高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

共感体験

2008-12-12 23:27:38 | 主義・主張

さほど天気も荒れていなかったので、割とスムーズに道北から道南まで、走行距離450kmほどを車で南下してきました。

途中、札幌にてワゴン車を一台増やし、イエティくらぶ(月例子ども自然体験活動)の子ども達、ボランティア、大学実習生を10数名ピックアップしました。車内では、小学3年生のKZKやKIRと しりとりをしたり、身の上話を聞きながらでしたので、たいした疲れや眠気も感じずに安全運転をしてきました。KIRがかなりの昆虫好き、はたまたかなり珍しい七色のクワガタなど甲虫類を飼っていることを知り驚きました。 

この子達は、私と会話ができます。

それも、ずいぶんと長く。ひとつの話題であったり、それが展開して別の話題になったりもします。 近頃のお子さんとしては、かなりのコミュニケーション力があるのではないかと思います。 でもですね・・・手前味噌ではあるかもしれませんが・・、山村留学生を始めとして、自然体験・生活体験活動に参加する子ども達は、この子たちに限らず、他者と関われるコミュニケーション力が高くなります。

おしゃべりがあまり上手でない、シャイな子であっても、自分の居場所を作れる子達です。 安心して居ることができる「場」を持っている子は、そこを足場にしながら、徐々に知らない場、世界にも身を投じてゆけるようになります。

今回は12人の子ども達しか参加していない少人数ですから、明日からしっかりとカマってやるか。

仲間とともに・・喜んだり、悲しんだり、感動したり、発見したり、達成したり、失敗したり・・・ そういった感情を共有できる 共感体験が子どもの発達にはとても大切です。
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吹雪いてきた

2008-12-12 09:27:25 | 日記

吹雪いてきました。 帰らないと・・・ 札幌で夕方、子ども達をピックアップ予定。 黒松内で、黒ねおす号がスリップして橋の欄干にぶつけてしまったそうなので、安全運転で いざ、出発。

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ちょっと試行錯誤しながら、「造材」を話題とした原稿を3枚ほど深夜までかかって書き上げました。中頓別の造材の歴史は、大正時代に鉄路が引かれたより本格化しています。北海道の主要幹線を稚内まで延ばす際、当初は日本海側の天塩を北上する計画だった既定を、中頓別からオホーツク海経由に大変更した一大鉄路建設そのものが、森林開発の利権に絡んだものだったようです。

三井物産や大資本家(旧薩摩藩が関係していたりするものもある)が国から伐採権利を得て、鉄道をも開設するために、時の政権を巻き込んだ官民あげての国策事業であったことがわかります。

北海道に産業革命の波がひと時代遅れ手、一気に起こるような開拓の歴史そのものであります。100年にわたる森の伐採を経ても、若くとも今なお緑が豊かな中頓別。この若木を100年かけて巨木に育てることができる可能性がある地でもあります。

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