▲ミュージックスターマイン@長野(青木)
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昨日は、長野えびす講煙火大会に行ってきた(前段が長く、後段も長いです・笑)。
信州に向かう夜行バスは3列独立シート。しかも今回は最前列だから、前から倒されすぎて狭くなる事もない。それでも意外と関越道は揺れるもので、なかなか寝付けなかった。
そして4時半頃、下車。途中、本降りのところもあったようにうっすら記憶しているが、雨はほとんど上がっていた。
辺りは真っ暗である。とりあえず、朝ごはん代わりのおにぎりを買うという名目で、コンビニのトイレを借りて出発。
犀川を渡る風は冷たく強い。
河川敷を上流から攻めていくと、いわゆる特等席にはすでにブルーシートやビニールテープで場所取りがされまくっている。でもまだまだ余裕はあるわけで。とりあえず来賓席後方の「上段から2列目」にシートを敷く。シートを敷いているとき、地面がぐしょ濡れなので、シート表面にまで雨が染みてきて、早速ボトムを濡らしてしまった。有料観覧席なんて、池に浮かんでいるかのようだ。
一旦、場所を置いてからほかの場所はどんな具合か見に行く。けっこう下流の方まで場所取りが点々とされているなぁ。まぁ、そのほとんどは花火マニア、それも撮影をする人である(私もそうだが)。
そんな事をするうちに空がうっすらと明るさを取り戻してきて、善光寺の鐘が6時を告げた。結局、真っ暗な中で1時間半ほどウロウロウロウロしていたわけである。当然、まだ顔見知りもいない。
フラフラと駅に向かい、とりあえず、スタバでまったり朝ソイラテ。明らかに披露度が高いので蜂蜜投入である。1時間ほどして、とりあえず善光寺へ向かう。
考えてみれば、善光寺を表から訪ねるのは初めてだったりする。団体バスだと、たいてい善光寺サイドにある関係機関にバスを入れて、本道裏から入ることがほとんどで、本堂から山門へ向かい、参道へ出るという逆ルートだった。
表参道はなかなかの店並び。さすが門前町である。古い店並みだったり、モダンだったりするが、一種独特な雰囲気である。
京都、奈良以外で県都が宗教色に染まるのって、この長野だけじゃないだろうか。しかも、京都・奈良には数多の寺社が揃っているが、ここは善光寺が中央にデーンと鎮座ましましている(もちろん塔頭とかは無数にあるだろう)。
珍しく線香などを奉納し、参拝。
帰りがけ、あの七味唐辛子屋さんでなぜか打っていた「マカロン」を買い、先日小布施まで行ったのに人が多すぎて買えなかった竹風堂(表参道に支店がある)の栗羊羹も買う。
そして温泉へ。途中、本日の花火大会を伝える「雷(8号三段雷、万雷、10号雷)」を何度か見る。
頭の中に入れた地図を便りにズンズン進むものだから、当然違った道を行ってしまいタイムロス。それでも家の脇の細い路地などを通り抜けて、11時ごろには温泉に到着。早速浸かる。
裾花峡温泉うるおい館http://www.uruoikan.com/
カルシウムをたくさん含む、源泉賭け流しの茶褐色の温泉である。「熱の湯」と呼ばれるや塩分のある温泉で、なかなか冷めないらしい。もうひとつの「美肌の湯」は無色透明の柔らかな湯。
汗が引かないまま、食堂でビールとラーメンを。
温泉を後にし、駅に向かう。
駅でロッカーに預けた荷物を取り出し、まずはトイレへ。夜用防寒下着の着用をする。
この日、けっこう北西季節風が強く、日中は風花が市中に飛んできたぐらいである。飯綱や黒姫辺りは白くなっているのだろうか。昼だというのに寒かった。朝の方が暖かかったぐらいだ。
そして再び犀川河畔へ。
大きな荷物を自分の場所に置いたら、早速顔見知りがいる。斜め後ろとは偶然ながらビックリ。ほかにもあちこちであいさつを交わす。
いろんな花火が重なる夏よりも、この日この時はココ!というこの長野えびす講花火の方が遭遇率が高いのは、むべなるかなってことである。
気が付けば日が傾き、あっという間に真っ暗に。目の前の屋台群の灯りが煌々と照らされ、おいしそうな匂いが…。
しかし、すでにカメラをがっちりセットした後で、身動きしたくない状態。おいしそうなソースの匂いを嗅ぎながら、またもやカロリーメイトを齧る(リュックに突っ込んでて良かった)。
時間になり、最初のスターマインのカウントダウン。
今年は長野商工会議所創立110周年ということで、特大スターマインからスタートである。最初からフレームアウト。というか、入りきらない物量である。
続いて7号玉10発一斉打ち。7号ですら、ワイドで入りきらないことを痛感して、早々にデコッパチくん(広角レンズ)に換装。もっともそれでも真正面である限り入りきらないんだけれどね…。
長野えびす講煙火大会は地元の2社が打ち上げを担当する。上流側が紅屋青木煙火店、下流側は信州煙火工業である。
昨年から有料席が下流側にグイッと広がったためだろう、小規模のスターマインはそちら側で上がるようになっていた(中央からでも遠いよぉ~)。大スターマインは、比較的近くで上がるのでいいのだが…。
そして、新作花火コンテスト。
優勝したのはいったいどんな玉込めしたの~!って、聞きたくなるような玉だった。半分半分ってことだけれどさ、あれはあれでありなのか? 花火としての調和はどうなの? …と、突き詰めればいろいろあるだろうが、いろんな玉を一つに込めました~、今まで見たことないでしょ!っていわれれば確かに「新作花火」に相応しい(ここは敢えて漢字で書く)。
そして、ここの煙火大会の看板と言って過言ではないミュージックスターマイン。最初は青木さんの方で、うねるようにねじるように上がるトラに感心してしまった(昨日の画像の中央の山のようになっている部分)。長野って「○○富士」ってあるようでない?から、そういうところから引き合いが来そうだよなぁって思った(既にほかの所でやっているのかもしれないけれど…)
終わったときは、ボーっとした。
しかしその後も花火は続くわけで、ちゃきちゃきとカメラの向きを変える。
打ち上げ箇所が大きく3か所に分かれているので、カメラの向きを変えるのが結構忙しいのだよ。
10号10発同時打ちを経て(縦じゃないと高さを押さえられないけれど、10発横並び打ちだとやっぱり幅が足りない…)、今度は信州煙火さんのミュージックスタマ。やっぱりトラとかフラッシュとかに圧倒される。個人的には、小型煙火を従えて上がる7号だか8号だかの多重芯物が、あっさりとフレームアウトしてしまうのが悲しい…。
やっぱりもう一段広角レンズに投資しなければならないのか…(私に打ち上げ場所から離れるっていう選択肢はほとんどありません・笑)
110周年の特別企画、8号玉110連発。ココで幅いっぱいのトラが上がるのだが、すでにフレームからはみ出している8号玉を追っかけていると、そちらを押さえられないのよねぇ…。
しかも隣の3人が途中で帰り支度を始めているし…。おばちゃん、ウロウロしているのが全部私のカメラに入っているから、勘弁してください!
まぁ、大玉の大連発は長岡の尺100で慣れているからいいんだけれどね…。
ということで、終了。
ザッザカと撤収して長野駅まで歩く。最終の新幹線に乗って、東京に戻った。