ビーズうさぎのハナちゃんです!!

日々の生活、山登りや釣り、ドライブなどをアップします。ここの所、巨樹めぐりがメインですが!(汗)

富山県砺波市、庄川町隠「隠尾城跡」(市指定)です!!

2023-05-24 18:30:04 | 城跡・館跡・陣屋跡
 庄川町隠尾地区は、砺波市役所の南安島約13km、砺波市役所庄川支所の東約2kmのところ

 砺波市役所庄川支所南側の県道371号線を東へ、庄川を舟戸橋で渡り直ぐを右斜めの細い道路へ入って行きます

 約3kmの名ケ原集落で県道346号線に出て左(北東)へ、道成りに1.2kmで

 北東向き参道の隠尾八幡宮前に出ました

 参道入口の石碑は、東砺波郡東山見村隠尾部落図屋号記念碑です、中に「大欅」の文字が見えましたので行ってみました

 八幡宮の前の道を北東へ「隠尾部落」は屋号で表記の「ドブト」の一軒のみとなっているようです

 「大欅」の表記の位置にケヤキは見当たりません

 「イナベ」前の道路脇に車を止めさせて頂きました

 形の良い若いケヤキが記念碑表記の道路反対側に有ります、目通り幹囲2.5m程です

 記念碑表記の池の脇を入いります

 砺波市指定文化財標柱と説明版です
   砺波市指定文化財  種類 史跡  指定日 昭和62年3月30日(令和5年2月21日名称変更)
     隠尾城跡(かくりょうじょうあと)
 隠尾は庄川右岸、鉢伏山南麓の小集落で、古くから鉢伏山を越えて砺波郡よ婦負郡を結ぶ間道があり、尾根伝いに五箇山と飛騨にも通じる要衝でした。
 南部氏の祖先は南部次郎佐衛門尉宗治といい、足利尊氏の弟である足利直義に仕えましたが、観応2年(1351)にこの地に逃れた館を構えたと言われています。
 その後、中興の祖である源左衛門尉尚吉の代に上杉謙信に攻められ落城し、尚吉自身も討死しました。
 その結果、子の源右衛門は飛騨に逃れますが、戦乱後の隠尾に戻り、城跡の傍らに住みました。その子息は今日にまで続き、城跡の隣接地には近年まで城主の末裔と伝わる家がありました。
 主郭の東西約21m、南北約29mの平坦地です。南側は谷に続く急崖で、ほかの三方は高さ約4mの切岸があり、東側に腰郭と西側に虎口があります。この虎口は土塁を備えた折れ虎口です。主郭上には「啼石(なきいし)」と称する石があり、南側の崖下には籠城用の飲料水にしたという湧水跡(城清水)が残っています。
    令和5年3月31日   砺波市教育委員会

 切岸ですね

 虎口です



 郭内です

 「啼石」のようです

 南側の谷です

 東側にも郭らしき平場が見えます


 西側の切岸の斜面には木々が繁茂しています

 
 白のサザンカが綺麗です

 では、次へ行きましょう
  
 2023年4月21日午前11時45分訪問です
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富山県砺波市、庄川町隠尾「隠尾八幡宮の社叢(大杉)」(市指定)です!!

2023-05-24 12:42:28 | 巨樹・大木
 庄川町隠尾地区は、砺波市役所の南安島約13km、砺波市役所庄川支所の東約2kmのところ

 砺波市役所庄川支所南側の県道371号線を東へ、庄川を舟戸橋で渡り直ぐを右斜めの細い道路へ入って行きます

 約3kmの名ケ原集落で県道346号線に出て左(北東)へ、道成りに1.2kmで

 北東向き参道の隠尾八幡宮前に出ました

 前の道路脇に車を止めさせて頂きました

 一ノ鳥居です

 八幡宮の社號標です

 水盤です

 説明版です
  砺波市指定文化財
     指定日 昭和62年3月30日
     管理者 隠尾八幡宮氏子総代
   隠尾八幡宮の社叢
 境内の小高い土塁の上に、3本の大杉が成立している。社殿の奥面にに位置し、御神木として祀られてきたおのと推察される。
 左側に一本は目周り5.4mで最も太く、その横に2.5m、樹高6.0mでほとんど枯れたものが立っている。真中に大石が安置され、右法面側に目周り4.3m、その内側拝殿側に目周り4.6mの大杉が成立する。この杉の樹勢は一番旺盛で樹高約32m、樹冠12m(半径)。
 4本が一対となって旧スギの根元を囲むように成立したものと推察される。現存する4本の樹齢は400~500年と推定され、一対となった樹冠で大スギの偉容を誇っている。
 また、境内には、目周り2m以上のスギ13本を中心に、ネヅコ、エンコウカエデ、イチョウ、ナツツバキ、ミズナラ、ウラジロガシ、ケヤキが支え低木にヒサカキ、カエデ、カシ、ヤマボウシ、クマシデ、イチイ、コウヨウザンが入って安定した社叢を作っている。
 その境内を包む裏手法面には、ムラサキシキブ、カヤ、ヒメアオキ、イヌツゲ、ミヤマガマズミ、チシマザサ等が繁茂する。
 下草にヤブコウジ、カタクリ、ミヤマナルコユリ、アオヤギソウ等の深山性の草木も入っている。
 社叢全体が健全な自然林として古くからの貴重な植生を今に残す宝庫である。
   平成29年4月   砺波市教育委員会
  隠尾八幡宮
 村社 八幡宮  東山見村隠尾字浅窪410番地鎮座
1 祭神   応神天王 比賣后 神功皇后

