浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

醜悪なNHK

2018-07-31 22:35:34 | メディア
 皆さん、時々NHKが、NHKスペシャルなどで「良い」番組を放映するから、といってNHKを免罪することは正しいことなのでしょうか。

 日頃のNHKのニュースの醜悪さは、「良い」番組を消し去り、すでにマイナスですよ。

病気かサボりか? 安倍首相の突然の休暇をNHKがフェイクニュースでごまかし 災害無視してたのに「連日災害対応」と

NHKが菅義偉官房長官の露骨すぎるヨイショ記事!「安倍三選後の官房長官留任のために書かせたもの」と永田町で話題に
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ヘイトは、公の世界から消されるべき

2018-07-31 22:32:05 | その他

「ヘイトスピーチ禁止」明示のYouTubeで差別動画削除が急加速、たった2週間で1000チャンネル・50万本以上に
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どうしてこんな人間が絶対権力者になってしまうのか

2018-07-31 22:22:53 | その他
 日本大学、ボクシング連盟、そして日本。こんな人物が、どうしてトップになってしまうのか。日本には、何か欠陥があるのかもしれない。

 ボクシング連盟の山根会長の悪事を告発人が激白「レフェリーに不正を強要し、お気に入りを勝たせる」
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虚構と貧困と戦争

2018-07-31 21:53:57 | その他
 「明治150年」について話せといわれ、思いついたのがこの三つのことばである。明治維新を契機として、日本は近代国民国家の建設を始めた。

 すでに近代国民国家を建設する過程で、権力がnationalなものを導入することはどこの近代国民国家でも行われている。日本でも同様だ。当該国民国家を建設する際に、領域を設定し、その領域に居住していた人々に、同じ国の人間であるという意識を創り出さなければならないのだが、その際にはフィクションが効果的に利用される。近代国民国家としての近代天皇制国家も、様々なフィクションを動員した。その動員の様を、「明治150年」という安倍政権の強引な“祝祭”に対抗するものとして、呈示することが一つである。

 もう一つは、貧困の問題である。ふつうの日本人がある程度の豊かさを享受できるようになったのは、戦後の高度経済成長のなかであった。それまでは、ほとんどの庶民は貧困のなかにあった。その様子は、『日本の下層社会』や『女工哀史』、長塚節の『土』などに記されている。

 私は貧困の問題を、石川啄木を例にして考えてみたい。要するに、一度貧困の蟻地獄に入りこんでしまったら、そこから這い上がることは難しい、その典型的な例として啄木を示したい。それは「働けど、働けど・・・」に端的に表現されている。

 そしてその貧困は、また現在の問題でもある。貧困の状態に生まれたり、あるいは貧困な状態に入りこんでしまうと、そこから這い上がることは難しい。

 「明治150年」は、貧困の問題が通奏低音のように存在し続け、それが拡大したり縮小したりしてきたことを示したい。

 もう一つは戦争である。日本近代は、戊辰戦争という内戦の中から誕生し、さらに対外戦争をその生業としてきた。近代日本国家が対外戦争をくり返し行っていたことは、年表をみてみれば即了解できるはずだ。而して、その戦争とはいかなるものであったのか、その実態を一兵士が故郷に送った手紙をもとに考えていく。

 これが8月4日の講演の中身である。すでに、スライドはつくってしまった。

 虚構と貧困と戦争、これは21世紀の日本の民衆が、もう一度抱えなければならないものである。一般の方々が、この話にどれほどの関心を持っていただけるか。
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『図書』8月号

2018-07-30 22:27:47 | 
 今日も、太陽の光は強く、強い光は白と化し、すべてのものに白を押しつけていた。その白がまぶしくて、外に出ずにひたすら4日の講演のプレゼンをつくっていた。

