05 juri suzue
21:15〜21:45 ドラびでお       
22:05〜22:50 灰野敬二
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【Disc Review】『ヒカシュー / 虹から虹へ(HIKASHU / LA LA WHAT)』~生きるための虹間(コウカン)旅行の手引き

2022年01月06日 01時02分17秒 | 素晴らしき変態音楽


text by 剛田武 Takeshi Goda

CD: Makigami Records mkr-0017

ヒカシュー:
巻上公一 ヴォーカル、テルミン、コルネット、尺八、口琴、ウクレレ、イギル、ディジュリドゥ
三田超人 ギター
坂出雅海 ベース
清水一登 ピアノ、シンセサイザー
佐藤正治 ドラムス

ゲスト:
もも(チャラン・ポ・ランタン) ヴォーカル(3)
纐纈雅代 アルトサックス(5)

1. 大らかな予感  Vague Premonition
2. LA LA WHAT  LA LA WHAT
3. チンピーシーとランデヴー Chim-pi-si and Rendezvous
4. 人生の嘘 The Lie of Life
5. 東京辺りで幽体離脱  Astral projection around Tokyo
6. とびむしのごちそう  Flying insect feast(Geosmin)
7. 残念なブルース Unfortunate Blues
8. 夢見ているかい?  Are you dreaming?
9. 濃厚な虹を跨ぐ Straddle a Thick Rainbow
10. 門外不出 Hidden Treasures
11. 又々木の股から  Born from the crotch of a tree(Lost sense of humanity)

All lyrics MAKIGAMI KOICHI
Music MAKIGAMI KOICHI(1) ,SAKAIDE MASAMI (3,8,10), MITA FREEMAN(2,5,6) and HIKASHU

Produced by MAKIGAMI KOICHI
Recorded at 1714 Studio in Atami and IGO studio in Tokyo 2021
Recorded and Mixed by SAKAIDE MASAMI
Mastered by ONO SEIGEN(Saidera Mastering)
Cover art SAKABASHIRA IMIRI
Designed by OUCHI TOMONORI (graphic garden)
Special thanks to Star Pine’s Cafe

ヒカシュー・オフィシャルサイト

虹の向こうに何がいる?ヒカシューがいる!
ヒカシューは2019年から吉祥寺Star Pine’s Cafeで月一回のライヴ「マンスリーヒカシュー」を開催してきた。2020年は「毎月1曲以上の新曲披露」をコンセプトに行われ、緊急事態宣言による中止があったにもかかわらず、公約通り10曲近い新曲が発表された。それらの新曲が2021年5月にレコーディングされ、通算25枚目のオリジナル・アルバム『虹から虹へ』に結実した。ジャケットを飾る不気味で可愛い謎の生き物は、『生きること』(2008)、『生きてこい沈黙』(2015)のジャケットを手掛けた漫画家の逆柱いみりのイラスト。1981年の3rdアルバム『うわさの人類』の太田螢一に始まり、『ヒカシューLIVE』(1989)の真鍋太郎(Picaro Taro)、『うらごえ』(2012)の束芋、『万感』(2013)の原知恵子(chienoix)、『あんぐり』(2017)の近藤聡乃、さらにマキガミサンタチ『ガブリとゾロリ』(2020)のイソノヨウコなど、ヒカシュー関連のジャケットのイラストは個性派揃いだが、つげ義春に影響を受けて『月間漫画ガロ』で漫画家デビューした逆柱いみりのアングラ感漂う画風は、即興ロックバンド、ヒカシューのシュールでグロテスクな一面を見事に視覚化している。ちなみに昨年9月にリリースされた逆柱いみりが率いるロックバンド漏電銀座のデビューアルバム『ぬばたまの世界』は、ヒカシューに通じる不条理ロックの佳作だった。


ヒカシュー / 生きること (2008 Makigami Records)


ヒカシュー / 生きてこい沈黙 (2015 Makigami Records)


漏電銀座 / ぬばたまの世界 (2020 へそのおレコード)

