2020年も終わろうとしている。今年、2月に車で東京・秩父に行っただけ。そのほかは静岡県を一歩も出なかった。公共交通機関もいっさいつかわず、静岡市に仕事で行く場合も、車を使った。
このブログには、 COVID-19に関する情報を、海外文献も含めてたくさん紹介してきた。 そのため、COVID-19に関しては、私はかなりの情報通になっていると思う。情報を得れば得るほど、感染は絶対にしたくないと思い、警戒をゆるめずに来た。
しかし今日、東京は1300人を超え、全国でも4500人を超えた。この数はもっと増えていくはずだ。
日本政府、厚労省(の医系技官)は、感染を抑えるのではなく、感染者が出たら対応するというおバカな対策しかしてこなかった。あとはマスクをせよとか、個人に任せてきた。その一方で、ウィルスをまき散らすGO TO キャンペーンを繰り広げてきた。
これほど日本政府や厚労省がバカであることを知らなかった、それを私は大いに反省している。少しは ましなCOVID-19対策をするかと思っていたが、一切しない。
もう自民党・公明党には、政治にタッチすることはやめてもらいたい。危機の時にまったく対応できないことが明確になったからである。
今年の収穫は、政治に関わる自民党・公明党の存在そのものが、犯罪的であるということを知ったことだ。また官僚も、賢明なところも少しはあると思っていたが、これもまったく誤解であったこと、彼らには知性も思考力もないことがわかった。要するに政治家などが言ってくることをただ行うという、自主的な思考ができない集団が官僚であること、である。
今年は、アナキズムに関心が集まってきたが、それがアカデミズムでの特徴であると思っている。日本だけではなく、世界各地でそういう傾向が出て来ている。どこの国も、国家(機構)というものが住民のためではなく、資本や富裕者のための機関であることが明らかにされ、またほとんどの国でコロナ危機への対応がまったくまずく、国家はもう要らない!ということが帰納的に人びとに認識され始めてきたということなのだろう。
2021年の私の学問的課題は、アナキズムの可能性について考えることだと思い始め、関連の文献を買い始めている。
2021年は、アナキズムに関する勉強の足跡を書いていこうと思う。
戸外では強い風が吹いている。家人は韓流を見ている。私は読書にふけっている。