ずーんと迫ってくる緑がなんか不気味だ、
と思ったら誇張ではなくちゃんと近づいてきてるっていうのを描いてるのがなんか可笑しかった。
ちょっと表情付けが武本さんチックかも、なんて。
部活で先輩たちの恋話にキラキラしたりとか石立さんっぽいなとか。
音楽で恋だ愛だを語るのが冗談めかしたように触れられるけど、
今回の愛って何なんだろうな、とその辺が宙ぶらりんで、印象的でした。
楽器が恋人なのだよな先輩。
ここで楽器を抱えてるところ、地味に凄いですね。
この複雑なものを抱え込む動きとかを違和感なくやりきってる。
この尋常ではない感じが当たり前に出てくる所は流石だなぁ。
ここはパートナーを大事に描くって感じだったのかな。
埋没しつつ。
今回はキャラクターを意図的に前景で隠したりだとか、
っていうのを合間に挟むショットが何箇所かあってちょっと気になったかな。
キャラを隠してみせるのとかは石原さんも2話でやってたし、
前話でも部員の中にいるメインキャラってのはやってたけど、
キャラへのアプローチとしてまた違った感じがあって気になるかなぁ、と。
ここは先生が指摘されてるところを久美子が飲み込めてない、
っていうのを周囲の反応を交えて触れてる感じ。
しかし麗奈が久美子を見てるのを秀一が気づくのとか、
ここどんな感じなのって感じだったなぁ。
思わず、えっ?ってなっちゃう。
電車から降りるときも夢中でやってる久美子を描きたいっていうのはわからなくないけど、
欲しい絵優先で秀一がいるところまで特に時間が飛んだことを意識させずに切り替えてるのとか、
流石にどうかなという感じがする。
背景だけが切り替わるっていうところがミソなのかもしれないけど、うーんという感じ。
コンテからこんな感じなのか技術的な問題もあってこうなったのかなぁ。
BDでどうなってるかちょっと楽しみな箇所かも。
秀一カッコイイ。曇ってるのは秀一の先の雲行きの怪しさでも意識してるのだろうか。
トロンボーンは男根の隠喩で云々とか言えちゃいそうのもまあ楽しいけど、
単純に制服姿の男子のカッコイイ所をちゃんと見れて良かったな、と。
金と黒の相性がいいのかな。
学ラン姿の男子がカッコイイ楽器持って吹くっていうシーンを味わえるショットになってて、
満足度高い感じでした。
それに今回から夏服に衣替えして女子の制服が好きなワタクシは非常にガッカリしてしまって。
だから男子もまたこういうシーンが見られないんだなと思うと、
その貴重さをありがたがっちゃう感じでした。
単純に秀一への好感があるからっていうのもあるかな。
久美子の眼差しを見て微笑む感じとか。
そこに反応してるのかぁっていうところに共感するというか。
久美子ちゃん可愛い。
突然の出来事に体がフリーズしてる感じが面白いです。
ノートに直線を引くロボットっぽい感じとか。
予め三角形になるように名前書いてるのがちょっと微笑ましい感じ。
そういえば今回の作監は秋竹さんでしたが、
1話の表情の付けたで目の黒抜きのやってるのって秋竹さんだったんですかね。
演出の藤田さんも山田さん的なカメラ揺らし被写体深度、山田さん的な手のポーズなど、
色々やってるっぽいので1話に合わせているのかなとも思いましたがどうなんだろうなと。
池田さんや山田さん監督もその辺は各話に任せてる感じなので気になるかなぁと。
このへんのデフォルメはコンテに引っ張られる感じだったのかなぁとか。
しかし机に突っ伏しちゃうのとかもう可笑しくて思わず笑っちゃうなぁ。
こういうベタベタ感じがやっぱ好きなんだなぁと。
あyp緑の足の描写とか面白い感じ。
あの辺はアニメタさんの味なのかな。結構目を引かれる感じ。
私、この子と行くことにしてて!