10分超えの長尺曲2曲を含む全11曲69分の『虹から虹へ』は、水滴の滴る音から始まる環境音楽M1「大らかな予感」で幕を開ける。三田超人作曲のM2「LA LA WHAT」ではタイトなハードロックに乗せて巻上が堂々とした歌声で二律背反した世界を断罪する。今年6月の「オノマトピアミーティング in 熱海」、10月松本での「オノマトペ歌謡祭」で共演したオルタナティヴ・シャンソン・デュオ、チャラン・ポ・ランタンのももをゲストに迎えたM3「チンピーシーとランデヴー」(坂出雅海作曲)は、オクターヴ違いのユニゾン・ヴォーカルで「チン」「ピー」「シー」の三つの擬音の大喜利を繰り広げる演劇的な曲。初期ヒカシューの「プヨプヨ」「びろびろ」などの“オノマトペ・ソング”とともに、「いいね」「了解です」「いい質問ですね」といった最近の“流行語ソング”にも通じる。コルネットとピアノを中心にアブストラクトに展開する即興演奏M4「人生の嘘」は、“幸せに生きるための心理学”で知られるアルフレート・アドラーの言葉に因んだ曲。M5「東京辺りで幽体離脱」(三田作曲)は、満を持してゲスト参加した纐纈雅代のブルージーなサックスが咽び泣く超歌謡ロック。M6「とびむしのごちそう」は口琴が虫の羽音に擬態するインプロ人力テクノ。英語タイトルを見れば虫のご馳走とは人間様が嫌う下水溝の匂いの元であるゲオスミンだと分かる。虫の気持ちになって演奏しているのだろう。三田作曲のM7「残念なブルース」は初期ヒカシューを思わせる惚けたグッドタイム・ロック・ナンバー。散歩しながら“ズビズビズー”と口ずさみたくなる。坂出作曲のM8「夢見ているかい?」もレトロ感のあるポップ・ソング。軽快なスカ・ビートが、ポール・マッカートニー&ウィングス「ジェット」にちょっと似たリフに導かれてロマンティックなスローバラードへと展開する。EXPO’70っぽいチープなシンセサイザーが、昭和の時代に夢見た近未来を生きる我々への挽歌を奏でる。“人間以上は人間なのか しあわせも行きすぎちゃうのかな”という歌詞が心に刺さる(だけどぜんぜん悲しくない)。M9「濃厚な虹を跨ぐ」は様々な音が交錯する12分近いインプロヴィゼーション。歌詞カードに描かれた奇怪な水棲生物たちが虹の上で踊り出す光景を幻視する。M10「門外不出」(坂出作曲)は、重厚なプログレッシヴ・ロック。キング・クリムゾンのロバート・フリップを彷彿させる三田のサステイン・ギターが素晴らしい。シベリアの神やロシアの都市、アラブの呪文やアボリジニの伝統楽器などの名称を織り込んだ歌詞がエキゾチックなムードを高める。ラストのインプロ・ナンバーM11「又々木の股から」は不穏なアンビエント・ミュージック。英語タイトルは“人間性の喪失”とサブ・タイトルされており、コロナ禍が収まったとしても世界の不穏と混迷が続くことを示唆しているように思える。巻上のヴォイス・パフォーマンスの傍らで警報のように三田のノイズ・ギターが鳴り続ける。テレミン、ピアノ、ドラム、ベースが渦を巻くカオスの後にギターだけが残されて、アルバムは終焉する。

ここには、2019年のマンスリーライヴで振り返った過去40年間の楽曲と、緊急事態宣言下で即興で制作された前作『なりやまず』の両方の要素、つまり作曲と即興が混然一体となったヒカシュー・ワールドの現在進行形が集約されている。昨年詩集『至高の妄想』で「大岡信賞」を受賞した巻上公一の詩想は更に飛躍し、言語学・哲学・心理学・神話学を抱合し、現代詩や音響詩を超克する。“虹から虹へとスピード上げて 国境を軽々越えていく”(「夢見ているかい?」より)ヒカシューの旅は、同時に混沌から混沌へ、苦難から苦難への旅でもある。それでも我々は旅(生活・人生)を続けるしかない。宝が埋まっていると言われる虹の橋のたもとに辿り着く日は永遠に来ないだろう。しかしゴールがないからこそ、永遠に鳴り続けることができる。そんな勇気を与えてくれるおおらかな予感に満ちた至福のアルバムである。(2021年12月3日記)
*初出:JazzTokyo No.284(2021年12月4日公開)

