このところにきて、しばらく途絶えていた頼まれ事が次々と持ち込まれています。 講演とか実践的な委員会からのお声かかりが60歳を超えた頃から減ってきました。 若いもんが台頭してきたからね、一緒に仕事をしてきた連中があちこちで活躍しているその評価を聞くことは、嬉しいことであります。 我が賞味期限がやってきていると自嘲しておりますが・・ね。
この秋口からなにやら、思い出されたように依頼ごとが次々に来ています。その与えられる題目ごとに・・、「おい! オマエ、近頃ちゃんと考えてないヤロ!」と自省しつつアタフタしております。 今月下旬には旭川のNPOサポートセンターにお呼ばれしているのですが、その題目は・・、「NPOの継承について・・・」
30代後半から育て上げてきたNPOねおすは、もう7,8年になりますかね、発展的解散と称して各拠点を分派独立させました。それは、まあうまくいった事例でしょう。が・・、その分派のひとつを私は今、黒松内ぶなの森自然学校としてセ金者をしているのですが、ここの継承・継続は、改めての今の喫緊の課題ともなっているわけです。自分の問題でもあるわけでして、しかし課題整理ができていないので、私が演者でいいんかしらという、難しいお題を頂いたのであります。
で、そのための頭の整理につらつらと思いつくままにメモ書きします・・・。
・集まるNPOは福祉系NPOが多いらしい。 目の前に現実的にある社会問題に取り組んでいる福祉系NPOと、社会問題の課題解決に取り組んではいる環境・自然系のNPOの存続継承の意義が大きく異なるんじゃあないかなあ・・。
・つまり、福祉系は、無くなると明らかに目の前に困る受益者がいることが、環境・自然系と大きく質的に異なる。
・NPOは社会課題の解決をミッションにしていることこそに存在意義がある。
・しかし、一方ではNPOは個人の自己実現の手段でもある。 だから、自分が継続持続可能でなくなったら収束解散もよしであると思う・・が、これは福祉系NPOではそうもゆかん身勝手な論法だなあ・・
・NPO経営の理事者との連携、特に現場実務への参画が福祉系はより重要だと思う。
・時間がかかることであるが、NPO経営は社会への人材輩出が使命でもあり、常に人材の成長を経営の方針とすべきである。
・企業の合併のようなM&AをNPO経営も視野にいれるべき時代だと思う。
・スタッフの自由度を高くし、専門だけでなく、スタッフ自らの経験値を高める工夫を常日頃からしているべきである。
・組織のミッションと個人のミッションのバランスが大切。
・むかしの営利仕事で、子どものスイミング教室を閉鎖したことがあったのだが、利用者がじょうずに他へサービス継承できるようにすることも志事ではないか。
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