高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

パステルバイオレット

2008-12-21 23:50:30 | 主義・主張

セミナーの最後のコマの糞土師さんの話が強烈な印象だったのですが、朝から4時くらいまで、行っていた第3セッションは、「広報からはじめるファンドレイジング」マーケティングと伝わる原理についてのワークショップも大いに勉強になりました。 

市民活動情報センター・ハンズオン埼玉で広報を担当している吉田理映子さんがゲストファシリテーターだったのですが、よくある5W1Hの話も 5つのDon (どの・・どんな人から、どんな人へ・・・)という表現を使い,実例解説も実にわかりやすかったです。  元大手広告代理店勤務だけあって、マーケッティングの基本を実際のNPO活動に重ね合わせて説明してもらえるので、かなりストンと落ちました。

中でも、活動のトーン&マナー(トンマネ)に一貫性を持たせる必要がある、との話はとても参考になりました。この考え方は、私達もそれなりに実践してきました。(例えば、経営の原理原則を作ったり、銀河ネットワーク構想とネーミングした目標やねおすツーリズムの9原則、キャッチコピーなど)

しかし、事業内容や拠点が変化している今、改めて現状を見直し、これからの10年に向けて再構築する必要を感じました。

銀河系ネットワーク構想とは・・・
 「異なる特性を持つ小集団を複数出現させ、それらがお互いに関係性をもちつつ協働し、仕事を展開する」 これは、現在のねおす経営において実践段階にあります。 黒松内ぶなの森自然学校、大雪山自然学校、いぶり自然学校という拠点活動、エコツアー部門や子ども事業部門といった様に。

「オルタナティブでバラエティなコミュニティのづくり」これを経営方針に明確化したいものだ。

日本語でいうと
 「新しい時代にあった お互いに関係性がある 人と人との関わる多様な場づくり」 かな・

その時の「トンマネ」は・・・

これからの ねおすカラーは パステルバイオレットかな・・・
 各サイトはいろいろなパステルカラーをトンマネとして持つ
   それらのカラーは多様性を現し、それらが重なるとパステル・バイオレットとなる。

バイオレットは統合性を象徴する色。パステルはこれから時間をかけながら濃さを増してゆく、というイメージでゆくかなあ。

どう? みんな・・

言葉の整理とそぎ落とし、研ぎ澄まし が必要だな・・・・

***
夜・・黒松内戻り。
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糞土師

2008-12-21 15:27:38 | プログラム

最終セッション
糞土師(ふんどし)であり有名な写真家である、35年間、野糞をしているIさんの講話が始まりました。

****

かなりのインパクトがある話でした。

「キノコや変形菌の写真を撮り続けて、ある日限界に気づいた。生態系や環境のことを伝えるにはもっと身近なもので語った方がいいと・・・

誰もが向かい合い一生つきあってゆく「うんこ」によって、人間が生態系の一部、自然環境の一部であること伝えたい。

2006年度野糞10000回達成!! 今世紀に入って一度もトイレ(大)を使っていない。」 (PR紙より)

どのように「うんこ」が土に還ってゆくか、その過程をしっかりと調査しているんです。たくさんの生き物にとって、人間の栄養価たっぷりの糞ほどご馳走はないのです。たくさんの実物(本人)の写真解説付きのお話は、終始笑いがおこりつつも、けっこう「へぇ~、ほぉ~」の連続でした。

お尻から見える葉っぱの図鑑(紙は使わない、葉っぱでふく)、糞と野性動物や昆虫、菌類との関係、肛門の位置と座り方(正しい野糞の仕方)

「人間の自立はひとりでウンコをできることから始まる」という ウンコ研究者の言葉もあるそうです。しかし、現代人は、トイレで流してしまうという始末しかしていないのです。つまり、ひとりで処理できない暮らし方をしているのです。彼の場合は、「うんこ」が別の種の新たな生命を生み出しているのです。


話が終わってみると、随分と「うんこ」の見方が変わりました。
本が出版されています。
山と渓谷社刊 「くう・ねる・のぐそ」
コメント (3)
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セミナー夜の部第二部

2008-12-21 00:33:45 | 日記
セミナーに参加していた札幌泊りの霧多布、美幌、千歳、東京、黒松内からきたオジサン達を中心に夕食晩酌会。

来年開催したい小さな田舎のまちづくり情報交換フォーラムの賛同者を募りました。なかなか良い感触でした。
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