残される佇まいが印象的かなというか。
こういう廊下の描写って氷菓 12話的なものを意識しちゃうんだよなーと。
氷菓 12話 を語る
小川さんの初演出回でアバンで月の光で道の石が細かく反射して光ってるのとか、
廊下の色合いがちょっと違った感じで描かれてたりだとか、
そういう風景ってあるなっていう所がグッと来る感じなんだけど後が続かないよなぁ、と。
やっぱ撮影さんのアドリブとか美術さんのアドリブだとかがあったんだろうか。
今回の廊下の奥行きを利用しての引きの図がその辺に触れてそうな感じで、
ちょい反応しときたい感じかなという感じだったので触れてみたり。
まあどうでもいい話なんですが。
ロボット久美子再び。こういうリアクション好き。
廊下の引きの絵からここまでって画面の中心以外は被写体深度浅めな感じで、
画面の中心を意識させる処理が続いてるのがちょっと気になるところかなぁ、なんて。
光が当たるところを見せたい感じだったのかな。
なんかロッカーのショットとかけいおん!8話思い出した。
けいおん! 8話 を語る
そういえばこの話数で美術が気になる感じだったけど、
スタッフコメで否定されてて地味にショックな感じだったのを思い出した。今回もそれ的な感じなんかな。
こういうのとかやりたかったのかなぁというか。
久美子の主観で優子が謎の少女とお話してる風なのが気になりますね。
凄いヤキモキさせられる感じ。祭りに行ってくれてたらちょっとは見れたのかな、とか。
葉月の視線の先。
二人の男女が見つめ合うような絵とか織姫と彦星かなとか思いつつ、
まだ星は出ていない。
葉月は何を空に託したのか、見ているっていうのが気になってくるところですね。
白いワンピースも夜だからちょっと青みがかってる感じなのかな、とか。
しかしここ、麗奈越しのショットですがそれぞれ内容が違ってるのがちょっと引っかかる。
兼用じゃないんだなというか。
顔を上げたところでワンピースに気づくけど、顔を上げるところでワンピース隠してて、
久美子越しのショットで既に恰好をチラッと見せてるのにそこで溜めを作るか、と。
久美子の反応を段階的にキッチリ見せたい感じだったのかな。
なんかCLANNAD 18話を思い出す感じかなぁ、とか。
CLANNAD 18話 を語る
ワンピースのふわっとした感じが出ててグッと来るなと。
ただ歩くだけのところでなんか違うなと感じるのがいいかな。
振り返るところでスカートが翻ったりとか、イチイチグッと来る感じ。
側溝の水流れとか、光の反射と相成って綺麗ですよね。
こういう時間の流れを見せるような感じがいいなと。
神社のあたりで道においてある球体とかアレ地味に3Dっぽい感じだけど3Dっぽくなくて、
なんか新鮮な空気感があるシーンかなと。
トランペットの手前にユーフォを置く。
ここも重なりがテーマになってるショットでちょっと気になる感じ。
ユーフォの存在がトランペットを隠すっていうのが、
この場でのユーフォの存在感を意識させる感じなんだろうか。
しかし麗奈の痛いの嫌いじゃないしっていうのはなんか救われる感じあるな。
耐えることは嫌わなくてもいいっていう感じで受け取れる感じが。
葉月を久美子といつもいるところに連れて行くことに背徳感は無いのだろうか、とか?
チューバは影で支えるに合わせるように影絵的になるのがちょっと悲しいところだけども、
そのシルエット的な感じで見せる佇まいが水面の反射と合わせて綺麗だったなぁ。
失恋っていうのをこうした情感で見せてくれるのがグッと来る感じ。
花のヘアピンとか。これを見せるために完全な影絵的な感じにしなかったのかな、とか。
麗奈を縁取る夜景。
空に輝く2つの星。
今のこの山から見える風景は麗奈の美しさを印象づけるためにある感じで、
麗奈の語る特別が世界から演出されているようであるよう。
夜も深まってきてるだろうに見える星が2つだけとか、どれだけ自慰的なんだみたいな。
その星を葉月は見たかったのかな、と思える風景。
しかし麗奈、ハルヒみたいなキャラだなぁとか。
麗奈の美しさっていうのは久美子的に至れり尽くせりなところだったのかな。
久美子自身が他のキャラと別の視点を持っているっていうのは1話で感じたけど、
それが麗奈的に久美子なら分かってくれると思うところだったのかなぁ、とか。
響け!ユーフォニアム 1話 を語る
麗奈は4話でもちょっと高いところでトランペット吹くし、屋上でもよく吹いてるし。
高いところへ行く麗奈がちょっと違った視点を持つ久美子を連れてきた恰好、なんかな。
そういえば1話での演奏シーン、麗奈は高めの位置にいたっけか。
しかし並べてみて気づいたけど、麗奈と葉月の有り様が対比的な感じだなぁ。
ちょっとこの傾倒が怖くもなる。
ヘアピン外し。
髪を下ろした姿がまたグッと来る感じかなぁと。
普段と違った髪型っていうのまで麗奈と対比しなくてもな、とも思う。
悪気はないんだろうけど。
ただ秀一との関係を考えると葉月の存在を疎むところが無いわけでもない、
という読者的な解釈がある一面で出ているような気がしてならない。
愛を見つけた場所。
この場合の愛って何なのかな、とか。
麗奈と久美子の互いを認め合う距離感や特別になりたい麗奈が久美子を選ぶ、
っていうところにトキメキがあるわけだけども、
その麗奈からの愛から、久美子がどういう態度をしていくのか、
っていうのが麗奈の特別を見ていく上で気になってくる感じかな、と。
2つの星が強調するように特別な場所にいる2人がどこに向かうのか。
そんな楽しみが生まれたシーンかなと思ったり。
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:藤田春香
作画監督:秋竹斉一
楽器作監:髙橋博行
藤田さんの演出回は初めて見ました。
麗奈が凄いというのは聞いていたのですが他の部分も含め楽しんで見れたかな。
ただ凄いモヤモヤを残す回でもあったなと。
なんか自分の見方だと麗奈たちを悪者にしているようで見てて書いてて辛いな、と。
葉月の視点に立ちすぎてるのかなぁ、とか。
でもこの意味不明な感覚を味わうのも悪くないかな、とか。
次回以降が楽しみです。