虹の上
地に足つかず
所在なし

ヒカシュー『虹から虹へ』を聴く
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【ノミネート作品発表!!!!!】1月8日(土)阿佐ヶ谷TABASAにて開催『盤魔殿 presents 第2回 輝く、盤魔殿レコード大賞!!!リベンジ・マッチ』

2022年01月05日 00時22分22秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 presents
第2回 輝く、盤魔殿レコード大賞!!!リベンジ・マッチ


2021年1月8日(土) 阿佐ヶ谷TABASA

開場・開演18時 終演20時30分
1000円+1ドリンク
予約:https://www.asagayatabasa.com/events/

盤魔殿DJ総出演!
出演者・お客さんの投票で選ぶ「第2回 盤魔王(バンマーキング)」決定戦。

出演:
DJ Athmodeus a.k.a.持田保
DJ BEKATAROU a.k.a.伊藤元
DJ Bothis a.k.a.山田遼
DJ Ipetam a.k.a. Rie Fukuda
DJ Necronomicon a.k.a.剛田武
DJ Paimon a.k.a. Moppy
DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫
DJ Vaby a.k.a.大場弘規

【ノミネート作品】
*当日DJのプレゼン&試聴のあと、最後にお客さんとDJ&スタッフの投票で盤魔王決定!
●DJ Athmodeus a.k.a. 持田保
「もはや"新しい"は"より良い世界"を意味しない」とのPHEW の言葉通りどれもノスタルジーな雰囲気の選出。スカム資本主義を高速コラージュした脳ブレ、コロナ禍以降のコンスピリチュアリティー世界を予見したようなヘンリー川原…"清算"としての作品たちを紹介


PHEW / New Decade   


脳BRAIN / 等身大XXX

  
ヘンリー川原 / 電脳的反抗と絶頂:エッセンシャル・ヘンリー川原

●DJ Vaby a.k.a. 大場弘規
1. Non Band / Non Band II (2021年12月リリース)
ナント40年振りの2ndアルバムにして最高傑作!
2. Grim ‎/ Maha (2015年リリース)
ドープ過ぎる密教トランス儀式空間!血沸き肉踊ります!!
3.触媒夜 / Unreleased Cassette
未発表スタジオテイク!今宵、伝説の音源を貴方に!!


Non Band / Non Band II


Grim ‎/ Maha


触媒夜 / Unreleased Cassette

●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
<創生>と<伝承>と<未明>。「分水嶺」「終古のオミット」「サヨ族」「とても茶」等のユニットで新たなる世代の新たなる地下音楽を創造する宮岡永樹(よんじゅ)の些かの心許なさは、マヘル・シャラル・ハシュ・バズを接点として京都どらっぐすとぅあと吉祥寺マイナーを跨ぐ異端音楽活動の果てに91年に夭逝した渡邉浩一郎と、75年~86年の京都で市井の精神科医を開業しつつ、クセナキスや武満を遥かに凌駕する誇大妄想現代音楽を量産した後、忽然と姿を消したピアニスト松本清治に繋がる。願わくば、現代の孤独な地下音楽家のいのちの末永きことを。


分水嶺 / 夢のよう  

      
渡邉浩一郎 / マルコはかなしい 


松本清治 / 松本清治 作品集 第3集 

●DJ BEKATAROU a.k.a. 伊藤元
・Arushi Jain / Under the Lilac Sky (2021年リリース)
インド出身、アメリカ在住の若きモジュラーシンセ 奏者が導く変性意識…
・まついいっぺいあきつゆこ / なつのぜんぶ(2008年作品を2020年に再発)
-なつ-の日々の情景を簡素且つ少ない音数で見事に写実…
・Hans Uran / Prinzipielle Sicherheit(2021年リリース)
ドイツ作家が放つミニマルシンセ。ざわめくように動くシンセの波と震えるリズムが脳髄に響きます。