 眼が疲れたので休憩。白に覆われた戸外から郵便受けを閉める音が聞こえた。あまりにも眩しいので目を瞑りながポストから郵便物を出す。

 家に入りそれが『図書』だとわかった。

 まっ先に読むのが、冨原眞弓さんの文。冨原さんとスウェーデンの友人との交遊録だ。しかしその中身はもうかなり以前の話だ。今月号も、15年から30年ほど前の話。スウェーデンから1988年に二人の友人が日本に来た。そして冨原さんの家に長期逗留して日本のあちこちを廻った。二人の友人、世界一周の途次であった。40才を記念して世界一周の旅に出たのである。

 その翌年、冨原さんはストックホルムに住むインゲ、イェテポリに住むマリを訪問。

 2003年、インゲからマリが赤いロードスター(スウェーデンではミアータというそうだ)を洗車している写真が届いた。その数ヶ月後に、マリが亡くなったという知らせが届いた。1998年マリは、50才のバースデイに「ミアータ」を購入した。そしてその頃不治の病に罹っていることを知る。そして亡くなった。

 私にはまったく知らないスウェーデンの二人の女性の話を、冨原さんは『図書』に書きつづってきた。その文が、面白くて、また静謐だった。その理由がわかった。

 冨原さんという女性も知らなかった。調べてみたら、シモーヌ・ヴェイユの研究者。そしてムーミンの原作者トーベ・ヤンソンが好きな女性であることがわかった。私は、シモーヌ・ヴェイユもムーミンも好きだ。

 ずっと以前のことを、なぜ今ごろ書きつづったのだろうか。

 私も、この歳になると、ずっと以前のことを、詳細に思い出すことが多くなった。そういう歳なのかも知れない。

 私の頭上に太陽が光り輝き続けるまで、記憶は何度もよみがえるのだろうか。

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驚くべきニュース

2018-07-30 13:10:28 | 政治
 『沖縄タイムス』のスクープ。

米軍、放射性物質を下水に流す 大震災後トモダチ作戦 厚木・三沢で12万リットル超
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【本】安田浩一『「右翼」の戦後史』(講談社現代新書)

2018-07-30 08:16:34 | 
 この本の一部は、現代ビジネスでも読むことが出来る。

 「はじめに」で、安田はこう記している。

 政府や識者が社会の気分をつくり、煽り、右翼が暴力を示唆し、ネトウヨがそれに快哉を叫ぶ。繋がっている。続いている。そこには垣根も段差もない。

 安倍政権になってから、安倍とその取り巻きがまさにネトウヨと同じ思考をもっているから、政府発の差別やヘイトがその裾野をひろげているのだ。今年の秋に、私は天皇機関説事件を取り上げようとしてるが、1930年代よりも実はひどい状況だ。天皇機関説は、ネトウヨ的な右翼が叫び始め、それを右翼的な議員が議会で取り上げ、それが内閣や行政に波及していくという動きであったが、今は、政府、それを支える議員が叫び始めるのだから始末が悪い。

 更に安田はこうも記している。

 ネトウヨを含む右翼勢力が目指すのは「改憲」だけではなく、人権、反戦、反差別といった戦後民主主義が培ってきた“常識”の否定である。戦後という時間に対するバックラッシュ(反動・揺り戻し)である。

 彼らが狙っているのは、「戦前」ではあるが、実は日本が全体主義的な国家体制を構築した時代の再建である。「戦前」と一括りされる時代には、大正時代もあった。彼らが狙うのは少しデモクラティックな時代であった大正期ではさらさらないということだ。ネトウヨ始め右翼も、戦後民主主義の恩恵に与っているはずであるのに、それを無視して全体主義的な国家体制の再構築を求めているのだから、何とも言いようがない。

 目次はこうなっている。

 序章 前史ー日本右翼の源流
 第1章 消えゆく戦前右翼
 第2章 反米から「親米・反共」へ
 第3章 政治・暴力組織との融合
 第4章 新右翼の誕生
 第5章 宗教右翼の台頭と日本会議の躍進
 第6章 ネット右翼の跋扈

 戦後の右翼の流れが、当事者への取材を通して、よく記されている。戦後右翼は、戦前からの流れにつながりながらも、新たに政府自民党の別働隊として組織・利用され、しかし一時的にその関係がうすくなったこともあったが、現在では政治と右翼勢力は融合してしまっている。

