トマトやら横顔やら。
アバンから前回からの雰囲気を変えてきてて楽しかったな。
アップになっていくお弁当のディテールを追う楽しさや、
六花の横顔を見る楽しさというか。
本編だと眼帯側から見た横顔見せながらとぼけさせたりだとか、
デザインの延長から含みをもたせる描写が楽しいかなという感じ。
なんと破廉恥な。
教室であーんをやってもらうシチュエーションで考えられる反応をやってて楽しかったな。
当然そういう成り行きになるだろうという。
勇太の服の皺の見せ方だとか急に動きを細かく見せ始める突飛さも目を引いたかなぁ。
新キャラ登場シーンはかかとを起点にした回転とかどこか親近感を持つような描写が新鮮でした。
こういった動きを見せる意味っていうのをわざわざ作るっていうのが京アニらしいかな。
普段見慣れない描写の新鮮さと一度はやったことがあるような、
浮かれるような描写っていうのが目新しくてグッと来る感じ。
回転なんかがキャラ付けになってるからこその描写かもなーと。
光の処理がkey作品やってた頃の正にそれで、
石原作品ですって感じでそういう連続感も感じられる、ちょっとノスタルジックに見えるシーンかな、とも。
こういうのは正に日常だよなぁ、と。
ステージ上での出し物見てると、学校のステージの小ささっていうのを意識しちゃうな。
これは入学式のシーンなんかでも思ったけど。
ハルヒ以降、学校のステージっていうのはライトを当てて何かがあるような感じ見せてたけど、
最近は学校の小ささっていうのを逆に意識させてきてくれる感じ。
ある意味、京アニを高校時代等に通過してたきた人たちへのアプローチなのかもしれないし、
田舎の学校のリアル感狙いなのかもしれないけど、まあどうでもいい話。
アミアミ。
網なんかが細かくてそっちに目が行ってしまう。
細かすぎるからこそのインパクト。
この辺は六花のスライディングの大写しだったりカット割もはやくてインパクトあったなぁ。
引きの構図やそこから分割を意識させる構図を持ってくるところは正に北之原さんって感じ。
今回はちょっとよくわからない引きっていうのがちょっとあったかな。
チアでジャンプする辺りとか。
ステージでのやり取り。
大の男のポーズとか演劇部員のポーズが印象的だったな。
前回まで六花と勇太が中心だったのに対し、
今回は2人が周囲からどのように見られているのかを重視している回だったように思います。
特に丹生谷さんの視点の扱い方が示唆的だったかなぁ、と。
中二病をどのように周囲が見るのかというのと、
男女のやり取りを見てる丹生谷さんでそれぞれの視点を扱ってる感じ。
丹生谷さんは露骨にキャラを売られてる感じでグッときちゃう。
手を手前に出したところを強調するような構図が今回は引っかかる感じ。
しかし六花の傘だったり携帯だったり、
ディテールを削ぐということをあまりしないんだなぁと改めて思う。
けいおん!で楽器やってたころなんかは特にそうだけど、
アップでのディテールアップは当然として、
引いた構図でディテールを削いでもやっぱり細かいな、
と思わせられる楽器に対する執着感が凄くて本当にカッコ良かったんだけど、
それがこの作品だと六花のもつアイテムに反映されているのかなという気がする。
新キャラぐりぐり。
勇太の無言のリアクションが画面分割で見せられてる感じ。
ごちゃごちゃした下段とすっきり何もない上段という画面。
勇太の無反応な芝居漬けがまた強調されてる感じ。
今回は猫背というか、背中の丸まりとかの姿勢なんかに意識が行く感じ。
アホの子。
この辺はやっぱグッと来る感じだったなぁ。
この後のキャラのアップの髪の処理なんかもカッコ良かったですし。
池田さんなんかはこういう表情描くような気がするけど、
けいおんのキャラがこういう感じだしな、と。
この辺の六花の眼帯取るアクションは特に目を引く場面だったなぁ。
京アニのアクションだとあまりこうしたポーズというか、
腕の変化を意識させる画っていうのが入らないので、
動きの気持ちよさっていうよりは生っぽさが優先される感じで、
そこが受けがよくないところなのかなと時々思うんですが、
ここは珍しく目を引くアクションだったなと。
うーん、ここはやっぱ池田さんな気がする。
というか今回目を引くようなことやってるのは大体池田さんなんじゃないかという気がする。
kanonのときに凄く目を引くケレン味のあるカットがあって、
kanon 13話 を語る
一体誰がやっているんだとずっと気になってたんですが、
やっぱ池田晶子さんだったのかなぁ。
池田さんが入った途端きてる感がありますし。
アクションといえば木上さんの動きを継ぐ石立さんとか、
あと今回のアクション見せてくれる北之原さんとかあとは内藤直さんとか、
他の方の名前は思い浮かぶんですが、池田さんはそういう意識で見てなかったので、
もう少し意識していきたい感じ。
2話は電撃ビリビリ小屋爆破あたりがかっこいい感じでしたけど、
電撃なんかの処理は撮影班でやってる部分が強いのかな?
前回は煙で画面を隠すような感じで派手なシーンを煙で邪魔してるような誤魔化し方してましたが、
今回は煙が晴れていってTUしていくとか、
前回と違ったバトルの見せ方をしていてそういう処理が目を引く感じだったかなと。
しかし武器が超重武器一辺倒っていうのも少し寂しい感じ。
それが六花の世界観なのかもしれないけど。
勉三さんメガネと横顔の処理とか本のデザインとか。
本のデザインがけいおん!のBDのBOXのケースっぽい感じで目を引いたかなぁ。
保志総一朗の友人が凄く新鮮でそれだけで舞い上がる部分って実はあったり。
ここ楽器を意図的に隠してるけど、
やっぱそれだけかっこ良さっていうのを負荷してしまうのを意識してるのか、
作画が面倒だから隠してるのか両方かどちらかかわかりませんが、
そういう見せ方へ意識が向いたかなぁ。
友人よりは主人公を立てたい、次の丹生谷さんの仕草で目を引きたいとか、
そういうのもあったのかもしれませんが、どうなんでしょ。
しかし丹生谷さんはあざとすぎる。
あざとすぎて逆に清々しい。むしろこういうヒロインを待っていたという感じ。
こういうベタな好意を受け取る事ができる作品ってハーレム作品でもなかなかないですし。
あ、この子俺のことが好きなの?
っていう妄想に浸れる隙のある立ち位置ってのが貴重というか。
チアガール姿が惜しいけど、OPで毎回見れるからいいのかな。
ウインクとかもグッと来るよなぁ。
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:北之原孝將
作画監督:丸木宣明
というわけで北之原回。
最近の北之原回は好みなので中二病でどういうのをまた見せてくださるのか楽しみ。
作監はまた丸木さんとなんでしょうかね。
先を見るのが楽しみな作品なので、また次回も楽しみです。