高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

8月15日

2023-08-15 08:50:18 | コラム風味

8月15日  毎年、子ども自然体験キャンプの最中であり、なにか言わなければなあと思いつつも日は過ぎ去っていた。 今日は、話す内容も考えていないうちに

「今日は何の日か知っているかーい?」と、子どもキャンプの朝食時に問いかけた。

さっそく、手が上がり「森にいく日ぃー」と応えがあったが・・

「そういうことでなくてさ、もっと日本全体のことだよ・・・」

すると、上級生から「戦争が終わった日」との回答。

そう、今日は日本がアメリカやイギリス、オーストラリア、中国を敵として戦った太平洋戦争が終わった日。

大したことは子ども達に話してあげる知見もない、そもそも今のほとんどの日本人は直接な戦争体験がないのだ。その悲惨さを身の上、あるいは身近な人からも聴くことができなくなっている。80年も前のことなのだ。

でも、人間には想像力がある。 戦争の残酷さを描いた小説やニュースや映像もある。 何百万人も戦争によって殺されたのだ。 だから、そういったものをぜひ読んだり、観たりして、自分で戦争を想像して考えて欲しいと、伝えた。

自分としてはこの夏、731石井細菌豚の「悪魔の飽食」、占守島の少年戦車兵のドキュメント本を読んだ。

そして、アッツ島やキスカ島がどこにあるのか、今更ながら地図で調べた。 今はアメリカ合衆国のアラスカ準州に属する北海アリューシャン列島の島だと知った。 こんな北の果てから 南国の島々まで、中国全土まで領土領海にしようとしたこと自体が狂気の沙汰であったよな帝国日本時代は。

ここぶなの森自然学校には平和がある。

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