▲キクザキイチゲの群落@小千谷
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
昨日眺めた西山や山本山にはまだ雪がたっぷり残っていた。これではまだ春の花どころではないなと、予定変更。いつもの花撮影地点に狙いを定める。
それもチョット自信がないので、さらにもっと日当たりのよい崖を目指していく。崖といっても新田開発に伴って開かれた地。そこに花があるのはなんとなく予想していた。
農道を下っていくとあった。
まずミチノクエンゴサクの白花(えっ)。長岡の雪国植物園ではエゾエンゴサクが咲くが、小千谷ではどうもミチノクエンゴサクのほうを多く見かける。私がよく行くこのエリアもミチノクばかりだし、西山ではミチノクとエゾとヤマエンゴサクが共存する。信濃川がひとつの境なのかな…。
キクザキイチゲはまだ完全に開ききっていない。これは、お日様に当たらないと咲かない花なので、午前中はなかなか気難しい。カタクリも同じだけれどね。
スミレサイシンは田んぼの脇に群落を作っている。
やがて斜面の中ほどにエンレイソウを見つけ、その先にカタクリが日に透けていた。枯れ木に枯れ草を踏みしめてカタクリに近づく。よく見るとそこにはまだ残雪があり、うっかり踏み抜いて押さえつけられていた木の攻撃を受ける。
カタクリにはキクザキイチゲの青いのも白いのもも混ざって咲いていて、まさに春の風景。夢中になって撮っていると、足下にコシノコバイモ。それも撮ろうとしゃがむと、その周りにざっと10株ほどのコシノコバイモが…。まさに足の踏み場がない状態。
ここは植物園でも保護区でもないので、自由に入れるのだが、そこはやはり気をつけたい。まだ花をつけていないカタクリの芽や、キクザキイチゲの芽、そしてコシノコバイモも若いうちは花を上につけて伸びてきていて、エンレイソウは全体が折りたたまれている。エンゴサクは葉っぱを十分に展開してから花が咲くので、それまでは緑。
そんなこんなで、田んぼの縁の崖を何度も上り下りして花と語らう。足下はすっかり泥だらけだけれどね。ここもいい花畑だ。
ちなみにいつもの花畑は、まだ1メートルの残雪…。GWも楽しめるな。
カタクリ posted by (C)樹美
春の3姉妹 posted by (C)樹美
コシノコバイモ posted by (C)樹美