       
Arushi Jain / Under the Lilac Sky

 
まついいっぺいあきつゆこ/なつのぜんぶ 


Hans Uran / Prinzipielle Sicherheit

●DJ Ipetam a.k.a. Rie fukuda
意欲的な表現を追求するアーティストを選びました。昨年から購入した新譜は知人の作品が多く、どれも大きな括りに入れる事の出来ない方ばかりです。
たたらの目は元々ドゥーム/スラッジバンドに参加していたメンバーの新バンド。自主企画も開催しており要注目。知る人ぞ知る孤高の存在・白石民夫は路上ライブと同じ様な空気感の必携の一枚。でらくしはかなり前のリリース作ですが、フリージャズの新たな境地を開いた作品と思います。是非会場でその耳でお確かめ頂きたい三枚です。


たたらの目 / 同 


白石民生 / そら 


でらくし / 同

●DJ Bothis a.k.a. 山田遼
「よい」作品かどうかの基準っていうのは、「突き抜けようとしている」かどうか。そんな心意気が伝わってくるような作品にこそ光を当てたいし、それができるようになるには、聴く人にもそれなりの覚悟が必要。


Linekraft - 阿修羅 = Asura 

    
Zaliva-D – Immorality 

     
Joakim Skogsberg - Jola Rota

●DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫
・長谷川時夫 「ストーンミュージック」
タージマハル旅行団のメンバーとして活躍し、ミティラー美術館を新潟県で運営する総合芸術科・長谷川時夫のニューアルバム。昨年は川崎弘二の著書『長谷川時夫の音楽』出版や12月2日のDOMMUNEで紹介されたことによって再び脚光を浴びた。ソロLPとしては初の作品。
・Information overload unit -same 7inch
ネーミングからして初期SPKに代表されるインダストリアル・ミュージックへの極端な愛情があふれた日本人ミュージシャンによるデビュー作。関西パンクシーンで長く活動してきたNakagawa WataruとMiyazaki Azusaの二人組。これは令和によみがえったZeitlich Vergelterだ。
・Jack or Jive – Sincerely
7年ぶりに発表された22枚目のアルバム。chakoの呪文のような異言によるボーカリゼーションと服部誠によるスピリチュアリティにあふれたトラックは後発のハチスノイトに大きな影響を与えている。日本に真の意味でのネオフォークやマーシャル・インダストリアルがあるとするならば、彼らの音楽こそがまさにそれだと断言する。


長谷川時夫 / ストーンミュージック 


Information overloaded unit / Same  


Jack or Jive / Sincerely

●DJ Paimon a.k.a. Moppy
最近、秘められた日本の地下音源が海外のレーベルからリリースされることが多いですが、今年も驚かされるリリースがありました。そんな驚愕の発掘音源で挑みたいと思います。

   
MLD. / 1983-1986 

       
Masahiko Sato. / Belladonna of Sadness 


Portray Heads / Portray Heads

盤魔殿
年に一度の
表彰式

▼ライバルは昭和時代のレコード大賞
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【最近買った日吉ミミ】男と女のお話/男と女の数え唄/悲しい女と呼ばれたい/未練の女/ひとの一生かくれんぼ/タ・ン・ゴ 他

