もと都知事。この人なんで知事を辞めたのか。知事を務めていられないことになったからやめた。
そんな人が、いろいろ言っている。
もと都知事。この人なんで知事を辞めたのか。知事を務めていられないことになったからやめた。
そんな人が、いろいろ言っている。
障害者文化論を専攻する荒井氏の本である。内容は、論理的なものではなく、どちらかといえば随想的なものである。
政界や社会でことばそのものの価値が貶められているが、そうしたことばの現況を、何とか救い出そうという意図をもった本である。だからといって、声高に主張するのではなく、静かにみずからも逡巡しながら綴られたものである。
私自身は理論的な文章を読み慣れているので、幾分か物足りなさを感じるのだが、しかし書かれていることからじわっと考えさせられる。
一昨日図書館から借りだしたのだが、私の後に三人ほどがついている。本というものは読みたいときに読むもので、私が長く借りていては申し訳ないと思い、さっと読んだ。
私も、ハンセン病や障害者問題に関心を持ちながら生きてきたので、本書で紹介されている本はほとんど知っているものだ。それらを、この本を読んだ人がさらに読み進めることを期待したい。
日経ビジネスが「スズキはなぜ良品廉価を守り続けられるのか」という講座を行っているようだ。信じられないテーマである。
私の経験や取材からは、「廉価」はその通りだが、「良品」ということは正しくない。自動車部品メーカーが浜松市内外に散らばっているが、そこで聞いたこと、スズキへの納入部品は安ければよい、それに引き換えトヨタは厳しいというものだった。
数年前にも、スズキは検査不正で大きく報道されたこともある。『朝日新聞』静岡版は、「16年以降は燃費・排ガス検査に関わる不正、完成検査不正など毎年のように不正事案が発覚。再発防止策に追われた。」と書く(2021年6月20日付)。
いくらトップの鈴木修が退くからと言って、この講座の題ははどうかと思う。
『朝日新聞』記事は、続いてこう記す。
「ある社員は「不正は 現場に人を割かない効率経営の 必然的な結果。大事故がなかったのは不幸中の幸いで、GMから技術供与された厳しい検査基準のおかげ」という。 80代の古参OBは「 2~3代目社長に重用された社員を冷遇するなど人事で社内を支配した。軽自動車やインドの成果は過去の社長が掲げたことを社員が実行したまで。修氏の成果のように言われると強い違和感がある」という。」
私の知り合いにSUZUKI社員がいるが、彼はSUZUKI QUALITY を信用していない。勿論私もである。
ずっと前、SUZUKIの従業員の「SUZUKIの車は買うな、社員の怨念がこもっている」ということばを思い出す。
なるほど、小池都知事は都議選でみずからの行動を隠すために「入院」。病室からひそかに「都民ファースト」の立候補者を操り、自民党・公明党には嫌われないようにする。そして都民の同情を導き出すという芸当。さすが、だけれども、 COVID-19感染者が増えているのに、それには知らん顔。ひどい人だ。
天皇が、東京オリパラ開催による COVID-19の感染拡大を懸念するというのは、「名誉総裁」として当たり前のこと。
すると、何とネトウヨは、「天皇が(ママ)政治に口出しするな、天皇は反日」とTwitterで発言している。驚くべき発言である。安倍晋三=自民党・公明党政権、スカ=自民党・公明党政権に「異を唱える」者は、天皇であろうと誰であろうと「反日」と叫ぶ人がいる。
天皇の発言を、Washington PostやGuardianが報じている。
日本の全てのメディアは、「御用メディア」であることは今までの経験で知っているが、東京オリパラ開催問題について、その「御用度」がさらに増したことは明らかだ。
信用できないメディア。テレビの視聴率は減り、新聞購読者も減っていく。それは自業自得である。
しかし、権力者にとって都合が悪ければ、天皇の意思は無視する。
天皇の懸念は正しい!!
近代日本は、天皇制国家の基礎として「家」制度を構築した。女性の歴史を調べると、近代日本(明治から昭和戦前期)こそがもっとも女性差別を徹底させた時代であった。
夫婦同姓は、その近代日本がつくった「家」制度にとってなくてはならないものであった。夫婦同姓と「家」制度はセットである。
最高裁が夫婦同姓を合憲としたのは、近代日本に郷愁を感じている時代遅れでかつ人権感覚のない人間が裁判官に任命されているからである。