「子どもに外遊びは必要か?」この疑問が、ここのところ頭から離れません。 自然体験型環境教育を旗印に30年近く、子どもの外遊びを仕事としてやって来ました。 「なぜ必要なのか」は、その時々に自分なりの理論を持って、その意義を啓発して来たつもりです。
確かに、この間に、アウトドアー活動は一般的に広がりをみせてきて、家族でキャンプにでかけることは生活文化の中に根付いて来たし、「森のようちえん活動」も盛んになってきましたし、アウトドア事業者や私たちのような自然学校も増えました。
でも、一方では、昨秋に日本環境教育フォーラムの全国大会で感じたことは、そこから進化発展して首都圏では SDGsをうまいこと取り込んだ斬新的な、へぇ~っと思えるような事例が多数ありましたが、なにか根っこの部分の論議が希薄になっているとも感じました。「命とはなに?、ヒトが生きるとは? 幸せな暮らしとは?」みたいな根源的部分です。自然体験活動が当たり前になってきたから、そんな七面倒なことは考えなくてもいい風潮なんだろうか・・、「森のようちえん全国大会」でも、そんな感じを受けています。
あげくの果ては、ここのところ、「子どもに外遊びは必要か?」というような問いかけも目にするようになりました。10歳くらいまでの発達段階にとって多様な刺激を脳に与えることは重要なことであるということは、もはや定説となり親御さんにも定着概念とはなっているとは思いますが、それは野外でなくてもいいじゃあないか・・・と、いうような疑問です。知育おもちゃはたくさんありますし、インターネットを使った遊びもゲーム性はあっても単なるバトル系でない学習要素たっぷりのソフトも巷にあふれるようになりました。
もう一度、自然体験活動の意義を考え直す時期にあると痛感しています。 そんなときに、旧知の石崎先生の文章に出会いました。ずばり、「子どもに外遊びは必要か?」を答えています。その内容は次のサイトで
https://trilltrill.jp/articles/1016569
石崎先生がご来札の時に合わせて、先生の講演と懇談会を3月くらいに企画したいと目論んでおります。 乞うご期待!!