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地上の星はここにも

2010-04-29 23:25:00 | 新潟ネタ


▲桜越しに臨むJR東日本小千谷発電所

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 かっぜのなっかのー すぅばるぅ~♪

 小千谷入りしました~。
 天気予報通り、9時過ぎから昼ごろまでひとしきり雨が降ったので予定変更。今日は小千谷発電所の一般公開日だったので、そちらに行ってきた。


 この発電所はJR東日本の信濃川発電所の一つ。首都圏のJR電車のほとんどはここの電気で動いていることになる。昨年来、信濃川の不正取水問題で世間を騒がせたことで知名度が上がっただろう。私にとっては子供のころからの見慣れている風景である。
 しかし、その割に小千谷にいた18年間では見学に行ったことがないのだよね。一説によると隣市の長岡の小学校は修学旅行でここに来るというのに…。小千谷の子供は意外とここを見ることないまま外に出るようだ。でもって、後から「あの発電所って山手線を動かしていたんだぁ」って、妙な関心をすることになる。

 今日は、信濃川河岸段丘ウォークとも重なっており(朝、小千谷駅であり得ないぐらい大勢の人が降りてびっくりした)、コース途中で見学を促していた。ウォークのゼッケンをつけた人々と一緒に見学。
 まぁ、あれだね、迷惑をかけたから今一度ご理解いただこうという取り組みだね、多分。
 
 確かまだ本格的発電再開の許可が出ていないはず。それでもこの発電用水の一部は農業用水としても使われるので、農繁期に入るこの時期には水を通さねばならない(そういう契約だから)。その水を排出するために、一部発電が行われていた。
 見学自体はあっさりしたもの。
 発電機って、すっぽり覆われていて、こう、歯車とかがグルグルグルーって動いているのが見えるわけではないのね。そんな機械の外観を、大仰にヘルメットをかぶって見学した。貸しヘルメットには衛生に配慮してか、別に紙の帽子が付いていた。

 外に出て、シネマギャラリーも見てきた。
 昔の記録映画が流されており、それはまさに「プロジェクト×」。戦後復興の意義を背負い、まだ人々がツルハシやシャベルやモッコで土を突きながらの作業。時には信濃川の水害で途中まで作った堰堤が壊されたりしながらも、それを地道に復興。休憩時間にまで車や重機の整備を行う、勤勉な日本人の姿がそこにはあった。
 そして、実家の脇にはこの工事の資材を運ぶために線路がひかれていたのだが、その先の鉄橋もフィルムは映し出されていた。架橋工事には押し出し法というのがあるが、それが人力で行われているところに、ものすごく時代を感じた。

JR東日本小千谷発電所
JR東日本小千谷発電所 posted by (C)樹美

JR東日本小千谷発電所
JR東日本小千谷発電所 posted by (C)樹美

JR東日本小千谷発電所
JR東日本小千谷発電所 posted by (C)樹美



 見学後、ちょっとだけ花歩きもしてきた。

キケマン
キケマン posted by (C)樹美

SAKURA
SAKURA posted by (C)樹美