 そしてその融合は、「一般人」をも含んできている。

 社会の一部は十分に極右化している。右翼の主体は街宣車を走らせる右翼でもなければ、在特会でもない。極右な気分に乗せられた一般人なのだ。

 もはやヘイトスピーチは「草の根」の専売特許ではない。社会の上と下で呼応しながら、差別のハードルを下げ続けている。

 私たちは右翼の大海原で生きている。

 そういう時代にあることを、きちんと認識する必要がある。その意味で、本書は必読文献である。

 少し付け加えておけば、右翼的な言説は、知的な背景を持たないものが多い。ただそれだけに短いことばで、誰にでもわかることばで発せられる。学びから遠ざかっている人々には、それらの言説が、根拠がなく、虚偽であることを認識できない。そういう時代をエネルギーにして、右翼の言説は力を得ているのだ。



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【本】北田暁大『終わらない「失われた20年」』(筑摩書房)

2018-07-29 10:40:02 | 
 社会学者の北田氏が、時評めいた文をまとめたものだ。

 私にとっては、上野千鶴子に対する批評については、あまり興味関心をもつことができなかった。あまり上野の本を読んでいないからである。上野が「移民」問題を発言し、それに違和感を持った北田が批判しているのであるが、やはりきちんとした学びを経た後でのみ時局について発言すべきであると思った。きちんとした学びを経た後でないと、その意見は社会的な風潮をなぞっただけのものになりがちである。

 面白かったのは、『現代思想』などの編集者であった三浦雅士氏との対話、ブレイディみかこ氏との往復書簡、「日本型リベラルとは何であり、何でないのか」である。『現代思想』は私がしばしば購読する雑誌であるが、知的刺戟に満ちたこの雑誌の周辺を知ることができた。ブレイディみかこ氏との対話は、次の「リベラル」をめぐる論考と相まって、最近多用される「リベラル」と自称する政治勢力についての吟味を促すものであった。

 この往復書簡と論考をもとに、「保守・革新・リベラル」について、某紙のコラム欄に寄稿したばかりである。

 「リベラル」など、政治的な場で使用される語についても、厳密な検討をくわえておかないと、実体が伴わないままに使用してしまうおそれがあり、それは謹まなければならない。

 何ごとも、語を明確にすることは必要である。



 
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台風

2018-07-28 19:58:06 | その他
 台風12号が近づいている。しかし、今も雨は降っていない。ネットで台風の動きを追っているが、台風の針路がどの方向に向かうかで、私が住む地域に上陸するかどうかが決まる。テレビでは、県西部に上陸という情報も流されたようだ。しかし、5分ごとくらいに報じられる台風情報をネットで見ていると、おそらく遠州灘を西進して紀伊半島に上陸するのではないかと思っている。

 私にとっては、雨はまだいいが、風が困る。私の畑は、周囲は田んぼや畑だけの農地で、遮るものがない。強い風が吹けば、ゴーヤー、キュウリを這わせている網は倒れるだろうし、ナスやミニトマトその他も大きな影響を受ける。

 今日スーパーに行ったが、野菜が高くなっている。キャベツが300円近くしていた。私の畑には、まだ5個くらいある。ナスやキュウリ、ピーマンなど毎日収獲できている。

 汗まみれの労働が、私の生活を助けている。

 台風が、この地域を避けていきますように・・・・
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国民総動員

2018-07-28 06:34:01 | 政治
 2020年の東京オリンピックの年、全国にサマータイム制を施行し、2時間時刻を早めるという愚策が、もと首相森某により公表された。いまだ決定ではないが、オリンピック開催という国策に、全国民を動員するというこのやり方は、やはり日本はすでに全体主義国家といえるのではないか。

