最終回は狂気染みた内容だったけど、全体としては綺麗な作り方をしているのでウケるんだろうなぁ、とか思った。最終的にはエログロで語られる部分が多くなりそうなアニメですが、全体の雰囲気作りなどがうまくて良かったです。最終話は確かにグロでしたが、そこに至る経緯までのキャラクターの内面が丁寧に描写されているのが良かった。エロで引っ張るわけでもなくグロで引っ張るわけでもなく。最終話に全てを集約してる構成はうまかったなぁ。殺害ENDまでしなくてよかったけど、そこは原作を立ててか。ぶっちゃけ最終回予想しか興味無かったので、終わってしまうと評価する点がなかなか見つからずに右往左往してしまってます(笑)
個々の演出の面白さや細かいところはいいんですが、全体を見て評価するとなると、また違うんだと思うので。そういう評価の仕方ができないし、語呂が無いからできないのが正直なところ。最後のboatの元ネタと言われる部分も自分は見てないからわからなかったし。まあ、それはとりあえず置いておいて作品の話。
脚本:秋月ひろ 上江洲誠
絵コンテ・演出:元永慶太郎 作画監督:ごとうじゅんじ 田中基樹
刹那と世界のやり取り。刹那が見ていた芝居の延長として使ってる辺りが良かったな。
前後を見ると、やっぱ世界は刹那が誠を好きなこと知っていたのか、
くっつけようと計画してリサーチしてたら自分が好きになっていたのかな。
お互いその辺のことをはっきり伝えなかったから変なわだかまりができてしまったのかも。
人のためにと思ったら惜しくなって自分のものに。世界の辿った道筋が見えてきますね。
世界史ってかんじかな。全体的に見ていくと世界が物語の中心だったのかも。
最終回も世界の描写を優先していましたし。
「私、寛容だから、それぐらいのことは許して上げます」
じゃあ、それ以上は許さないってことだよなぁ。
最後まで誠は流されていたのも笑う。言葉の言葉に全て責任を預けてキスしたり。
その辺のダメップリを最後まで貫かせてるのもすごいな。
ゴミになった自分が作った料理。自分が作ってきた誠との繋がり。
その賜物である赤ん坊を捨てる、っていうところにかけてるのかな。
画面をスクロールしながら大きくなっていくヤカンの音。世界が我に返るところと合わせてよかったな。携帯電話は最後まで重要なアイテムでしたなぁ。この辺、誠が殺害されるところや世界が混乱して逃げさる辺りとか細かい芝居が多くて良かった。この辺りが田中宏紀さんかな。目のグリグリや世界の挙動不審な行動はなかなかでした。Bパートは鬼気迫る表情とか全体的に良かったなぁ。Bパートは作監の田中さんが面倒見てるのかな?
携帯電話は本当に考えられていたなぁ。どっかの修羅場になったら水を差す使い方をするアニメに比べると研究されていると思う。本当はもっと会って言葉を交わせばいいだけなのに、それができない。そういうことの暗喩だとも思う。大切な話も携帯でって・・・。
買い物袋の描写、イマイチ意図が汲み取れませんでした。
あー、この辺は趣味が悪いなぁ。中に誰もいませんよって…。
世界を警察に突き出して終わりじゃダメなんですか?世界が犯人じゃ無かったらどうしますか?