1 由緒   不詳
1 社殿軒数 本殿 前口1間5寸 奥行1間
       拝殿 前口1間5寸 奥行1間
1 境内坪数 147坪
1 氏子戸数 12戸
1 境内神社 1社 級長戸邊社(しなとべしゃ) 
       祭神 志那都比古神 志那都姫神
       由緒 文政3年(1820)創建にして隠尾・名ケ原・横住・落し・湯山・湯谷・二ツ屋・河内・伏木谷・五ノ谷各村の風難除守護神として創建
       社殿軒数 前口2尺 奥行3尺(昭和17年「神社明細書上帳」)
 

 ニノ鳥居です 

 北向きに社殿です、後ろ側に大きなスギの幹が二本見えています

 社殿左側から、見えている杉が説明版にあった一番太い目通り幹囲5.4mの大杉です

 北東側から見ました、手前の社殿後ろ側に説明版に有った樹高6mと表記のスギは樹高約2mで完全に切株状態になています

 下側が藪になってしまいました

 社殿右側から、説明版にあった目通り幹囲4.6mと奥側の4.3mの大木です

 こちらの方が太さが分かるかな

 境内西端から見ました

 社殿の右手の境内社は説明版に有った「級長戸邊社」です、風の神様だそうです

 社殿左手の石碑は、信濃国戸隠神社 御神水紱修 明治27年7月建立の石碑です、こちらは水の神様ですね

 では、次へ行きましょう

 2023年4月21日午前11時35分訪問です
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富山県砺波市、井栗谷「栴谷神社の綽如杉(しゃくにょすぎ)」(市指定)です!!

2023-05-24 06:30:02 | 巨樹・大木
 井栗谷地区は、砺波市役所の南東約9kmのところ

 砺波市役所西側の国道156号線を南へ向かいます

 約1.5kmの山王町信号を左(南東)へ、県道17号線です

 約3,1kmで中野信号を左(東)へ、県道25号線です

 道成りに4.7kmで道路左手に栴谷神社( せんたにじんじゃ)が西向き参道で鎮座します

 境内入口です

 前の県道脇に車を止めさせて頂きました

 栴谷神社 の社號標です

 案内板です
   砺波市保存樹林
1 所在地  砺波市井栗谷6585-1他1筆
2 樹種   スギ、ウラジロガシの樹林(884㎡)
3 所有者(管理者) 栴谷神社(氏子総代)
4 指定番号 平成6年3月 保存樹林指定第12号
5 指定基準 砺波市花と緑のまちづくり条例施行規則 第4条第1項第2号ア該当
   砺波市
*砺波市と言えば春のチューリップフェスティバルですが今年もゴールデンウイークに合わせて実施されました。
 花と緑のまちづくり条例で栴谷神社の社叢も守られています

 手水舎です

 万葉歌碑です
   「いもが家に いくりの社の藤の花 今こむ春も 常かくし見む」
 現代語では、妹(いも)が家に 伊久里(いくり)の森の 藤の花 今来む春も 常かくし見む
          大原高安(おおはらのたかやす)作 (巻17・三九五二)
   訳は・・・(妹が家に)伊久里の森の藤の花を、またやって来る春もずっとこうして見ていたいものです。
    天平18年(746)8月7日の夜、越中国守館で開かれた宴で、僧玄勝が伝誦した、古歌:万葉集の大原高安の歌です

 参道の右手に目的のスギが見えました

 南側から


 説明版です
   砺波市指定天然記念物
     綽如杉(しゃくにょすぎ)
  指定年月日 昭和37年5月28日
  所在地   砺波市井栗谷栴谷神社内
 栴谷神社の境内にあって、本殿手前右側に位置する老樹で、樹勢はきわめて良好である。
 胸高幹まわり7.5m、樹高45.5m、樹齢は450年以上と推定される。
 この杉は、北陸地方から山陰地方にかけて分布する日本海型のアシウスギ(芦生杉)の一種で、タテヤマスギ系の地方種マスヤマスギである。
 耐陰性、耐雪性に優れ、幹の下部から大枝に分れている。
 明徳元年(1390)井波町にある瑞泉寺を開いた綽如上人の手植え杉と伝えられている。綽如上人は本願寺5代の門跡で、明徳元年(1390)越中へ巡錫し、井波の瑞泉寺や福岡の厳照寺を開き、この地方に真宗を広めた。
 また、この神社の境内は、古くから藤の花の名称所としても親しまれている。「妹が家に伊久里の森の藤の花 今来む春も常如此し見む」大原高安真人(万葉集巻17)、境内にはこの歌の歌碑が建てられている。
 最近この神社の境内には、栴壇山の地名に因んでセンダンの木が植樹されている。
  平成14年3月1日
  砺波市教育委員会     文化財を大切にしましょう

 西側から、傷も無く幹はきれいですね

 北西側(拝殿前)から

 北側(拝殿脇)から、根が拝殿脇に伸びています



 本殿です

 境内にはシャガの花が見ごろでした

 では、次へ行きましょう
 
 2023年4月21日午前11時5分訪問です
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