都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
2022年9月に見たい展覧会【THE 新版画/アーツ・アンド・クラフツとデザイン/ピカソ 青の時代を超えて】
今月は秋から冬に向けて開幕する展覧会が少なくありません。少し遅くなりましたが、9月に見ておきたい展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・『シアトル→パリ 田中保とその時代』 埼玉県立近代美術館(7/16~10/2)
・「創業200周年記念 フィンレイソン展 ─フィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイル─」 京王百貨店新宿店(9/21~10/3)
・『フィン・ユールとデンマークの椅子』 東京都美術館(7/23~10/9)
・『アレック・ソス Gathered Leaves』 神奈川県立近代美術館 葉山館(6/25~10/10)
・『立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON』 水戸芸術館(7/23~10/10)
・『ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで/MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ』 東京都現代美術館(7/16~10/16)
・『生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎』 アーティゾン美術館(7/30~10/16)
・『大勾玉展-宝萊山古墳、東京都史跡指定70周年-』大田区立郷土博物館(8/2~10/16)
・『仙厓のすべて』 出光美術館(9/3~10/16)
・『アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン オールドノリタケ×若林コレクション』 そごう美術館(9/10~10/16)
・『合縁奇縁~大倉集古館の多彩な工芸品~』大倉集古館(8/16~10/23)
・『リニューアルオープン記念展Ⅲ 古美術逍遙 ―東洋へのまなざし』 泉屋博古館東京(9/10~10/23)
・『鈴木大拙展 Life=Zen=Art』 ワタリウム美術館(7/12~10/30)
・『装いの力―異性装の日本史』 渋谷区立松濤美術館(9/3~10/30)
・『日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―』 練馬区立美術館(9/4~11/3)
・『新版画 進化系UKIYO-Eの美』 千葉市美術館(9/14~11/3)
・『地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング』 森美術館(6/29~11/6)
・『THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦』 茅ヶ崎市美術館(9/10~11/6)
・『長坂真護展 Still A “BLACK” STAR』 上野の森美術館(9/10~11/6)
・『開館15周年 生誕120年 猪熊弦一郎展』 横須賀美術館(9/17〜11/6)
・『開館15周年記念 李禹煥』 国立新美術館(8/10~11/7)
・『イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき』 Bunkamuraザ・ミュージアム(9/17~11/10)
・『美をつくし―大阪市立美術館コレクション』 サントリー美術館(9/14~11/13)
・『宮城壮太郎展 使えるもの、美しいもの』 世田谷美術館(9/17~11/13)
・『柳宗悦と朝鮮の工芸 陶磁器の美に導かれて』 日本民藝館(9/1~11/23)
・『北斎ブックワールド ―知られざる板本の世界―』 すみだ北斎美術館(9/21~11/27)
・『旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる』 東京都庭園美術館(9/23~11/27)
・『アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』 府中市美術館(9/23~12/4)
・『見るは触れる 日本の新進作家 vol.19』 東京都写真美術館(9/2~12/11)
・『ヴィンテージライターの世界 炎と魅せるメタルワーク』 たばこと塩の博物館(9/10~12/25)
・『ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて』 ポーラ美術館(9/17~2023/1/15)
ギャラリー
・『上田義彦 「Māter」』 小山登美夫ギャラリー六本木(8/27~9/24)
・『コーネーリア・トムセン個展 「Unfolding Ratio」』 √K Contemporary (8/27~9/24)
・『ヴォイド オブ ニッポン 77 展 戦後美術史のある風景と反復進行』 GYRE GALLERY(8/15~9/25)
・『シャネルを紡ぐ手 アンヌ ドゥ ヴァンディエール展』 シャネル・ネクサス・ホール(8/31~10/2)
・『高橋大輔 個展 絵画をやるーひるがえって明るい』 ANOMALY(9/10~10/8)
・『カミラ・テイラー 静かな友達 - Quiet Friend」 Kanda & Oliveira(9/14~10/8)
・『八木マリヨ・八木夕菜「地殻を辿る」』 ポーラ ミュージアム アネックス(9/16~10/23)
・『細谷巖 突き抜ける気配』 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(9/5~10/24)
・『HIROSHI SUGIMOTO | OPERA HOUSE』 ギャラリー小柳(9/3~11/6)
・『発酵と暮らし ―人も海も土も森も…すべてはつながっている―』 ギャラリー エー クワッド(9/16~11/10)
・『第八次椿会 このあたらしい世界 杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]』 資生堂ギャラリー(8/27~12/18)
まずは新版画の展覧会です。茅ヶ崎市美術館にて『THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦』が開かれます。
『THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦』@茅ヶ崎市美術館(9/10~11/6)
これは明治末期、新しい時代の浮世絵を提唱した渡邊庄三郎と彼の版元・渡邊版画店に焦点を当て「新版画」の潮流を紹介するもので、伊東深水、山村耕花、川瀬巴水、笠松紫浪、小原祥邨らの作品が一堂に公開されます。
なお展示はひろしま美術館からの巡回で、関東での開催は茅ヶ崎市美術館のみとなります。(以降、高知県立美術館と美術館「えき」KYOTOへと巡回予定。)ちょうど今月は千葉市美術館でも『新版画 進化系UKIYO-Eの美』(9/14~11/3)がスタートするので、あわせて見るのも楽しいかもしれません。
続いてはデザインに関する展覧会です。府中市美術館にて『アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』が行われます。
『アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』@府中市美術館(9/23~12/4)
19世紀後半のイギリスで興ったデザインの革新運動「アーツ・アンド・クラフツ」は、日々の暮らしを美しく彩るべく、画家や建築家、職人らが一体となって手仕事による作品を手がけ、アメリカや日本の民藝などにも多様な影響を与えました。
その「アーツ・アンド・クラフツ」の世界を紹介するのが今回の展示で、家具、テキスタイル、ガラス器、ジュエリーなど約150点の作品が公開されます。モリスのデザインした室内装飾やブックデザイン、またアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによるステンドグラスなども見どころとなりそうです。
ラストは西洋美術です。ポーラ美術館にて『ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて』が開催されます。
『ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて』@ポーラ美術館(9/17~2023/1/15)
これは青の時代のピカソを起点に、初期から晩年までの画業をたどるもので、国内外の作品、約70点が公開されます。また青の時代の絵画作品の光学調査の成果など、ピカソの制作に関しての新たな知見が得られる展覧会となりそうです。
WEBメディア「イロハニアート」へも9月のおすすめの展覧会を寄稿しました。
2022年9月おすすめ展覧会5選!ヴィンテージライターから、イッタラ、フィンレイソンまで | イロハニアート
それでは今月もよろしくお願いいたします。
展覧会
・『シアトル→パリ 田中保とその時代』 埼玉県立近代美術館(7/16~10/2)
・「創業200周年記念 フィンレイソン展 ─フィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイル─」 京王百貨店新宿店(9/21~10/3)
・『フィン・ユールとデンマークの椅子』 東京都美術館(7/23~10/9)
・『アレック・ソス Gathered Leaves』 神奈川県立近代美術館 葉山館(6/25~10/10)
・『立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON』 水戸芸術館(7/23~10/10)
・『ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで/MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ』 東京都現代美術館(7/16~10/16)
・『生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎』 アーティゾン美術館(7/30~10/16)
・『大勾玉展-宝萊山古墳、東京都史跡指定70周年-』大田区立郷土博物館(8/2~10/16)
・『仙厓のすべて』 出光美術館(9/3~10/16)
・『アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン オールドノリタケ×若林コレクション』 そごう美術館(9/10~10/16)
・『合縁奇縁~大倉集古館の多彩な工芸品~』大倉集古館(8/16~10/23)
・『リニューアルオープン記念展Ⅲ 古美術逍遙 ―東洋へのまなざし』 泉屋博古館東京(9/10~10/23)
・『鈴木大拙展 Life=Zen=Art』 ワタリウム美術館(7/12~10/30)
・『装いの力―異性装の日本史』 渋谷区立松濤美術館(9/3~10/30)
・『日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―』 練馬区立美術館(9/4~11/3)
・『新版画 進化系UKIYO-Eの美』 千葉市美術館(9/14~11/3)
・『地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング』 森美術館(6/29~11/6)
・『THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦』 茅ヶ崎市美術館(9/10~11/6)
・『長坂真護展 Still A “BLACK” STAR』 上野の森美術館(9/10~11/6)
・『開館15周年 生誕120年 猪熊弦一郎展』 横須賀美術館(9/17〜11/6)
・『開館15周年記念 李禹煥』 国立新美術館(8/10~11/7)
・『イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき』 Bunkamuraザ・ミュージアム(9/17~11/10)
・『美をつくし―大阪市立美術館コレクション』 サントリー美術館(9/14~11/13)
・『宮城壮太郎展 使えるもの、美しいもの』 世田谷美術館(9/17~11/13)
・『柳宗悦と朝鮮の工芸 陶磁器の美に導かれて』 日本民藝館(9/1~11/23)
・『北斎ブックワールド ―知られざる板本の世界―』 すみだ北斎美術館(9/21~11/27)
・『旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる』 東京都庭園美術館(9/23~11/27)