2022年01月04日 01時35分12秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


男と女のお話 b/w むらさきの慕情 2nd 1970年5月5日 EP SV-2037





男と女の数え唄 b/w 男ははじめに女は最後に 3rd 1970年10月5日 EP SV-2088





悲しい女と呼ばれたい b/w あなたのハートはいつ燃える 4th 1971年2月5日 EP SV-2122





未練の女 b/w むらさきのブルース 5th 1971年5月5日 EP SV-2155





失恋 b/w あなた渡り鳥 6th 1971年9月5日 EP SV-2190


大阪恋歌 b/w あなたと私の虹のまち 7th 1972年1月 EP SV-2216





ひとの一生かくれんぼ b/w 涙唄・別れ唄・子守唄 8th 1972年2月25日 EP SV-2236





たかが人生じゃないの b/w 悲しき玩具 11th 1973年2月 EP SV-2313





結婚通知 b/w 途中下車 12th 1973年6月 EP SV-2339


タ・ン・ゴ b/w 銀のかもめ 35th 1985年11月21日 EP SV-9076


男と女のお話 b/w ひとの一生かくれんぼ 再発:ゴールデン・ミリオン・シリーズ 


コンプまで
あと33枚
ミミだけに

1stシングルが欲しいのだがレア盤っぽい。


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【追憶のタンゴ】皆川おさむ/工藤冬里/PUNGO/暗黒大陸じゃがたら/トム・ウェイツ/アストル・ピアソラ+秘蔵音源公開!!!

2022年01月03日 02時10分12秒 | こんな音楽も聴くんです


ハードオフのジャンクコーナーで見つけたタンゴの10インチやソノシートを聴いていると自分の幼い頃から20代までの忘れかけた記憶が少しずつ蘇ってくる。タンゴの単調の物悲しいメロディとバンドネオンやヴァイオリンの寂しげな音色は、たいていの聴き手にノスタルジックな感慨を抱かせるに違いないが、筆者の場合はそれだけでなく、タンゴにまつわる個人的な体験に基づく脳内シナプスの活性化により、ノスタルジア(過去)がプレゼンス(現在)にさざ波を起こすのである。そんな刺激の元ネタ(タンゴ・レコード)を書き記しておくことにしよう。

●皆川おさむ/黒ネコのタンゴ(1969)


最初に出会ったタンゴは小学校に入学したころ流行ったこの曲。もちろん当時はタンゴとは音楽のジャンルではなく、猫の名前だと思っていたが、寝る前に母親が歌う子守唄の寂しいメロディを聴いて悲しくなり、あふれる涙に気付かれないように反対側を向いて眠りに就く多感な少年だった筆者の琴線にタンゴの哀愁のメロディがビンビン刺さったことは間違いない。

黒ネコのタンゴ - 皆川おさむ (歌詞CC付)



●アルフレッド・ハウゼ楽団/ラ・クンパルシータ


小学校高学年になって歌謡曲以外の音楽に興味を持ち始めた。父のレコード・コレクションはクラシック中心だったが、映画音楽や軽音楽もあった。特に好きだったのはグレン・ミラーの10インチとラテン音楽のLPだった。闘牛士の写真のジャケットのラテン集に入っていたタンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」はいかにも異国風のハイカラなイメージがあって特に好きな曲だった。

ラ・クンパルシータ アルフレッド・ハウゼ楽団 UPG‐0146



●愛欲人民十時劇場(1980)


1982年に大学へ入学して吉祥寺のライブハウス「ぎゃてい」でアルバイトを始めた。前年に閉店した吉祥寺マイナーから流れてきた地下音楽家が多数出演していた。店のカウンターに飾ってあったピナコテカのオムニバス『愛欲人民十時劇場』を始めて聴いたとき、自分が求めていた音楽を見つけた!と嬉しかった。ぎゃていによく出演していた工藤冬里のユニット、マシンガンタンゴの、名前通り射撃のような高速のパンクタンゴが好きだった。

マシンガンタンゴ from 愛欲人民十時劇場



●パンゴ/1980-1981(1982)


同じくピナコテカレコードからリリースされたパンゴのことを知ったのは、『Player』誌でのイラストレイター八木康夫(現ヤギヤスオ)の連載「PIPCO'S」でだった。マシンガンタンゴで冬里と共演していた菅波ゆり子と、元生活向上委員会の篠田昌巳を中心にしたユニットで、パンク、タンゴ、ジャズ、インプロ、御囃子、都都逸のごった煮 の音楽性もさることながら、二人から50人まで毎回編成が異なる不定形なスタイルが面白い。筆者が地下音楽に目覚めた82年にはパンゴとしての活動はしていなかったが、関わったミュージシャンの多くは現在も地下音楽シーンで活躍している。

