山積みの書類の山を崩して片付けたかったのですが、たいしてできず・・・積み残しの手間がかかる細かな仕事がありますが、もう止めた!!
明日より一足先に休暇モードに入ります。
21世紀がスタートして10年がたちます。私たちは2000年4月に黒松内に移住しました。2009年(度)は十年一区切りの年でした。
一口に言って、田舎での暮らし方がわかって来た10年でした。都会と田舎の違いを肌身で感じ実生活の中で、いろいろと考えることができました。ぶなの森自然学校の立ち上げからなんとか軌道に乗っている状態となりました。地域内の知り合い、仲間といえる人も増えてきました。やっと、ここで暮らすスタートラインに立ったと言えるのかもしれません。思えば十年いろいろとあったな。
身内に大きな事故もあったし、身近で亡くなった人もいた、長期村も10年、山村留学制度、実の子ども達は独立し(ひとり世界放浪中ですが・・)・・・、目の前にあることをごく自然にやって来たから「今ある」のだと素直に思えます。
55歳となり、人生のクライマックスを迎えているのかもしれないなあ。 身辺には新しい仕事もいろいろと浮遊し始めているし、この年末年始は改めて、「何を選択」してゆくか、ぼんやりと考えよう。
これからの生き方は、やはり「農(的)」にいかに近づき、自分の生活に取り入れるかだと思っています。ねおすという組織の再編もしないといけません。
今年の日本社会の一大話題は、何と言っても「政権交代」でしょう。しかし、課題山積みの鳩山政権の支持率は、社会体制を変化させる時に起きる「混乱」を受けて下降気味ですが、政党の支持率をみると自民党が持ち直す気配はなく民主党の政権は暫く続きそうです。少しでも社会がよりベターな方向へ向かうように、その流れに貢献はしてゆきたいものです。
民主党の支持率は、あの「事業仕訳」が影響しているのでしょう。国民に国が抱えている社会の課題を身近にし「我が身のこと」として知らしめた効果があったと思います。しかし、各省庁が積み上げる予算方式は同じです。総合的未来的な戦略が描けずにいます。国家に絡まる様々な財団法人の実態も国民の目に晒されるようになりましたが、すぐには変えることはできないようです。これが、不思議なんですがね・・いろいろとがんじがらめの法律があるんでしょう・・。
来年度予算も税収が落ち込む状況にも関わらず、国家予算は膨らみ続けました。使うより借りる方が多ければ、返せなくなることは自明なのに、未来の「返し方」についての説明がない。 結局、経済の上向きと人口増を前提にしているだけなのだと思う。
本格的な高齢社会が始まる一方で、日本人の人口は減少する状況も明らかになりました。
2007年の13,000万人をピークに2055年(現在10歳の子どもが55歳)になる未来の人口は4000万人も減ると国も予想しています。この数字は楽観かもしれません・・・。もっと減る可能性を算出しているシンクタンクもあります。
この国の未来は・・・?
しかし、変化の兆しは感じられるようになりました。それを鑑みると、NPOのあり方も「仕分け作業」が求められる年でもあるでしょう。
2010年は、私たち個人個人も、NPO同士も、さらにはいろいろなセクターが出会い直し、紡ぎ直しをする一年でありたいものです。