特別展「北斎づくし」の特設バーチャル会場が公開中です

9月17日にて終了した特別展「北斎づくし」をオンラインにて楽しめる特設サイトが、10月10日まで無料にて公開されています。



特別展「北斎づくし」 特設バーチャル会場
https://360camera.space/virtualhokusai2021/

それが「北斎づくし」特設バーチャル会場で、3Dカメラを用いて撮影したVR空間を、パソコンやスマートフォンを通して体験することができました。


「北斎づくし」 展示室風景

今回の「北斎づくし」では、「北斎漫画」、「冨嶽三十六景」、「富嶽百景」の全点と全図が初めて展示されたのが特徴で、冒頭の「北斎漫画」においても883の全てのページを鑑賞することが可能でした。また「北斎漫画」のモチーフを壁や床へとプリントするなど、作品の世界へと入り込むような展示デザインも大いに話題を集めました。



オンライン上の展示室では解説を読むこともできて、日本語と英語の双方にて対応していました。さらに俳優の町田啓太さんが担当した展覧会音声ガイドも、バーチャル会場内にて期間限定にて販売されていました。(600円、WEBにて決済)

私も会場で実際に聞きましたが、エディターの橋本麻里さんが監修した解説はもとより、空間デザインを担った田根剛氏やアートディレクターの祖父江慎氏、また今回のコレクションを提供した浦上満氏らのインタビューも収録されていて、相当に聞き応えがありました。


「北斎づくし」 展示室風景

バーチャル会場ではドールハウスから会場入口、そして「北斎漫画」と「冨嶽三十六景」、また「DIGITAL HOKUSAI」を挟んで「読本」から「富嶽百景」、さらにはミュージアムショップまでの全てを閲覧することが可能で、画面下段に表示されたハイライトにてスムーズに切り替えられました。



壁3面と和紙のスクリーンに投影された「DIGITAL HOKUSAI」とは、「北斎漫画」や「冨嶽三十六景」などのモチーフ用いたインスタレーションで、バーチャル会場ではyoutubeの映像にて視聴できました。youtubeのサイトから全画面表示にして迫力のある映像を楽しむのも良いかもしれません。



特別展「北斎づくし」公式オンラインショップ
https://hokusai2021.shop/

特設バーチャル会場の公開期間にあわせ、展覧会の公式オンラインショップの開設も延長されました。会期中も人気を集めたTシャツや豆皿なども販売されていますが、新聞サイズの超大判特製カタログや一部商品に関しては、完売、もしくは品切れとなっていました。

いわゆるコロナ禍の中、各展覧会にてさまざまなWEB上での取り組みがなされましたが、今回ほど充実したオンラインコンテンツはなかったかもしれません。



作品から会場デザイン、そしてショップを含め、かつてない切り口で実現した「北斎づくし」を、改めてオンラインにて楽しめるまたとないチャンスとなりそうです。


特別展「北斎づくし」 特設バーチャル会場は、期間限定にて10月10日まで公開されています。

「生誕260年記念企画 特別展『北斎づくし』」@Hokusaidukushi) 東京ミッドタウン・ホール
会期:2021年7月22日(木・祝)~9月17日(金) *会期終了
オンライン公開期間:2021年9月23日(木・祝)〜10月10日(日)
休館:8月24日、9月7日。
時間:11:00~19:00
 *最終入場は18:30まで。
料金:一般1800円、大学・専門学生1200、高校生・小中学生900円。
 *特設バーチャル会場は無料
場所:港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウンB1
交通:都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結。
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