高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ネットワークミーティング2日目

2013-09-15 22:29:56 | プログラム 研修、講演等

 ミーティング2日目。セッションごとに広い植物園を案内がてらに会場を移動。時には室内、時には水上植物を見学できる東屋、熱帯性巨大シダ植物園の中にある大きな休憩所など、広い園庭を巡るというお散歩付き。自然教育に興味関心があり、今回はさらに自然保護区や都市で自然教育を実践している人の集まりなので、龍の頭のような姿形をした幼虫を見つければ立ち止まり、巨大な葉っぱに感動し、サギを梢に見つければバードウォッチングとなり時間のおまけ付きとなる。自然好きの人たちは世界中、同じ感覚、行動性の持ち主なんだなあと感じます。

今日のセッションは ①日本で研修1ヶ月を受ける候補者のプレゼンと質問タイムに続き ②自然学校とは何か?その理念を考える ③必要とされるネットワークとは何かをグループワークし発表、質問、講評。暑いので1時から2時半までは休憩タイムも入りました。

 今回はこれからの中国自然学校ネットワークのコアとなる実践的活動もしている人たちなので、議論も深まり発表も見事です。 しかし、方向性と課題は見えているが、その解決の仕方は思考錯誤の段階でまだまだ個別活動だけであり、お互いの知識や技術の共有ができるネットワークづくりまではできていません。しかし、自然学校と社会との関係は? その理念はかなり醸成しつつあります。

 3箇所の自然保護区に入り政府系の自然保護活動をしている管理官?が合計5、6名おり、さらには、世界的な巨大NGOであるTNC(The National Conservation)の中国人スタッフも参加しています。中国TNCは保護地区以外で絶滅危惧種の動物の保護活動をする中国人スタッフが60人以上いるそうです。自然体験型環境教育が安易なビジネスに利用されることへの抵抗感は参加者達が同様にもっており、「自然と人・人と人・社会と自然のつながりづくり」という「新たなる社会的価値の創造を目指す」という大きなミッションは共有されつつあります。

知り合いが増えてきたので、私も来年は生態系旅行(エコツアー)を中国でやってみたい。

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ネットワーク会議一日目

2013-09-14 15:11:19 | いろいろシゴト

明るくなり植物園の一部がわかってきました。 すべてが原生というよりも人の手をいれて来た青空熱帯植物園です。温室のなかでしか熱帯の植物を見たことがない私ですから、擬似的な面はあっても大きな葉っぱや太い蔦のある森はジャングルそのものです。 1.5Km先に原生に近い森もあるようなのですが、インドア会議が夜中まで続く予定です。

滞在型の研究者が数多くいるようです。レジデンスタイプの住居区や研究棟も素敵な佇まいを見せています。

さて、開会はプロジェクトリーダーの駒沢大学のやんやん先生(NGO日中市民ネットワーク代表)のご挨拶。

中国はこれまで政府が中心であった 持続可能な地域社会には民間の拠点が求められている。

拠点づくり その拠点を通じて、地域住民が関わる環境をつくりたい・

日本モデルはあくまでも参考であり、中国の地域社会づくりには海外の事例を学ぶ必要がある。

日本の自然学校は紹介するが、中国の自然学校はみんなで考えましょう。

ネットワークを作ることが大切

体験式を勧めたい 心の変化を推進する  行動の変化を実現させてゆく

人、ネットワーク、知識・知恵が絡み合って動く 

5人の研修生を2014年、2015年で2ヶ月研修生を各2ヶ月間受け入れる 

人を育てる → NETWORKをつくる

2015年までの3年プロジェクト 

人 自然学校の最大の資源であり魂である。

保護区型の自然学校のあり方を考えるためにも、今回はここを会場にした趣旨の話がありました。 

***

今回の中国自然学校ネットワークは、昨秋、私も参加し日本の自然学校を紹介した自然学習のネットワーク会議(成都、北京)を発展的にしたもので、NGO日中市民ネットワークが中間支援しJICA等が資金支援をしています。前回の集まりが中国の自然体験型環境教育のネットワーキングの始まり、ZORO回であれば、今回が第1回と位置づけられ、「自然学校の設立・運営」をテーマにしています。世界でも有数な研究植物園である中国科学院付属熱帯植物園の会議室を利用させてもらっています。

日本の自然学校といっても、その経営形態はすでに多様です。公的機関が運営するものから、よりビジネス的に体験観光、社会教育や地域活動に傾注するものまで多様です。 今回、中国で設立支援推進をするのは、地域に立脚した自然学校であり、中国の社会課題(これがどのようなものか、私にはまだよくわかりませんが)の解決にもつながるような活動をするNPO・NGO型の自然学校です。地域内連携、地域内外連携も生み出すネットワークコアでもあります。今年から3年間はそのコア人材育成の支援をします。日本へも招聘し研修を行い、最終的には5箇所程度に自然学校を立ち上げます。

