いよいよ今日は参議院議員選挙だ。 争点には自民改憲派の戦略上せずにいるが、明らかに改憲動議ができる改憲派が参議院の2/3の議席数と取るかいなかが、今回の選挙の隠した最大争点だ。 全国紙の世論調査では自民党だけでも過半数を獲得する勢いで、公明をはじめとする自民寄り政党をいれると2/3に到達する見込みだという・・・・。 衆議院ではすでに2/3なのであるから、ここ数年の社会情勢をみれば当たり前の現象なのかもしれないが・・・、 それにしても、どうしてここまで自公政権が支持されるのかわからない。
なんども書いているが、今の社会、自公政権支持者は有権者の20%は固く存在する。そして、野党支持者も20%は確実に存在している。
そして、20%がいわゆる浮動票層であり、残り40%が無関心層で選挙にいかない人たち。 20%の選挙に行く浮動票層がどちらに振れるかで政権選択が行われてきた。 参議院選挙で野党側が大勝しても政権交代はないが、今回ばかりは与党側が勝つと国の行方を大きく左右することになる。 自民党が草案している改正憲法が軸となり、改憲動議が現実となり、憲法論議が始まる。
憲法について議論売することは、これはこれで悪いことではないとは思うが、改憲を主導する自民党案の改正憲法への強力な流れが台頭するということになる。 周到な準備の上に安倍政権は改憲へと突き進むのだ。
国防軍と軍需産業が肯定化される、それに必要なエネルギーの確保、原発の維持も経済とつながって確固としたものになってゆく。
国民の基本的人権が制限される。
国家優先、つまり権力者優先な政治・経済となってゆく。 これが心配なのだ。
かつての社会党が力を弱めたころから、確実・着実に国粋主義的な力が大きくなっていると感じる、昭和29年生まれの私。