»東京五輪の夏、サマータイム導入を要請
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日本の現状

2018-07-27 15:28:37 | 政治
 私はもう日本は全体主義国家へと変質していると思う。というのも、下記の記事を読んだからだ。

「五輪ボランティア徴用のために授業や試験をずらせ」スポーツ庁と文部科学省が全国の大学・高専に要求

 そもそも私はオリンピックなんて招致すべきではないと思っているし、猛暑の8月に実施するなんて狂気の沙汰ではないかと疑問を抱いている。

 そしてこのニュース。国立競技場その他、土建関係には多額のカネをつかい、選手や観光客相手のスタッフにはカネも出さず、スタッフは凡て自費で仕事をさせるというのだ。

 ひょっとして人が集まらないかもしれないからと、大学生を「動員」しようとしている。何ということだ。国策に無償で大学生を動員するというのは、戦時動員と同じである。

 モウ日本は全体主義国家。
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知識

2018-07-27 07:50:14 | 政治
 バザップに、次の記事が載った。

「義務を果たしていれば権利を主張して良い」自民・小野田議員の自然権否定という闇

 信じられない無知蒙昧ぶりだ。国会議員は、当たり前のことだが、高校の教科書程度の知識を持つべきである。しかし国会議員は、国民の代表である。残念ながら、国民の多くも、自然権なんて知らない。

 歴史講座で、私はいろいろ話しているが、高校の教科書レベルの知識を、多くの人が持っていないということを実感している。その意味では、教育は無力であったのかと思う。

 
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終身刑という選択

2018-07-27 07:29:36 | その他
 私は、人間は如何なる理由でも殺されてはならないと考える。刑事事件でも、戦争に於いても、死刑という処刑でも、である。刑事事件は、民間人が人を殺す。オウムに関わる数々の事件がそれである。当然、人間を殺した人は罰を受け、罪を背負う。

 戦争と死刑は、国家権力が人間の命を奪う。前者においては、善人であろうと悪人であろうと女であろうと子どもであろうと、人を殺すことは合法となって、たくさん殺せば殺すほど国家権力から顕彰される。後者は、国家権力が、人間を殺した人を罰として殺す。

 国家権力は、ある時は人間を殺すことを推奨し、ある時は人間を殺すことはいけないことだとする。自衛隊は、災害救助で活躍しているが、戦争が起きた時には人間を殺すことをみずからの仕事としている。

 人間を殺してはいけないとする国家権力、人間を殺せと命令する国家権力、まったく正反対の命令を下す国家権力。

 私は、人間を殺してはならない、という理念で一貫させるべきだと思う。戦争をしないこと、死刑ではなく終身刑を導入すること。

 国家権力の「悪」は、なくさなければならないと思う。

 
 上川陽子という法務大臣は、ある意味、すごい人だ。国家権力の中枢にいる人間として、10人以上の死刑囚の死刑執行を命じた。私にはできないことだ。安倍政権や法務官僚の方針であったのであろう。

 人間を殺した人間を殺す。因果応報?「目には目を歯には歯を」?私には、わからない。

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道徳教育

2018-07-26 15:08:20 | 政治
 私は以前から、道徳を説く者こそ、もっとも道徳から遠いところにいると主張してきた。

 総理大臣以下、大臣、官僚など、現在の国家機構の中枢にいる者たちは、ウソはつくし、ごまかすし、質問には答えず、人間としてどうか、というレベルの者ばかりである。そういう者たちを国家機構の中心に置いている日本国民の問題でもあるが、しかし彼らから道徳は説かれたくない。

 道徳を推進してきたのは、安倍首相他、政治家、そして文科省。その文科省が、収賄での逮捕者がでている。

また幹部逮捕 文科省職員「気持ちが崩されていってる」
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貧しい日本国民

2018-07-26 07:36:00 | その他
 韓国は全国一律の最低賃金をアップさせた。800円を超えている。日本もアップさせるようだが、日本は地域によって最低賃金が異なる。大都市圏以外の地域は、すでに韓国の最低賃金を下回る。

 東京は、958円。沖縄や宮崎は、737円。

最低賃金、地域差225円 時給700円台なお19県

 かくて人々は、東京などに集まっていく。地方は過疎化する。

 地方切り捨ての安倍政権。政治の動きを追わないふつうの人々は、そうした安倍政権の政治の本質に気付かない?
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