参加者は、複数の保護区の管理官やスタッフ、すでに小さな自然教室を始めている人、野鳥の会、メディア関係の仕事をしている人、自然保護NGOなど24、5名です。

 日本型のノウハウをそのまま中国の社会情勢に当てはめることができません。 日本にある自然学校のしくみに興味を持って頂き、いいところは真似してもらう、そして中国版地域立脚型の自然学校が生まれてくることを期待しています。

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メールつながりません。

2013-09-14 00:32:03 | 日記

やはり、Gmailもつながらないのでメール仕事ができません。 ブログも書き込むことができますが、コメントを読むことはできません。 しばらくは一方的な発信となります。

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西双版納

2013-09-14 00:29:40 | いろいろシゴト

昆明で乗り換えて景洪空港へ。やっと顔見知りの中国NGOの人と会えました。 先発の日本人と日中市民ネットワークの方々の到着便が遅れるとのことで、他の中国人参加者と共に空港から車で先に宿にゆくことになりました。

西双版納(Xishuangbanna,シーサバンナ)は、北海道で言えばアイヌ語地名(タイ語地名)に漢字を当てはめたと同じです。 空港から近くの町のホテルに行くのかと思っていましたが、光のある街並みはすぐに通り過ぎで、街灯のない真っ暗な道から、ついには郊外へ。 いったいどこに連れてゆかれるのか・・・・・。5人で乗って車内は中国語ばかり。

高速道路らしき道路も道路灯がありません。しかもセンターポールもない対面2車線道路で意外と対向車も疾走している。そこを100から120Kmの猛スピードで疾走するのでジェットコースターのようでした。さすがに不安になり、多少英語ができる現地NGOの中国人に聞くと、なんと1時間半もかかるとのこと。 空港から100Km位はさらに移動!!! 

 高速を降り、暗闇の中にある時折の電灯たよりに目を凝らすと、なりの田舎。これは、もうタイとの国境近いんじゃあないのかなあ。 そして、警備員がいる鉄柵ゲートの物々しい何やら入口が現れました。その先には多少街灯がありました。 なんだか公園のようです。 公園らしき中の道路をゆくと、真っ暗な中に突然に建物が現れました。 本日からのお宿でした。

場所は、中国科学院西双版納熱帯植物園  ここが会場のようです。

ここへ着いて、もらったパンフレットには、国家AAAAA級旅遊景区とあり、英語で National AAAAA Tourist Attraction とあり、熱帯雨林神秘幽谷、百花園、植物界的王子、百草塊宝、名人名樹園とあります。 どうもかなり広い植物園のようです。

明日、どんな景観が広がるのかが楽しみです。

ちなみに到着は23時。 黒松内を出て目的地まで40時間近くかかりましたがな。

ここで2日間、中国自然学校ネットワークミーティングをします。 昨年より参画している日中市民ネットワークやJICA,日本エコツーリズムセンターが関わる「中国に自然学校を創る」協働プロジェクトです。私も1時間の講演予定(通訳込なので30分)。 どんな人たちが何人集まるのか・・・。 全貌がまだわかりませぬ。

現地時間 23時30分なり。

 

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乗り継ぎ

2013-09-13 23:55:39 | 日記

宿からのタクシーは以外とすんなりとつかまった。ちょっと渋滞につかまったものの高速利用にて30分ほどで65元。高層ビルが立ち並ぶ大都会は東京よりもっと過密しているようにみえました。車窓から見えるまとまった緑は上海動物園一帯位しか見当たらなかった。 

上海空港第2ターミナルは近代的な大きな国内線空港であった。ロビーにはGUCCH,HERMES,COACHと様々なブランドshopが並んでいてさながら国際線のようだ。国民の1割以上が大金持ちというから、実に日本人口以上の億万長者がいる国。かたや一人っ子政策の狭間で第二子、第三子以降として生まれてしまい戸籍をもたない人民でない人民もいると聞く格差社会。全体像を知るには中国に生まれるしかないだろう・・、それでもわからないかもしれない。 この国の人のパワーは良し悪し関わらずこれからの世界に影響を与えてゆくだろう。 

昼前の飛行機で昆明へ約3時間半。この空港も巨大だが、東洋的な感じがしないな。千歳空港だって羽田だって空港内に小売店や飲食店は中国の空港よりもずっとたくさん入っているだけであって、その地域性は感じない。違うのは乗客と言語、レストランのメニューだけなあ・・・。私が座っている席の周りに日本人がたくさんいて日本語喋っていたら、まるで日本の大きな空港と大差なし。 特にモンゴロイドばかりですからね・・・。お土産を見ても買いたいと思うものはないなあ。 パンダ印のタバコくらいなもんだ(これ意外と高かった、日本の三倍位)。 

昆明という土地があることを始めてしったのは、たぶん井上靖の小説でなかったかと思う。晩年の作で、「星の・・・」作品名が思い出せない、何か間違っているような気もする・・。 ロビーの店をぶらぶら歩きつつ、「三蔵法師が目指した場所はこの雲南省の付近ではないか?」と思っていたところ、子どもだましなアニメチックな孫悟空等を従えたご一行の置物が売っていた・・・、これはちょっと欲しかったが今から持って歩くには大きすぎ。 