テーマ / パンゴ(1995年)



●暗黒大陸じゃがたら/南蛮渡来(1982)


じゃがたらのことを知ったのは1980年頃だっただろうか。頭にナイフやフォークを刺し、流血しながら歌う過激なバンドと言われていた。新宿のシスコというレコード屋に貼ってあった流血した江戸アケミのポスターを見て嫌悪感に駆られて聴く気になれなかった。今思えばプロレスのようなものだが、当時はリッチー・ブラックモアのギター破壊に恐怖を覚えるほど純真だったので、暴力的なバンドに興味を持てなかった。アケミの死後、90年代になって初めて聴いたじゃがたらは、普通のファンクロックに聴こえて肩透かしだった。2013年に初音階段のカバーを聴いてやっと彼らの代表曲「タンゴ」の凄さに気付いた。

タンゴ(Tango) - JAGATARA



●トム・ウェイツ/レイン・ドッグス(1985)


ただのシンガーソングライターだと思っていたトム・ウェイツを初めて聴いたのは多分83年の『ソードフィッシュトロンボーン』だと思う。キャプテン・ビーフハートばりのダミ声と、ホーンやマリンバ入りのアヴァンギャルドなサウンドに痺れた。その次のアルバム『レイン・ドッグス』の安酒場で流しのシンガーが歌うタンゴも忘れられない。灰汁が強いウェイツの声にはタンゴがよく似合う。最近聴いていないので聴き直してみよう。

Tom Waits - Tango Till They're Sore (HQ)



●アストル・ピアソラ/タンゴ・ゼロ・アワー(1986)


バンドネオンの名手アストル・ピアソラが真のアヴァンギャルド・ミュージシャンであることを知ったのがこのアルバム。初めて聴いたとき、それまで聴いてきたフリージャズやアヴァンロックを遥かに凌駕する革新性を感じて大きなショックを受けた。同じころ聴いた友川カズキの『無残の美』と並んで筆者の前衛音楽観を一新した記念碑的作品と言える。とはいえピアソラのアルバムは500枚近く出ているので追う気になれない。私にとってはこのアルバムだけで十分だ。

Astor Piazzolla-Tango Zero Hour 1


タンゴには
音楽を超えた
何かがある

●ひろむじけ/ごんたのこねろく(1981)


1981年浪人生活に自宅録音した曲の中のひとつ。いろんな楽器やガラクタを使って音の実験をやっていた。レコードプレイヤーを楽器として使ったのは、何かに影響されたわけではなく、幼少の頃からレコードを指で回すと面白い音になることを知っていたからに過ぎない。タイトルを含め下手な冗談音楽に違いないが、ローファイ実験音楽として聴けば少しは面白のではないだろうか。読者の皆様の感想を聞かせてください。

Euqisumorih / ごんたのこねろく Sep.23,1981






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【JazzTokyo#285更新】マージナル・コンソート/渡邉浩一郎/マヘル・シャラル・ハシュ・バズ/シュテファン・ゴルドマン&ドットエス/sara (.es ドットエス) + 建畠晢

2022年01月02日 01時17分03秒 | ネコ動画

音楽情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond』最新号が更新された。カバー・ストーリーは「マージナル・コンソート」、特集「My Pick 2021」。剛田武は以下の記事を寄稿した。

●マージナル・コンソート『空間と戯れる音たち』

Live Review:#1191 マージナル・コンソート『空間と戯れる音たち』

即興ミュージサーカスの楽しみ方
即興演奏の粋を極めた4人のミュージシャンによる同時多発演奏であるマージナル・コンソートのパフォーマンスは、不定形な即興音楽のアクロバットを演者と観客が一緒になって楽しむサーカスと言えるだろう。


