都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
『new born 荒井良二』 千葉市美術館
千葉市美術館
『new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった』
2023/10/4~12/17
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/93/f18daf832295957c2f67ca82f5247847.jpg)
自ら「絵本もつくる人」と称する荒井良二は、日本絵本賞大賞を受賞した『きょうはそらにまるいつき』をはじめとする数多くの絵本のほか、「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」の芸術監督を担うなど、絵本だけではなく、絵画、音楽、舞台美術などジャンルを超えて活動を続けてきました。
その荒井の多様な制作を紹介するのが『new born 荒井良二』で、会場には絵本原画、新作インスタレーション、絵画、立体作品から私蔵のガラクタなど約300点もの作品が展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/a4/976f6730b050accdff5a5786a1d52b01.jpg)
まず目を引くのが「ぼくはこんな絵本を作ってきたんだ」と題し、『あさになったのでまどをあけますよ』をはじめとする絵本原画の展示で、原画に加えて小さなスケッチや「展示案」とする展示プランのメモなども公開されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/6b/f8eb5c5cdaf7a9f44b3f0335fdd55505.jpg)
また展示台など会場には「思い切りやりたいことを描いて 失敗とか成功ということよりも 人に贈るギフトみたいにしようと思ってる」など、直筆のメッセージも書かれていて、さながら荒井のインスピレーションの源泉を見るかのようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/17/53d764f434f940beb56bdf20aaf3b007.jpg)
「山形ビエンナーレ2018」を再構成した展示も見どころといえるかもしれません。ここでは屋台のような作品やマスコット、また楽器と組み合わせた動物のかたちをした立体作品、さらに絵画などが並んでいて、作曲家の野村誠が展示のために作曲した音楽がBGMとして流れていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/4c/a1088a02c824312b28c8ed1f253076a2.jpg)
今回の展示のための新作、『旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す』とは、2010年に発表した絵画『逃げる子どもI』から着想を得たインスタレーションで、約40の名前のない家たちによって構成されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/94/56ff70eebc8208e60560b23524363ea9.jpg)
それぞれの家には車輪がついている上、小さな子どもたちが住んでいて、あたかも船や車に乗り、子どもたちがキャラバンを組んで旅していくかのような光景が築かれていました。
「絵本もつくる人」荒井良二のイマジネーションに満ちた創作世界、千葉市美術館にて個展が開催中!|Pen Online
12月17日まで開催されています。
『new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった』 千葉市美術館(@ccma_jp)
会期:2023年10月4日(水)~12月17日(日)
休室日:10月10日(火)、23日(月)、11月6日(月)、20日(月)、12月4日(月)*第1月曜日は全館休館
時間:10:00~18:00。
*入館は閉館の30分前まで
*毎週金・土曜は20時まで。
料金:一般1200(960)円、大学生700(560)円、高校生以下無料。
*( )内は前売り、市内在住の65歳以上の料金。
*常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧可。
*ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18時以降は共通チケットが半額
住所:千葉市中央区中央3-10-8
交通:千葉都市モノレールよしかわ公園駅下車徒歩5分。京成千葉中央駅東口より徒歩約10分。JR千葉駅東口より徒歩約15分。JR千葉駅東口より京成バス(バスのりば7)より大学病院行または南矢作行にて「中央3丁目」下車徒歩2分。
『new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった』
2023/10/4~12/17
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/93/f18daf832295957c2f67ca82f5247847.jpg)
自ら「絵本もつくる人」と称する荒井良二は、日本絵本賞大賞を受賞した『きょうはそらにまるいつき』をはじめとする数多くの絵本のほか、「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」の芸術監督を担うなど、絵本だけではなく、絵画、音楽、舞台美術などジャンルを超えて活動を続けてきました。
その荒井の多様な制作を紹介するのが『new born 荒井良二』で、会場には絵本原画、新作インスタレーション、絵画、立体作品から私蔵のガラクタなど約300点もの作品が展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/a4/976f6730b050accdff5a5786a1d52b01.jpg)
まず目を引くのが「ぼくはこんな絵本を作ってきたんだ」と題し、『あさになったのでまどをあけますよ』をはじめとする絵本原画の展示で、原画に加えて小さなスケッチや「展示案」とする展示プランのメモなども公開されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/6b/f8eb5c5cdaf7a9f44b3f0335fdd55505.jpg)
また展示台など会場には「思い切りやりたいことを描いて 失敗とか成功ということよりも 人に贈るギフトみたいにしようと思ってる」など、直筆のメッセージも書かれていて、さながら荒井のインスピレーションの源泉を見るかのようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/17/53d764f434f940beb56bdf20aaf3b007.jpg)
「山形ビエンナーレ2018」を再構成した展示も見どころといえるかもしれません。ここでは屋台のような作品やマスコット、また楽器と組み合わせた動物のかたちをした立体作品、さらに絵画などが並んでいて、作曲家の野村誠が展示のために作曲した音楽がBGMとして流れていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/4c/a1088a02c824312b28c8ed1f253076a2.jpg)
今回の展示のための新作、『旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す』とは、2010年に発表した絵画『逃げる子どもI』から着想を得たインスタレーションで、約40の名前のない家たちによって構成されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/94/56ff70eebc8208e60560b23524363ea9.jpg)
それぞれの家には車輪がついている上、小さな子どもたちが住んでいて、あたかも船や車に乗り、子どもたちがキャラバンを組んで旅していくかのような光景が築かれていました。
【開催中】「絵本もつくる人」荒井良二のイマジネーションに満ちた創作世界へ個展『new born 荒井良二』 が千葉市美術館で12月17日(日)まで開催中。荒井の「いままで」と「これから」を語る多彩な作品がユニークな構成で展示される。▼詳細はこちらhttps://t.co/BOZHSBZOFo@arairyoji pic.twitter.com/5cWLcQvtgD
— Pen Magazine (@Pen_magazine) October 21, 2023
「絵本もつくる人」荒井良二のイマジネーションに満ちた創作世界、千葉市美術館にて個展が開催中!|Pen Online
12月17日まで開催されています。
『new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった』 千葉市美術館(@ccma_jp)
会期:2023年10月4日(水)~12月17日(日)
休室日:10月10日(火)、23日(月)、11月6日(月)、20日(月)、12月4日(月)*第1月曜日は全館休館
時間:10:00~18:00。
*入館は閉館の30分前まで
*毎週金・土曜は20時まで。
料金:一般1200(960)円、大学生700(560)円、高校生以下無料。
*( )内は前売り、市内在住の65歳以上の料金。
*常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧可。
*ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18時以降は共通チケットが半額
住所:千葉市中央区中央3-10-8
交通:千葉都市モノレールよしかわ公園駅下車徒歩5分。京成千葉中央駅東口より徒歩約10分。JR千葉駅東口より徒歩約15分。JR千葉駅東口より京成バス(バスのりば7)より大学病院行または南矢作行にて「中央3丁目」下車徒歩2分。
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