今日、4冊の本が届いた。しかし今はその本を読むのは待とう。
今、『天皇と東大』第四巻を読んでいる。戦争へと進んでいる1930年代から40年代初めの歴史である。暗い野蛮な時代である。
同時にボクは、山代巴の『私の学んだこと』(径書房)を読んでいる。こちらは、戦争が終わり、人々もふたつの「かいほうかん」(開放感、解放感)に包まれながら、地域で新しい民主的な社会をつくろうという清新な時代が描かれている。大正デモクラシーの匂いをかいだ教員、天皇制ファシズムに抵抗した中井正一などから、新しい知識を学び、議論し、活動する。特高の抑圧がなくなり、人々が自由に動き回る。
こういう時代があったということが、忘れられている、と思う。
来年は、戦後70年である。戦争を振り返るのもいい、しかし戦争が終わったばかりの「かいほうかん」の時代がどういう時代であったのかを描くのも大切ではないか。
戦争が終わったとき、全国各地はこの「かいほうかん」に覆われたはずだ。この「かいほうかん」をもう一度想起しよう。
今、『天皇と東大』第四巻を読んでいる。戦争へと進んでいる1930年代から40年代初めの歴史である。暗い野蛮な時代である。
同時にボクは、山代巴の『私の学んだこと』(径書房)を読んでいる。こちらは、戦争が終わり、人々もふたつの「かいほうかん」(開放感、解放感)に包まれながら、地域で新しい民主的な社会をつくろうという清新な時代が描かれている。大正デモクラシーの匂いをかいだ教員、天皇制ファシズムに抵抗した中井正一などから、新しい知識を学び、議論し、活動する。特高の抑圧がなくなり、人々が自由に動き回る。
こういう時代があったということが、忘れられている、と思う。
来年は、戦後70年である。戦争を振り返るのもいい、しかし戦争が終わったばかりの「かいほうかん」の時代がどういう時代であったのかを描くのも大切ではないか。
戦争が終わったとき、全国各地はこの「かいほうかん」に覆われたはずだ。この「かいほうかん」をもう一度想起しよう。