●うみものがたり
OP冒頭の力強いドルフィンなど身体的な伸びが強調される作画でグッと来る。
こういうフェチズムと存在感がある動きってやっぱたまらない。
マリンの金髪がくるくる回ってる辺り、
地上の子の孤独に入っていく海の子って感じなんだけど、
抱きつき回転やマリンのアップがマリンの身勝手さを強調してるようにも感じてちと微妙。
その前のカメの動きをフォローするカメラとかケレン味あって良かった。
序盤の世界観の導入もうまかったと思う。
海に住んでる人たちが地上を空と言ったり、
地上で息ができないだったりの見せ方とか。
街の中を歩くギャップだったりとか。
こういうトコ自然に入っていけるのは流石だなぁ、と。
巫女さん占い屋の言葉遣いだったり、
興味がひかれるようなもんをテンポよく見せてくれていたかなぁ、と。
指輪を地面に叩きつける辺りの衣服、スカート?袴?の広がり方とか華がありますよね。
こうした扇情的な描写が決まってるとたのしいし見やすいです。
指輪持ってるヒトデのハーモニー処理とかもギャップが思わず笑っちゃいます。
この辺ぐらいまででだいぶ作品世界にずっぷり浸れるかなぁ、と。
全体的にBGMが静かで、凄い盛り上がりを作ろうというよりは、
カノンの鬱屈やマリンの気持ちの連続を大事にしてるのかな、という印象。
個人的に見てて引っかかるのがマリンの髪。
カノンとか短髪でまとまりのある髪なんだけど、マリンはやたら解れた髪を強調してて少々気になる。
海の人は髪をセットしたりする概念が無いんですよーということならわかるけど、
見栄え重視ならちょっと疲れるかなぁ。
髪が髪がと自分も連呼してたけど、
それは感情表現だったりアニメーターさんの個々のカッコ良さだったりの部分で、
こうデザインとして解れを強調されるとどうも見てて疲れるなぁ、と。
んで、髪がなぁ、と思っていると田中宏紀さんが参加しててビックリするという。
田中さんは恐らく妹の泣き~バンクの間でしょうか?
今回の予想してるパートだとマリンの髪はそんなに見れませんでしたが、
カノンのアップの髪の質感とか見ると、やっぱ一味違うなぁ、と改めて思いました。
その前のアクションパートもカッコいいですね。ここが噂の若手の方なのかな?
若手の方はどこがどこやらという感じ。まあ、アニメ見るときは元からそんなもんですけど。
この作品、落ち着いてるし、成り行きを見守っていく作品として結構楽しめそう。
しかし、お節介なマリンのせいでこういうことになったのに、
捩れた構造によってカノンが折れるっていうのは個人的にはちょっと嫌な捩れだなぁ、と。
個人的にカノンの方に思い入れしてしまうので、どうも理不尽な感じが残っちゃうんですよね。
その辺のカノンの心情をどう持っていくのかちょっと楽しみ。
●大正野球娘。
東京節がかわいかった。
セーラー服や袴姿の女の子がいい。
大正という時代設定も魅力的。楽しみな一作。
●かなめも
OPは細田直人さんの演出。
友岡さんはキャラ紹介の前半2人の部分かな?細かい芝居。
ぶつかったトコをギャグ顔でやってぶつかった方もギャグ顔。
なんだけど背景、構図とのギャップがありすぎじゃないかなという気が。
いきなり接吻したりとか、どうもテンションについていけないアニメって手ごたえ。
しかしこの作品の荒唐無稽さはどこか懐かしさを感じますね。
その辺がちょっと引っかかるかな。
あとこのアニメも長髪キャラの髪の解れがなんかムダに気になる。
●咲-saki-
透明人間だったのね。
カメラ越しなら視聴者も見れるってわけですね。
次回からOP変わるかもって話だけどこの子が出たからっていうタイミングだからかな。
この作品は面白いキャラが揃ってるなぁとつくづく思います。
今回は演出でいいエピソードにしようとか、凝ったものにしようとして空回ってる感じがしたかな。