昆明空港にてシーサバンナ(タイ族の自治区らしい)の景洪行の飛行機乗り継ぎ待ちを約3時間中。

黒松内を出たのは9月12日07:30だったので、目的地に着くのに最短飛行機を使った乗り継ぎ時間を入れて、39時間。 移動は車であろうと飛行機であろうと、空港であろうと常にインドアに閉じ込められているので、私は疲れてしまう。

 

Now I’m in the airpot terminal of Kunming(昆明) in Chaina to transfer for Xishuangbanna(景洪).

As I left Kuromatsunai at 07:30 of Yesterday, I take 39 hours to the destination.  Allover the big airports in the world have restructured to the Hub airport, so all of them seems as same without the character. The differences are the passengers and their language, the menu of restaurants

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なんと・・・・

2013-09-13 00:33:17 | 日記

 私のgooブログにコメントが書き込めない・・、コメントも読むことができない・・・。 双方向のやりとりの制限なんでしょうかね・・・?? 一方、Gmailはつながる日もあるようですが、今晩はダメです。 グーグルさんはサービス内容を自己規制もしつつ、参入拒否に合わないようにお国とは駆け引きしているようなことを聞いたことがあります。 なにかと制約が多いお国であります。 

インターネットは接続できますが、ルームナンバーとパスポート番号の下6桁を打ち込まないとつながりません・・・。 発信記録を追跡できるようになっているんだな。 これはたぶん・・・。 恐るべし・・・。 国内の飛行機移動でも入国管理のような審査があります。

さて、今晩は西田ファミリーと夜は会食ができました。 お子達もいて私もリラックスするできました。 ありがとうね。 

さてさて、携帯は勝手に料金体系がわからない国際ローミングを勝手にしてしまうので、その都度、ローミングを切らねばならぬのですが、そのやり方がわからないので、使わないことにして電源を切りました。 思い出せば昨年、来中した時も同じ状態だったな。 しかし、ということは、デジカメを持ってきていないので、写真が撮れないということか・・・。 発信魔の私としては、発信力が低下する日々となります・・・。

ともかく、明日はなんとか、国内線空港までひとりで行かねばならぬ。 たぶん上海虹橋空港の第2ターミナルだ。

なんのガイドブックも持ってきていないので、たぶん、たぶんと・・・考えて行動しております。

 

 

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上海

2013-09-12 19:16:09 | 日記

中国上海の宿に到着。 タクシーは凄い行列で乗れないので、地下鉄乗り継いで、最寄駅からは刺青のあるおじさんのバイクタクシーに乗ってきた。 中国中間支援のNGOの方の弟さんにお世話にならなんだら、ここまで到達できたか否か・・・。

明日はタクシーつかまるかなあ・・・。 心配です。 早く出発しよう。

GmailやFacebookはつながりませんが、ブログはアップできます。 明日は、昆明のタイ族の自治区である景洪へ行きます。 カメラを持ってこなかったので、携帯写真をとって、帰国後アップします。

今晩は、元ぶなもり自然学校のスタッフで現在は上海在住の西田家族とお会いします。 明日の空港への行き方は、改めて聞こうと思う。

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2013-09-12 12:56:37

2013-09-12 12:56:37 | 日記
羽田国際線ロビーは意外と貧弱だなあ。しかし、凄い建設ラッシュ。東京都も資金だしているんだろうなあ。
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さあ、明日からを楽しみに・・・

2013-09-12 01:17:06 | 日記

さて、明日からはどんな出会いがあるか・・・。

その前に、景洪という場所に行き着けるのか・・・。 なんでも、タイやミャンマーの国境に近い場所らしい・・・。

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体験学習の締め

2013-09-11 22:41:48 | いろいろシゴト

今日は、昨夜が遅かったのに、朝からよく動いた。 しかし、同い年の政治家を見習うとしたら、その良し悪しは別にして、彼らの行動力と精神力だけは我が身に比べてかなり優れているなあと、心底思うよ。

さて、明日は一番力を入れている、二泊三日の体験学習活動の起承転結の結びとしての水産業プログラム。

本日まで登板していたピッチャー高木に代わって、明日からは押さえの切り札、うえだんなへ継投です。

私は、黒松内の蚕を飼っている方から滞在中の子どもたちがもらってきた幼虫のために、ヤマグワを朝6時半から刈り取って、その後は寿都役場に早朝対応をお願いした海図を借りにゆき・・・(ほんと、迷惑な奴だあたしは・・・)、飯食って、出張に出発予定・・・。

出張先のプレゼン内容は、出掛け先で作るしかないな・・・。 パソコン環境にあること・・特に電源が確保出来ることを祈るのみ・・・。 まっ、なんとかなるだろう。

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