二日間の聞き取りで、頭がパンパンになるくらいに新しい情報が集まりました。本日三日目は、その整理です。 昭和30年代の黒松内駅周辺の市街地の商店の配置を町内の方々の記憶とYNさんから提供頂いた古い写真と照らし合わせて地図に再現しました。
国鉄の大きな機関区があり、鉄道官舎が立ち並んでいた時代には、通称「親不孝通り」飲食店が連なる通り、ジュークボックスがあったダンスホール「太陽」、酒を販売するお店は、立ち飲みの「もっきり屋」ともなり何軒ありました。銭湯は、実は今も開業しています。私は市街地に行くたびにその前を通っていたのですが、外まわりからはそれとはまったく気が付きませんでした。
私は、ここ黒松内に移住して9年の移住者、新住人です。当前のことながら、黒松内の歴史、人々の暮らしを共有してきていません。ましてや自然学校の若手スタッフは、同じ時代を生きているわけではありませんから、古いことを自分ごとに重ね合わせるには、「想像力」が必要となります。
その「想像力」を生む源泉が「好奇心」です。知らないことに興味を持てるか、それを自分自身がおもしろがれるか、ガイドの基本、ベースの力となります。
JOYは、来年の主催ツアーで街歩きのガイドを実際にしてもらう、BULにも、半日ツアーの企画書をつくることを目標課題としました。