まあ、その辺は復讐でかたが着いてしまいますが。
カバンの中身、誠の死体を刻んで頭だけ持ってきたのか。
世界殺害あたりは規制がかなり効いてるらしいですね。ちょっと気になります。
そして最後はNice boat。
総括。話が進むにつれてキャラの裏の面を暴いていくのがメインっぽく感じたなぁ。
キャラクターの隠された膿みを見せていくのが実に陰湿でした。言葉は最後まで裏表が無かった、罪が無かった、というのは一貫していて、言葉人気を再確認しました。最後に大きな罪を背負ってしまいますが、復讐という裏に歪んだ正義と愛があるからへっちゃら。
あと、始めのころはまだ母親の存在があったと思うんですが、後半になるにつれてだんだん大人がいないのが自然になってきていて、エロゲ特有の両親の排除を家に女を招いた時のお約束として使っていたのかな、と思いました。また親と話したりしないことが、言葉を交わさないキャラクターを暗喩していた・・・とも思える。少々苦しい意見だとは思いますが。
あと、なんだかんだで構成がよく、ラストに向けて一直線なアニメだったと思います。
その分カタルシスに当たる部分が趣味の悪い殺害ENDに集約されている点がちょっとなぁ。
その筋の方しか楽しめないし、特別マニアックでもない。
ヤンデレというひとつのカテゴライズを楽しみたい方向け、という感じかな。
そういう中では現時点で名作と言っていいアニメではないでしょうか。
サマーデイズとか、その辺を今後期待してます。
個々の演出の面白さや細かいところはいいんですが、全体を見て評価するとなると、また違うんだと思うので。そういう評価の仕方ができないし、語呂が無いからできないのが正直なところ。最後のboatの元ネタと言われる部分も自分は見てないからわからなかったし。まあ、それはとりあえず置いておいて作品の話。
脚本:秋月ひろ 上江洲誠
絵コンテ・演出:元永慶太郎 作画監督:ごとうじゅんじ 田中基樹
刹那と世界のやり取り。刹那が見ていた芝居の延長として使ってる辺りが良かったな。
前後を見ると、やっぱ世界は刹那が誠を好きなこと知っていたのか、
くっつけようと計画してリサーチしてたら自分が好きになっていたのかな。
お互いその辺のことをはっきり伝えなかったから変なわだかまりができてしまったのかも。
人のためにと思ったら惜しくなって自分のものに。世界の辿った道筋が見えてきますね。
世界史ってかんじかな。全体的に見ていくと世界が物語の中心だったのかも。
最終回も世界の描写を優先していましたし。
「私、寛容だから、それぐらいのことは許して上げます」
じゃあ、それ以上は許さないってことだよなぁ。
最後まで誠は流されていたのも笑う。言葉の言葉に全て責任を預けてキスしたり。
その辺のダメップリを最後まで貫かせてるのもすごいな。
ゴミになった自分が作った料理。自分が作ってきた誠との繋がり。
その賜物である赤ん坊を捨てる、っていうところにかけてるのかな。
画面をスクロールしながら大きくなっていくヤカンの音。世界が我に返るところと合わせてよかったな。携帯電話は最後まで重要なアイテムでしたなぁ。この辺、誠が殺害されるところや世界が混乱して逃げさる辺りとか細かい芝居が多くて良かった。この辺りが田中宏紀さんかな。目のグリグリや世界の挙動不審な行動はなかなかでした。Bパートは鬼気迫る表情とか全体的に良かったなぁ。Bパートは作監の田中さんが面倒見てるのかな?
携帯電話は本当に考えられていたなぁ。どっかの修羅場になったら水を差す使い方をするアニメに比べると研究されていると思う。本当はもっと会って言葉を交わせばいいだけなのに、それができない。そういうことの暗喩だとも思う。大切な話も携帯でって・・・。
買い物袋の描写、イマイチ意図が汲み取れませんでした。
あー、この辺は趣味が悪いなぁ。中に誰もいませんよって…。
世界を警察に突き出して終わりじゃダメなんですか?世界が犯人じゃ無かったらどうしますか?
まあ、その辺は復讐でかたが着いてしまいますが。
カバンの中身、誠の死体を刻んで頭だけ持ってきたのか。
世界殺害あたりは規制がかなり効いてるらしいですね。ちょっと気になります。
そして最後はNice boat。
総括。話が進むにつれてキャラの裏の面を暴いていくのがメインっぽく感じたなぁ。
キャラクターの隠された膿みを見せていくのが実に陰湿でした。言葉は最後まで裏表が無かった、罪が無かった、というのは一貫していて、言葉人気を再確認しました。最後に大きな罪を背負ってしまいますが、復讐という裏に歪んだ正義と愛があるからへっちゃら。
あと、始めのころはまだ母親の存在があったと思うんですが、後半になるにつれてだんだん大人がいないのが自然になってきていて、エロゲ特有の両親の排除を家に女を招いた時のお約束として使っていたのかな、と思いました。また親と話したりしないことが、言葉を交わさないキャラクターを暗喩していた・・・とも思える。少々苦しい意見だとは思いますが。
あと、なんだかんだで構成がよく、ラストに向けて一直線なアニメだったと思います。
その分カタルシスに当たる部分が趣味の悪い殺害ENDに集約されている点がちょっとなぁ。
その筋の方しか楽しめないし、特別マニアックでもない。
ヤンデレというひとつのカテゴライズを楽しみたい方向け、という感じかな。
そういう中では現時点で名作と言っていいアニメではないでしょうか。
サマーデイズとか、その辺を今後期待してます。