・『アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』 府中市美術館(9/23~12/4)
・『見るは触れる 日本の新進作家 vol.19』 東京都写真美術館(9/2~12/11)
・『ヴィンテージライターの世界 炎と魅せるメタルワーク』 たばこと塩の博物館(9/10~12/25)
・『ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて』 ポーラ美術館(9/17~2023/1/15)
ギャラリー
・『上田義彦 「Māter」』 小山登美夫ギャラリー六本木(8/27~9/24)
・『コーネーリア・トムセン個展 「Unfolding Ratio」』 √K Contemporary (8/27~9/24)
・『ヴォイド オブ ニッポン 77 展 戦後美術史のある風景と反復進行』 GYRE GALLERY(8/15~9/25)
・『シャネルを紡ぐ手 アンヌ ドゥ ヴァンディエール展』 シャネル・ネクサス・ホール(8/31~10/2)
・『高橋大輔 個展 絵画をやるーひるがえって明るい』 ANOMALY(9/10~10/8)
・『カミラ・テイラー 静かな友達 - Quiet Friend」 Kanda & Oliveira(9/14~10/8)
・『八木マリヨ・八木夕菜「地殻を辿る」』 ポーラ ミュージアム アネックス(9/16~10/23)
・『細谷巖 突き抜ける気配』 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(9/5~10/24)
・『HIROSHI SUGIMOTO | OPERA HOUSE』 ギャラリー小柳(9/3~11/6)
・『発酵と暮らし ―人も海も土も森も…すべてはつながっている―』 ギャラリー エー クワッド(9/16~11/10)
・『第八次椿会 このあたらしい世界 杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]』 資生堂ギャラリー(8/27~12/18)
まずは新版画の展覧会です。茅ヶ崎市美術館にて『THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦』が開かれます。
『THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦』@茅ヶ崎市美術館(9/10~11/6)
これは明治末期、新しい時代の浮世絵を提唱した渡邊庄三郎と彼の版元・渡邊版画店に焦点を当て「新版画」の潮流を紹介するもので、伊東深水、山村耕花、川瀬巴水、笠松紫浪、小原祥邨らの作品が一堂に公開されます。
企画展「THE 新版画」茅ヶ崎市美術館で - 川瀬巴水や小原祥邨など、貴重な新版画作品を紹介 - https://t.co/GLs4MrtE1Z pic.twitter.com/inmEHjtsPo
— Fashion Press (@fashionpressnet) August 21, 2022
なお展示はひろしま美術館からの巡回で、関東での開催は茅ヶ崎市美術館のみとなります。(以降、高知県立美術館と美術館「えき」KYOTOへと巡回予定。)ちょうど今月は千葉市美術館でも『新版画 進化系UKIYO-Eの美』(9/14~11/3)がスタートするので、あわせて見るのも楽しいかもしれません。
続いてはデザインに関する展覧会です。府中市美術館にて『アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』が行われます。
『アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』@府中市美術館(9/23~12/4)
19世紀後半のイギリスで興ったデザインの革新運動「アーツ・アンド・クラフツ」は、日々の暮らしを美しく彩るべく、画家や建築家、職人らが一体となって手仕事による作品を手がけ、アメリカや日本の民藝などにも多様な影響を与えました。
その「アーツ・アンド・クラフツ」の世界を紹介するのが今回の展示で、家具、テキスタイル、ガラス器、ジュエリーなど約150点の作品が公開されます。モリスのデザインした室内装飾やブックデザイン、またアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによるステンドグラスなども見どころとなりそうです。
ラストは西洋美術です。ポーラ美術館にて『ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて』が開催されます。
『ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて』@ポーラ美術館(9/17~2023/1/15)
【#モネからリヒターへ 閉幕後の休館・開室予定】 [9月7日~9月13日] 展示替えのため臨時休館いたします。森の遊歩道、レストラン、ショップもお休みです。[9月14日~9月16日]特別料金にて常設展示室のみご覧いただけます。[9月17日]#ピカソ青の時代を超えて 開幕https://t.co/McxQNcbXjl pic.twitter.com/VrzhZEMQiY
— 【公式】ポーラ美術館 (@promotion_pma) August 29, 2022
これは青の時代のピカソを起点に、初期から晩年までの画業をたどるもので、国内外の作品、約70点が公開されます。また青の時代の絵画作品の光学調査の成果など、ピカソの制作に関しての新たな知見が得られる展覧会となりそうです。
WEBメディア「イロハニアート」へも9月のおすすめの展覧会を寄稿しました。
🍁9月のおすすめ展覧会5選🍁9月になりましたね!今月も気になる展覧会が多数開催!異性装の日本史や、ヴィンテージライター、北欧デザインなどの展覧会をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね😄https://t.co/H3PWW1CtKq
— イロハニアート編集部 (@irohani_art) September 2, 2022
2022年9月おすすめ展覧会5選!ヴィンテージライターから、イッタラ、フィンレイソンまで | イロハニアート
それでは今月もよろしくお願いいたします。
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