高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

長期村はいかにあるべきか

2019-01-06 16:17:26 | 主義・主張

2019年も早や六日も費やしてしまった・・・。 今年は、2020年以降のぶなの森自然学校をどうするか、結論をださねばならない年です。 折に触れてスタッフのみなさんと意見交換をしてゆきたいです。 特に夏の長期村は20年かけて、特にスタッフづくりはいろいなルートを作って来ました。1ヶ月もロングキャンプをしている団体は、もうごく少数でしょう。

しかし、年始のキャンプは4名しか集まらなかったという事実もあり、同様なことがこの夏も起こりかねないと危惧しているところです。参加申込みが少数ということは、まずはマーケットを失っているとも言えますが、「子どもも若者も成長できるコミュニティの場」であり、「居場所」であることは間違いがないと確信しています。

 
 DSRを育むというミッションは変わらず掲げ続け、長期村を持続可能に変化変容させたいと思います!!
 
で、あるが、子どもの参加者がいない事には、ぶな森経営の最大財源でもあるので、そもそも自然学校が成り立たなくなってしまいかねません。と、危機感をもって、夏の長期村について、私の整理のつもりで、まずは つらつらと書きます。 
 
SWOT分析
Strength(強み)
・3,4週間のプログラムを実施できるフィールドがある
・                 ノウハウがある。
・プログラムを作るための多種多様な道具がある。
・ボランティアスタッフを集めるルートが複数ある。
・海外からのボランティアや実習生が来る。
・さまざまな専門家、ゲスト講師スタッフを呼べる幅広いネットワークを有している。→ 最近ではあまり利用していないが・・・。
・毎年、多くのスタッフが変わっても、運営できる。(これもノウハウか。 リスクマネージメントができている?)
  → 短期間でスタッフとして行動できる人材育成ができる。
・地域とのつながり(農業、酪農、漁業など)がある。
・行政、特に教育委員会とは関係性は良好である。
・近隣町村には競合相手が存在しない。
 
Weekness(弱み)
・毎年のように中心スタッフが変わる。 ノウハウはあっても継続的にスキルアップできていない。
・ノウハウが高木だけに集まって継承されている。
・一部、劣化・更新すべき道具がある。
・校舎自体の老朽化が問題になりつつある。
・募集告知、プロモーションが画一的・マンネリしている、変化していない。
・長期活動のプログラムマンネリ化してはいないか。
・地域とのつながりが偏っている。
・しかし、ブナセンターとの連携が希薄
・首長との関係性が以前に比べて希薄になっている。
・自然学校運営委員、NPOくろす役員からの協力体制が構築できて実質実務的とは言えない。
 
Opportunity(好機)
・AI社会到来に、漠然とした不安感が子育て世代に生じている??
・恵まれた多様性あるフィールドが拠点から半径20km以内にたくさんある。
・3週間の長期体験活動を提供している団体は全国でも少ない →が、それに需要はまだあるか???
 
threat(脅威)
・現子育て世代が、そもそも自然体験を心身をもって原体験していない層となり、野外活動・自然体験の意義が伝えにくくなっている。
・サッカーや水泳など「できるようになった」ことが結果としてわかりやすい活動に親も子どもも関心が高い
・黒松内町という地域ブランドの訴求効果が落ちている。
 
コメント
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