●『渡邉浩一郎 / マルコはかなしい ー 渡邉浩一郎のアンチ・クライマックス音群』

Disc Review:#2151 『渡邉浩一郎 / マルコはかなしい ー 渡邉浩一郎のアンチ・クライマックス音群』

地下音楽にこだわる者の特権
このアルバムがジョン・コルトレーンの未発表音源に匹敵する、などと言うつもりはないが、どこでも聴けるコルトレーンよりも、誰も知らない異能ミュージシャンの未知の音楽との出会いに喜びを見出す音楽ファンも少なくないに違いない。


●【このディスク 2021(国内編)】『マヘル・シャラル・ハシュ・バズ / maher shalal hash baz 第1集』

My Pick 2021:#01 『マヘル・シャラル・ハシュ・バズ / maher shalal hash baz 第1集』

便利一辺倒の時代こそ、面倒臭い音楽体験をしたい。
カセットテープ特有のヒスノイズが、時代の証人として「便利」一辺倒のリスニングを拒否する。


●【このディスク(海外編) 2021】『Stefan Goldmann & .es / At A Moment’s Notice』

My Pick 2021:#01 『Stefan Goldmann & .es / At A Moment’s Notice』『シュテファン・ゴルドマン&ドットエス / 一瞬の知らせ』

彼世から此世へ一瞬で伝わるリアル・ミュージックの置き土産
異端音楽家の魂が「盤」という形で未来永劫に生き続ける証である。


●【このパフォーマンス(国内編)2021】 “Breeze Blow” ~ sara (.es ドットエス) + 建畠晢 @白楽Bitches Brew

My Pick 2021:#01 “Breeze Blow” ~ sara (.es ドットエス) + 建畠晢 @白楽Bitches Brew

コンテンポラリー・ミュージック・ピアニストの指先が描く愛の道
sara=.esドットエスの行くべき道が荊の道や蛇の道ではなく、創造の神の祝福を受けた愛の道であることを予感させるコンサートであった。

新年の
異端音楽
事始め

渡邉浩一郎 / まだ "やんやややん" 〜 [禿げ山の一夜]1987年3月9日 キッド・アイラック・ホール
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【剛田武2021年ほぼ全仕事】JazzTokyo/ZINE/音源リリース/音源制作/DJ MIX/LIVE&DJイベント/+私的アイドル悲喜こもごも

2022年01月01日 01時29分30秒 | 素晴らしき変態音楽


2020年に引き続きコロナ禍再拡大による緊急事態宣言でスタートした2021年。1~3月はイベントの中止・延期はあったが春ごろから再開。盤魔殿レーベルLes Disques Du DaemoniumからCDRを3作リリースするとともに、ケロッピー前田とのデュオやアンビエントユニット「MOGRE MOGRU」、爆裂女子のカバーバンド「爆団バンド」を結成し演奏活動を拡大した。5月の橋本孝之君の急逝は大きなショックだったが、残された音楽が生き続けるパワーを再確認し未来への希望を抱いた。私生活では住居をリフォームし、レコード棚とオーディオ&楽器スペースを設置し快適な音楽生活を楽しめる環境を完備した。いろいろな意味で区切りの年となる2022年も充実したミュージックライフを送りたいものだ。

●執筆
JazzTokyo - Jazz and Far Beyond
No.273(2021年1月2日公開)

『橋本孝之 / チャット・ミー』


『ドットエス(橋本孝之&サラ)/ カタストロフの器』


『ドットエス(橋本孝之&サラ)+林聡 / アトラス』


『ヒカシュー / なりやまず』

No.274(2021年2月6日公開)

『ruth weiss / we are sparks in the universe to our own fire』


『Toshiyuki Hiraoka / Waterphone II』

No.275(2021年3月6日公開)

『Michael Gregory Jackson / Frequency Equilibrium Koan』


『Liudas Mockūnas / Arvydas Kazlauskas / PURVS』

No.276(2021年4月3日公開)

『Chuck Johnson / The Cinder Grove』


『Phew, John Duncan, Kondo Tatsuo / Backfire Of Joy』

No.277(2021年5月1日公開)

