<2月の鑑賞予定映画>
~亡き夫が残した映画館、
オリヲン座を守った妻・トヨと映写技師の物語~
「ボーン・アルティメイタム」を見に行く予定でしたが、
友人が体調不良で見られなくなりかわりに、こちらを1人で観て来ました。
2007年 日本映画 東映配給 (07.11.03公開)
[監督]三枝健起
[原作]浅田次郎
[脚本]いながききよたか
[出演]宮沢りえ・・・・・トヨ (松蔵の妻。夫亡き後も映画館を支え続ける)
加瀬亮 ・・・・・・留吉 (松蔵からオリヲン座を受け継ぎ守っていく)
宇崎竜童・・・・・松蔵 (オリヲン座館主。肺がんで他界する)
田口トモロヲ・・・祐次 (昔、オリヲン座を遊び場にしていた)
中原ひとみ・・・・トヨ (晩年時代)
樋口可南子・・・良枝 (別居中の夫、祐次と一緒にオリヲン座へ行く)
原田芳雄・・・・・・留吉 (晩年時代)
<見どころ>
浅田次郎原作の「鉄道員」に収められた短編小説を映画化。
昭和30年代の映画黄金時代から、映画が斜陽になり、現代に至るまで、
亡き夫から受け継いだ映画館、オリヲン座を守る妻と映写技師の純愛を描く。
美しい京都の町を背景に、伝統ある映画館を守り続けた夫婦の姿を、
宮沢りえと加瀬亮が好演する。
<あらすじ>
町の映画館・オリヲン座は、毎日、たくさんの人で賑わっていた。
経営しているのは映写技師の豊田松蔵(宇崎竜童)と妻・トヨ(宮沢りえ)だ。
ある日、一人の青年が映画館にやってきた。
映画を観たくて仕方がないが、お金がない。
トヨはその青年を「途中からだから」と言って入れてやった。
上映が終るとその青年、留吉(加瀬亮)は松蔵にここで働かせてくれと頼み込む。
留吉は熱心に働き、映写技師となる。
しかし、松蔵が急死してから、映画館は段々寂れるように…。
<感想>
宮沢りえさんの美しさが光ってた映画でした。
オリオン座を支えるトヨ役。
凛とした美しさがほんとにうまく演じられる女優さんに成長しましたね。
まさに、映画女優という風格さえ感じました。
トヨを慕う留吉には、「それでもぼくはやっていない」の加瀬亮さん。
最初オリヲン座に来た年齢、17歳には驚きました。
ちと、無理があるぞぉ~~。
演技は悪くなかったのですが、ちょっと線が細いかな?とも感じました。
トヨの夫、松蔵には宇崎竜童さん。
いや~宇崎さん、渋い!かっこいい!
年の離れすぎた夫婦って感じで、ちょっと違和感感じましたが
宇崎さん、確か60越えてますよね?
そんなこと全然感じさせないほど、かっちょいい男だぁ~~。
これと言った盛り上がりもなく進んでいきますが、原作が短編なだけに
少し無理があるのでは?という箇所がいくつかありました。
松蔵が亡くなり、留吉が映画館を引き継ぐわけですが、周囲が未亡人となった
トメと留吉の関係を怪しみ、憶測でうわさが飛び交い、みんなオリオン座から
遠のいてしまうのですが、ちょっとそのエピソードだけでは弱いのではないかな?
映画からTVへと移り流れていくのも、もう少し先のことだし。
それと、貧乏になっていくリアルさも、もうひとつ感じられませんでした。
それでも大泣きしてしまったのは、やはり役者の力が大きかったと思います。
主演の2人はもちろん、晩年を演じた原田芳雄・中原ひとみの演技は秀逸でした。
この映画でまさか号泣するとは思わなかったので、化粧道具を持って
行かなかったNAOさん。
見終わった後、剥げ落ちた化粧顔を隠して、逃げるように帰宅したのは
いうまでもありません。(T▽T)
感動して泣いたのではなく、主役2人の気持ちが痛いほどわかるだけに
勝手に涙が出た・・・という感じです。
音楽は文句なく素晴らしい。
上原ひろみさんの奏でるピアノの音色が映画を引き立たせています。
でもね、ラストがあまりにあっけなかったので、驚くほど映画の余韻が
消えてしまうんです。ということは、脚本はいまいちだったのかも・・・・。^^;
役者に助けられた部分が多い映画でした。
でも、観て損はないかも・・・・1人で泣きたい方にオススメです。
点数:7点 (10点満点)
13日(火)は、甥っ子カズくんの誕生日でした。
キムタクと同じ誕生日。
将来は是非、ジャニーズに行ってもらいたいものです。
滋賀にいるので、なかなか会えないものですから
たま~に妹から写メールが送られてきます。
夏、モモが玄関の土間にいたのですが
それを未だに覚えてるらしく「ワンワン」と言いながら
玄関の土間に突進していって、モモがいないのを不思議そうに見てるそうです。
かわゆいな~その行動。
カズくんのパパは、来年3月まで中国単身赴任。
親子3人で暮らすのはもう少し先ですね。
それまでは、実家で居候です。
あと半年、じぃじたちに癒しをあげてちょうだいね~。