高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

かなり やっつけた!

2009-11-08 21:02:39 | 日記

明日から再び出張に出るので、身辺整理を精力的にしました。机の周りに4つも5つもあった書類や来信の山を崩してゆきました。 回答をしていない1週間から10日前の文章も大方処理しました。

九時まで頑張るつもりで、やって・・・精魂尽き果てた・・。今週の準備も大方できたし・・。 あとは出張の持ち物準備だ。

MRKさん、MMU,BUL、HSY・・後はよろしくね。

コケッツ・・そろそろヤバいからね。草がそろそろなくなってきたので、ガラやうさちゃんペアもよろしく。グラチェは今回も遊んでやれなかったなあ・・・。まあ、一度大脱走したからいいか。 RIKちゃん、私のブナの盆栽を頼んだよ。

腰痛は続くし・・・、来週は、休むぞ!!
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不思議なこと・・

2009-11-08 11:50:18 | 日記

「注文の多い料理店」のその後なのですが・・・、

あの後、廊下のMRK本棚を探しましたが絵本が見つかりませんでした。そこで、真夜中に学校にあるはずの、宮沢賢治全集を取りにゆきました。

外へ出ると、見上げる空には星がなく、目の前に手のひらを広げても裏表がわからないくらいにまっくらな先に、白い蛍光灯に照らし出された校舎の玄関が、「こちらです。いらっしゃいな」と私を誘っていました。 違う世界の扉を開けるように深夜の誰もいない校舎に入ると、緑色の光を放つ非常灯がぼんやりと廊下を照らしていました。

求めていた本はすぐに見つかりました。それを抱えて、駐車中の車にぶつかりながら家へ戻り、寝床に入りました。 さっそく、「注文の多い料理店」のページを開けると・・ うーん・・、「序文」はなく、物語がすぐ始まりました。

とりあえず、もう一度物語を読んでみました。私は賢治さんの童話のファンというよりも、宮沢賢治という人の生き方に興味を持っています。物語はそれなりにたくさん読んではいるのですが、どうも理解できないところも多くて、印象に残っているストーリーは少ないです。「注文が多い料理店」もそうでした。何度か読んだはずなのに、次の展開が思い出せないまま最後まで読みました。

やはり、どうしても「序文」が気になり、インターネットを立ち上げて探そうか・・と思って寝床から起きようとすると・・、枕の横に紙がありました。

それを、開いてみると・・・・
・・・
・・

なんと・・

その「序文」でした。 たぶん全集の間から落ちたんでしょう。

「私たちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。・・・・・」

「わたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです・・・・ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたがないということを、わたしはそのとおりに書いたままです・・・・」

「ですから、これらのなかには、あなたのためになるところもあるでしょうし、だだそれきりのところもあるでしょう・・・なんのことだかわかのわからないこともあるでしょう・・・」

「けれども、わたしくは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおった ほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません」

と、ありました。

なんだか、時間を経て、タイミングよく賢治さんが私に語りかけてくれたようでした。 しかも、この紙切れの最後には・・・、見たことのあるような字体で・・・

「注文の多い料理店」の序でした。  と書き込んであるのです。
まぎれもなく、私が書いた字でした・・・・。

時間が逆行するような不思議な体験でした・・・・。

ただ・・、私の物忘れが・・進んだだけなのかなぁ・・・。
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