参議院議員選挙が始まっている。投票は次の日曜日だ。 今朝の新聞に世論調査が出ていた。
なんと、自民のみで単独過半数を取る勢いとある・・・・。 新聞のアンケートはあてにはならないとは思うものの、それなりの公平性をもって広く調査をしている結果なのである。 収束できない原発事故処理、放射性物質の管理の規制緩和、廃棄すべき老朽原発の延長再稼働許可、自民党の改正憲法案の危険性、TPPへの対応、危機意識をあおるような極東情勢、貧困の問題・格差拡大、声ばかりの地方創生・・・。 安倍政権のでたらめ度というか、はたまた危険性を誰もが感じているとは思うのだが、なんとなく今のままを容認している日本。 国民より国家が優先される独裁性が強い現政権は、徐々に国民をアンダーコントロールしているのだが、その危険を感じない国民がなんと多いことか。
20%の自公政権支持派、20%の野党支持者は固定化していると思う。残り60%の浮動層のうち10数パーセントが政権選択を左右して、自民政権→民主→自民と大ブレしてきた。その10数パーセントが投票することで政権が決まっていたのだ。のこり40%は政治・未来への無関心層となる。
今回の選挙では憲法改正は自公の思惑で選挙争点化されていない。 しかし、自民は憲法改正草案をすでに出しており、選挙で勝ては、その実現に向けて走り出すのは自明だ。 自分が自分である前に、自分は国家の一員として国家に貢献することを強要する時代へ移行させようとしている政権を容認するのか。 衆議院選でないから国政に影響はないという論調もある。しかし、衆参共に自公・改憲勢力になったときにどうなるのか・・・・。 それすら洞察できない国民が増えてしまったのか・・・。
憲法第9条は、世界平和のためにもなくしてはいけない。 人類の宝だ。