▲越後の春:アズマシロカネソウ@雪国植物園
思ったより小さくて、ホクリクネノメソウにまぎれてなかなか見つけられなかった。
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朝起きた時は雨もよく見えなかったのに、10分もしないうちに大粒の雪が舞いだして、天気予報通りとはいえさすがにたまげた。道にはうっすらと雪が積もっていた。
東京駅に向かう間、東北新幹線の異常は伝えられていたので、上越新幹線も若干心配になり、1本早い新幹線に乗る。しかし、大宮駅に着く前に停止。
大宮駅と上毛高原でポイント故障とか。明らかに今朝の寒さと積雪の賜物である。
だいぶ遅れて大宮駅に入ったが、そこには1時間前に出たはずに朝一の新幹線が止まっていた。1時間以上もそこで足止めを食らっていたようだ。さらにそこで30分ほど停車してようやく故障復活。順番に出発していく。
1本早い新幹線にしたことで、ギリギリバスの時間に間に合いそうである。しかし、そうはうまくいかず、先に出た新幹線が途中駅に止まるタイプだったため、どうしても徐行モード。結局バスには間に合わなかった。
今日は新潟の方が暖かい。
気を取り直して40分後に出るバスに乗る。
雪国植物園は相変わらず空いている。
園内に入ったところからもう雪割草が見えている(入口近くには、高齢者も楽に見られるようにといろんな山野草が植栽されている)。
ずっと傘マークだったにもかかわらず、園内にいるときは雨に降られずに済んだ。天気図を見たとき、何となくそんな予感がしていたのだが、経験値が勝った。
日当たりのよい斜面には雪割草(オオミスミソウ)が白、紅、ピンク、紫、青、斑入り、多弁咲きとにぎやかに咲き競っている。
所々には瑞々しいシュンランも顔をのぞかせていた。多分ここに来れば見れるだろうとは思っていたが、実際にお目にかかるととてもうれしい。
ショウジョウバカマは頭を大きくもたげて咲いている。オウレンは早くも種状になっているのもあったが、山の中腹にはまだ群落となって咲いていた。そしてカタクリも斜面を覆い尽くすほどの群落となっている。
アズマシロカネソウは場所を聞いたにもかかわらず、なかなか見つけられずに通りがかったスタッフにも再度聞いてしまった。そのスタッフは花そのものを知らないにもかかわらず、わざわざガイドに電話をしてくれて一緒に探してくれた。そのおかげで、ホクリクネコノメソウに隠れるように咲いているのを発見! 図鑑でしか知らなかった花がそこに咲いているのは、本当に勉強になる。小さな小さな鈴のような花をつけていた。
ほかにもミズバショウ、ザセンゾウ、サワオグルマ、ニリンソウ、エチゴルリソウ、イワウチワ、マルバマンサク、キクザキイチゲ、コシノコバイモ、エゾエンゴサク、エンレイソウ、オオバキスミレ、スミレサイシン、ナガハシスミレなどなど、春の花満載であった。
雪割草 posted by (C)樹美
カタクリの群落 posted by (C)樹美
オウレン posted by (C)樹美