マンスリーヒカシュー2021 エターナルエコー 脱皮する


『Chris Pitsiokos / Carny Cant』

No.278(2021年6月5日公開)

ジャズを聴かない橋本君へ~自分語りに終始した追悼文(R.I.P.橋本孝之)。


『工藤冬里 / Tori Kudo at Goodman 1984-1986』

No.279(2021年7月3日公開)

『落穂の雨 / 酒游舘』

No.281(2021年9月4日公開)

追悼:バートン・グリーン~どうか不義理をお許しください。


Concert for Taka~橋本孝之君に贈る演奏会


『The Very Big Experimental Toubifri Orchestra / Dieu Poulet』

No.282(2021年10月2日公開)

『Mujician / 10 10 10』

No.283(2021年11月6日公開)

『Strictly Missionary / Heisse Scheisse』

No.284(2021年12月4日公開)

『MALSTROM / Klaus-Dieter』


『ヒカシュー / 虹から虹へ』

ZINE:FRINGE 23 Vol.1(2021年11月6日発行)

ソノシートで聴く偽ベンチャーズ
購入⇒https://tmochida.thebase.in/items/54983381


●音源リリース(剛田武参加作品)

ケロッピー前田 x 剛田武『Electric Tjurunga(エレクトリック・チューリンガ)』(Les Disques Du Daemonium CD-R:盤魔-003 2021.4.16 Release)


Various Artists『盤魔殿 Flashback~Disque Daemonium Live Archives 2019-2020』(Les Disques Du Daemonium CD-R:盤魔-004 2021/4/16 Release)
購入⇒Les Disques Du Daemonium Bancamp


●音源制作&DJ MIX





終末の冒険譚/小嶋りん & ひろミサ(SoundCloud 2021/9/12)


ウレイノアルセカイ/小嶋りん & ひろミサ(2021/9/19&20)


●DJ&LIVEイベント

盤魔殿 presents NEO UNDERGROUND vol.3(2021/4/16 fri.阿佐ヶ谷TABASA)






盤魔殿スピリチュアルラウンジ DISQUE DAEMONIUM SPIRITUAL LOUNGE(2021/5/28 fri.四谷三丁目CON TON TON VIVO)



【Sound of BURST DAYS】(2021/6/11 fri 東京・千駄木Bar Isshee)



盤魔殿SPIRITUAL LOUNGE vol.2 DISQUE DAEMONIUM SPIRITUAL LOUNGE vol.2(2021/7/29 thu 四谷三丁目CON TON TON VIVO)






ケロッピー前田 presents『The Third Mind』(2021/8/21 sat 渋谷ZUBAR)






盤魔殿Spiritual Lounge vol.3 ~Halloween Special live ritual(2021/10/18 mon 四谷三丁目 CON TON TON VIVO)






盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 リベンジ vol.37(2021/11/23 tue 渋谷DJ Bar EdgeEnd)



【Grazin'】(2021/12/6 mon 吉祥寺NEPO)


Mogre Mogru @ 吉祥寺NEPO (Dec. 6, 2021) [Filmed & edited by Marc Lowe] from Marc Lowe on Vimeo.





盤魔殿 即興道場 Disque Daemonium Improvisation Gym(2021/12/23 thu 渋谷DJ Bar EdgeEnd)


盤魔殿即興道場 (Improvisation Event) on 12-23-2021 @ Edge End, Tokyo (Japan) from Marc Lowe on Vimeo.



新春も
地下音楽で
幸福を

2021年私的アイドル悲喜こもごも

悲&喜 でんぱ組.inc、えいたそ卒業直後に新体制発表 兼任含む5人加入で10人組に(2021/2/16)


元爆裂女子のみや子、″世界を歌舞くハイカラ革命児″=HINAGIKU.を結成&デビュー(2021/9/5⇒10/12)


爆裂女子 2021年10月3日をもって解散。2021年9月28日に解散ライブを開催(2021/9/28)




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