高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

そして、また一年

2014-05-26 06:24:39 | 震災支援・脱原発・環境問題

【去年のブログから】

東日本大震災・・・、被災地に住む以外の多くの日本人にとっては遠い昔のことになってしまったのだろうか・・・・。 復興住宅の建設は進まず、今なお数多くの被災者が仮設住宅暮らしを余儀なくされている・・・。 

原発事故の本当の原因究明はされず、津波による電源喪失と結論づけられてしまったまま、再稼働の要請が経済からラッシュとなり(北海道同友会も知事に泊原発再稼働を要請するとのこと・・・・)、未来を見れない、今目の前の経済だけの日本人気質が顕著となっている。

止めようもない・・・経済成長、グローバリズム・・・・。 足元サイズの暮らしの転換の実践をしたい。 

そのお手本が・・、今の被災地にはあると思える。

現地に1年間、訪ねていないが・・・、秋口にはグルリと釜石近辺を巡りたい。

 
緑の回復
 大震災の大津波から3年目。 3回目の春の訪れの岩手県大槌湾です。 周辺の新緑がとても鮮やかです。 ジョイとも「1、2年目は周りを見る余裕がなかったのだろうか? こんなに...
 

 

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ハイキング倶楽部あるっくぅ

2014-05-26 06:22:16 | 日記

【昨年のブログから】

今年の5月は何かと忙しくて、ハイキング倶楽部を再開できませんでしたが、6月からは再開したい!!!!

 
ハイキングClub あるっくぅ
 エコツアー・ワゴントレックを再開したのですが・・・、集まりが悪い、集客ができませんでした・・・。 なので、いっそのこと方向転換。クラブ内クラブという感じで、初めての方でも、...
 

 

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河川改修はこれでいいのか?!

2014-05-26 05:20:05 | 主義・主張

黒松内を流れる朱太川の河川改修工事が「洪水対策」のために河口から上流へと進んでいます。

私が黒松内に移住したのは2001年、つまり21世紀から黒松内に住んでいます。その当時の河口には、すでにカヌーポート(だと思う)モノができており、川幅を広げる工事が始まっていました。当時は水路が新しく本流に並行され約2倍の川幅になっていましたが、水深は深く、水難訓練をすると足が立たないほどでした。

しかし、その後、カヌーポート地点から上流へとさらに本流の両側に水路を作る工事が進められてゆきました。 下流の浜中橋から見た下記の写真の河畔林はなくなり、両側に水路が造られてゆきました。

 

そして、現在の風景は、かくも無残な姿になってしまいました。 あ~あであります。

川幅を広げると、流速が落ちます。 すると、上流から流れてきた土砂は川底に体積してしまい、当然に浅くなってしまいました。 夏の渇水期にはカヌーを流すことができず、カヌーから降りてポーティングと言って、船底を持ち上げて歩かねばならない箇所も出ています。 ここ2、3年、上流で孵化放流させたシャケの回帰率が極端に落ちています。例年の2割、3割と聞きました。 明らかに河川改修の影響がでていると思います。

そして、この改修工事は、寿都町域から黒松内町域に入ろうとしています。両町は国道229号を挟んでいます。下流側は、次のような状態です。

この地点も川幅は3倍以上になっています。かつては鮭を捕獲する竹でつくった堰堤・簗・やなが河畔林の間にあり、素敵な風景を秋には作っていましたが、その面影はありません。 写真の左手は増水したときに遊水地域となります。 去年の夏前に完成していました。なんでも、魚が住みやすいように底に石を敷き詰めるとかの工法を取ったそうですが、なんどかの増水でご覧のように泥がたまりました。 こんな単純なことも想像できない設計って、「自然工法」って呼べるのでしょうか!!

そして、道路を挟んで上流側、黒松内町域の今の状態です。

この先、上流域には、次のような風景が広がります。 河川改修は上流へ約4Km先まで計画されているそうです。

黒松内町は生物多様性地域戦略も策定しています。 本流に人口堰堤がひとつもない、河畔林が続く緑の回廊が延々と上流へと続いています。 カワシンジュガイがたくさん生息しヤマメ、アユも自然状態でいます。(放流や孵化もしていますが・・) 原生の風景を残している貴重な川です。

河畔林の両側には土手があります。河畔林はその土手の内側、つまり川の横に繁茂しています。

計画は下流のように川幅を複数に広げるのではないらしいのですが・・・、調べてゆくと、土手の内側に水路を造る、河畔林は一部残すというのが、発注元の北海道の説明のようです。 下流域も水路を造り、河畔林を一部残した工事だったので、基本的な考え方は変わらないのでしょう。

しかし、上流域の河畔林の幅はそう広くありません。いったい全体どの位の幅の水路を造り、何本の河畔林を伐採するのだ???? そこに棲息する生き物達についてはちゃんと調査しているのか? 

下流域の工事後の生き物調査はしているのか? → 調査会社に聞くと、工事後の調査は、過去もしていないそうです・・・。 工事前の記録をとっているだけとか・・・。

***

これからのことも町議さんや黒松内町環境政策課に聞き、調べました。

道に識者3人による検討委員会がある。すでに3回の検討会を黒松内町で開催した!!!!→そんなことは知らなかった。 一応公開になっているのですが、開催日は北海道(蘭越の土木事務所?)のHPに開催日の数日前にアップされるだけとのこと。 北海道の仕事なので、黒松内町もあえて町民に広くこの委員会開催日を案内していなかった。  議員さんや河川漁協への聞き取りは委員会であったとのこと。

今後、「しかるべき日程」で町民からも意見を募ることがあるだろう(町環境政策課)・・・・・

次の委員会日程が決まったら、連絡をもらうことにしました。 何の予定も優先して、この公開型委員会を聞きに行かねば!!  

ここまで、環境系・自然系仕事で生きて来たんだからな!! なんとか、せねば!! ならぬ。

なお、ある道会議員のおひとりも河川改修のあり方について、調査してゆくと心強いお言葉ももらいました。

秋口には、町民向けに河畔林を川から観察する、知ってもらうカヌー下りを開催してゆきたいと思います。

なんとか、せねば!!!

 

 



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