▲雪割草@雪国植物園
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ふきのとうの卵サラダを作ってみた。苦味が卵やマヨネーズによって和らげられて結構いける。とはいってもしっかりふきのとうの苦味が残っているので、そんなのが好きな方にはおすすめ。
常にてんぷらにしてしまうけれど、これで代案もできた。
本屋大賞が発表されていた。
私は売れている本ほど買わない天邪鬼なので(なのに趣味が読書でいいのか)たぶん手に取らないだろうが、題材に「日本オリジナルの暦を作る事」を持ってきていることに興味を覚えた。
古代中国において、暦を作る事はすなわち王朝を開き維持する事だった。王朝が変わるたびに暦は作り変えられてきたという。
ここにおける暦は農業の指針となる暦の事だ。いつ頃に種をまき、収穫をすればいいのか、その暦を頼りにした。だから暦の作成は王朝における最大の農業政策なのである。農業の衰退は国力の減退につながる。天候不順で不作となれば王朝(=天子)の失徳と捉えられた。不作は食糧不足になり、戦に行く際の輜重の不安につながり、最後には王朝そのものが倒れてしまう。
夏→商→周と変遷してきた王朝においては周の暦が一番優れていたという…。
でもね、中国は広いからその暦が合うところと合わないところもあったんだって。確かに狭い日本でも北海道と沖縄ではぜんぜん違うもんなぁ~。
な~んてことを思い出しながら(すべて宮城谷小説からの受け売りだったりする)、日本オリジナルの暦について考えた朝である。
そういえば、近所の書店では『1Q84』3巻がすっかり売り切れていた。