▲花火ファンタジア@NARITA花火大会in印旛沼
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寒っ!
先月の安全地帯のコンサートの際、買ってきた本。
http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=1184
まぁ、玉置さんの今までのことと、楽曲制作の過程(アルバムごとにその手法が異なっていて驚く)などを音楽関係のライターがまとめたものである。
表紙にどーんと玉置さんだから、それだけで手に取らない人も結構いると思う。それにこのライターさんは玉置さんに心底惚れ込んでいるからね。どうしたっていい風にしか書かないさって、斜から眺めることも可能。
でも、マジでこの本はというか、玉置さんはすごいんだと思った。
中島みゆきをして「恐ろしい中学生バンドがいる」と言わしめた早熟な「安全地帯」。実力はずば抜けていたのに、大ヒット『ワインレッドの心』のイメージを常に引きずり、スタイリッシュなマーケティングで売れてしまい、そのイメージに苛まれてしまった。
そして、だんだんと心身ともに苛まれていってしまった玉置さん。
精神病院に入院したり、内臓を壊して2度も3度も入院したりしている。
でも、音楽が湧き出してくる。
まるでこみ上げる音楽に急き立てられるように作品を発表し、楽曲を提供し、新しいことに挑戦し、そしてそれをすべて捨ててしまう…。
たいていの人が気が付いているように、彼は破滅型の人間であり、溢れる才能と情熱を自分で制御しきれないでいる。天才型の芸術家に多いタイプなんだろう。
みんなに読んで欲しいわけではない。安全地帯の音楽が玉置さんの音楽が好きだった人に読んでもらいたい、ある意味壮絶な本であった。
…どうしても冷静に書けないな、私。
これ、本体は2006年に発刊されていて、今回の活動再開に合わせて加筆補訂されている。発行日を見ると、武道館コンサート当日。
どうりで書店で見ないはずだと思った。
現在はアマゾンや楽天でも取り扱っている。